ミサンガとは
カラフルな刺繍糸を使って作るミサンガは、日本ではプロミスリング、プロミスバンドとも呼ばれ、プレゼントやカップルでペアのものをつけるのが好まれています。
刺繍糸を使った組みひも
ミサンガは刺繍糸を使ってかんたんに手作りできる組ひもで、ポルトガル語圏が発祥です。のちに日本ではサッカー選手たちが勝利を祈願して身につけはじめました。手首や足首などに巻きつけて、ひもが自然に切れたら願いごとがかなうと人気です。ひもの色や編み方にこだわるとかわいいアクセサリーやストラップができあがります。
色や身に着ける場所に意味がある
白のミサンガは「健康」、黒は「魔除け」の意味などミサンガは色にはそれぞれもたらす効用が違います。また身に着ける場所によっても、運気をアップさせたいものの意味が変わるのです。利き手の手首に着けると「恋愛」、反対の手首につけると「勉強」を意味します。さらに、それらを複数組み合わせて身につけることでパワーがアップします。
プロミスリングとも呼ばれる
ミサンガは別名「プロミスリング」とも呼ばれています。プロミスリングといえば、指輪を連想する人が多いかもしれません。指輪がプロミスリングと呼ばれるようになったわけは、ミサンガからきています。ミサンガという言葉には「約束」という意味があり、約束の指輪として婚約指輪などがプロミスリングと呼ばれるようになったのです。
ミサンガは主に夢を叶えるために使用するものであり、お守り的な要素が大きいです。
ペアでおろそいをつける
ミサンガは願いを込めて身につけるものですが、友達や恋人などとペアで身につけるのもおすすめです。市販のものを購入してペアで身につけるのもよいですが、手作りしたミサンガを贈れば、相手により気持ちが伝わる気がしませんか。
早速おしゃれなミサンガを作ってみましょう!
斜め編みミサンガの作り方
実際にミサンガを作っていきましょう!今回はミサンガのスタンダードな編み方である「斜め編み」でかんたんにおしゃれなミサンガを手作りします。
仕上がり寸法(女性が手首に巻いた場合)
- 全体:約25cm
- 斜め模様:約12cm
- 両端:各6cm(三つ編みの場合)
必要なもの
今回のミサンガ作りに必要なものは主に以下のとおりです。
- 刺繍糸:2色4本
- 定規
- はさみ
- セロテープ
- 竹ぐし
作り方①刺繍糸をカットする
まず、好みの刺繍糸を2色4本選びます。今回は赤と青の刺繍糸をそれぞれ1mにカットしたものを2本ずつ計4本使いました。
作り方②固結びして糸を配置する
上から10cmのところで固結び
4本の刺繍糸をまとめて、上から約10cmのところで1回だけ固結びをしてください。
糸の配置
今回は「青→赤→青→赤…」の順に斜め模様に仕上げるので、編むときは右から「赤①→青①→赤②→青②」の順に配置して編んでいきます。また、編みやすいように、セロテープを使って机などに固定しましょう。
作り方③右から順番に編み始める
一番右の赤の糸を、左隣の青い糸のうえに「4の逆」を描くように置きます。下になった青の糸を赤の糸の上から通して1回結んでください。このとき、赤の糸が「芯糸」、青の糸を「巻き糸」になります。
作り方④芯糸に巻き糸を2度結びする
1回結び終わったらもう1回同じように結んでください。
作り方⑤同様に一番左の糸まで編む
同様に赤①の糸を赤②に「4の逆」を描くように絡ませてから2回結んでください。終わったら青②も同様に2回結びます。これで1段目が編み終わりです。最初に一番右にあった赤①の糸が一番左に移動しました。
芯糸と巻き糸が同色の場合、巻きつける糸を間違えやすいので注意しましょう。
作り方⑥2段目以降を同様に編んでいく
1段目が終了したら、手順③に戻り同じように右の糸から編んでいきます。ただし、最初の糸は「青①」になるので注意してください。「青①」が芯糸、「赤②」が巻き糸になります。
作り方⑦好みの長さまで編んで固結び
編む長さは好みでかまいませんが、だいたい12~15cmくらいあれば大丈夫です。編み終わったら一度固結びをします。
作り方⑧編み終わりと編みはじめを仕上げる
編み終わりは1度固い結びをした後、6cmほど三つ編みをして再度固結びをしてください。今回は4本で編んだため「1本・2本・1本」で三つ編みをしましょう。編みはじめも同様に6cmほど三つ編みをしてから固結びをします。最後に先端と編み終わりの糸の長さを揃えてカットしたら完成です。
斜め編みの実例
実例での編み方は、先に本編で紹介した「斜め編み」と一緒です。ただし、本編では2色4本で編みましたが、動画では3色6本で編んでいます。4本から6本に本数が変わっても、基本的な編み方は同じです。
出典:写真AC