太巻きの作り方!巻きすの上手な使い方など巻き方のコツをご紹介!

太巻きの作り方!巻きすの上手な使い方など巻き方のコツをご紹介!

太巻きは具沢山で見た目も美しいので、お弁当やパーティーにぴったりです。太巻きは作り方が難しそうだと思う方もいるかもしれませんが、コツをつかめばかんたんにできます。太巻きの作り方のポイントをご紹介しましょう。太巻きと恵方巻の違いにも迫ります。

記事の目次

  1. 1.きれいな太巻きを作りたい!
  2. 2.太巻きの道具と手入れ
  3. 3.太巻きの材料と下ごしらえ
  4. 4.太巻きの作り方
  5. 5.太巻きと恵方巻の違い
  6. 6.まとめ

きれいな太巻きを作りたい!

出典:銀座渡利YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/watch?v=0kosHf8cwsI&t=87s

太巻きとは、複数の具材を入れて巻いた太い巻き寿司のことです。彩りがきれいで美味しく、お弁当やパーティーでも見栄えがして人気があります。好みで具材を工夫でき、炭水化物、たんぱく質、野菜がいっぺんに摂れるのもうれしいポイントです。

太巻きはコツをつかめばかんたん

太巻きを作ってみたいけれど、「まきす」を使うのが難しそうだと思う方もいるかもしれません。太巻きはコツをつかめばかんたんで、具材が1種類の細巻きよりも作りやすいと言う人もいます。本記事ではまきすの上手な使い方や、太巻きの作り方のコツをご紹介しましょう。

太巻きって美味しいし、作ってみたいわ。でも、初心者でもかんたんに作れるのかしら。

太巻きの具材の入れ方や巻き方にはちょっとしたコツがあるの。初心者でもかんたんにできるように説明していくわね。

太巻きの道具と手入れ

太巻きを作るときの道具としては、いろいろなものが必要ですが、中でも特別な道具は「まきす(巻き簾)」でしょう。まきすはすだれの一種で、日本発祥の調理器具です。竹を木綿糸で編んで作られています。100均でも入手可能です。

まきすの手入れ

使用後は洗浄後、よく乾燥させることが大切です。湿ったまま風通しの悪い場所に置くと、カビが生えたり細菌が繁殖したりするので注意しましょう。まきすの上にラップを敷いて汚れを防止する方や、ラップをまきす代わりにして作る方もいます。

太巻きの材料と下ごしらえ

【具材の例】

  • 赤の食材:干ししいたけの煮物、かんぴょうの煮物、ゆでエビ、カニ(カニカマでも)、アナゴ、おぼろ(えびのすり身)、魚肉ソーセージ、でんぶ、焼き肉など
  • 黄色の食材:卵焼き、伊達巻、スティックチーズなど
  • 緑の食材:きゅうり、三つ葉、レタスなど
  • 味のアクセントになる食材:がり、漬物類など

ごはんは熱いうちに合わせ酢と混ぜて冷ましておき、海苔も用意します。太巻きの具材に決まりはありません。定番の具材は飽きがこなくて美味しいです。ボリウムのある焼き肉とレタスの太巻きや、ヘルシーなサラダ巻きも人気があります。

具材は赤黄緑をそろえる

断面を華やかに魅せる具材を選びのポイントは、赤(茶も含む)、黄、緑の3色を意識して入れることです。食べるまでに時間があく場合や、遠足のお弁当など温度管理ができない場合は、食中毒予防のため生ものは避けます。

汁気や水気はとっておく

具材は巻きやすいように切り揃えますが、切り方に決まりはありません。例えば、画像のきゅうりは千切りにしてありますが、海苔の長さに棒状に切っても結構です。具材の中には、かんぴょうや干ししいたけのように煮汁を含んでいるものや、きゅうりのように水気の出やすいものがあります。キッチンタオルなどでしっかりと水気をとっておくのがコツです。

いよいよ太巻きの巻き方よ。酢飯や具材の入れ方もていねいに解説するわね。

巻き方のコツをつかんで、きれいな太巻きをかんたんに作れるようになりたいわ。わくわくする~!

太巻きの作り方

材料が揃ったら、いよいよ太巻き作りです。巻き方だけでなく、海苔の置き方や酢飯の置き方、具材の入れ方など、工程ごとに小さなコツがあります。かんたんにきれいな太巻きを作れるポイントをご紹介しましょう。

作り方①海苔の置き方

まず、きれいなまな板の上にまきすを広げ、その上に海苔を置きます。海苔の表裏と向きをご存知でしょうか。光沢があるほうが表、ざらざらしたほうが裏です。きれいな面が外に出るように、ざらざらした裏面を上にして置きます。また、まきすの上の海苔に、5本程度の薄い横線があるのがおわかりでしょうか。この筋目を横向きに置くのが、正しい海苔の向きです。

海苔のつなぎ方

作りたい太巻きの太さによっては、海苔1枚では巻ききれません。その場合は半分に切った海苔をつないで、1枚半の長さで使います。画像のように酢飯をつぶして糊(のり)代わりにするのがコツです。海苔巻きがパンクしてしまいがちな方は、海苔を少し長くするだけで簡単に失敗を回避できます。長過ぎるのは噛み切りにくくなるので禁物です。

作り方②酢飯の入れ方

次に、まきすに乗せた海苔の上に酢飯を広げます。手をよく洗い、酢飯が手につかないように、手酢をつけながら作業しましょう。手酢は酢と水を等量ずつ混ぜて作り、酢の殺菌作用で手を清潔に保ちます。食中毒が心配で直接手で触れたくないという方は、しゃもじで広げたり、使い捨て手袋を使ったりしても結構です。

酢飯の入れ方

酢飯を広げる際のコツは次の通りです。

  • 向こう側(上側)を1.5~2cm程度あけておく。
  • 酢飯は、ところどころ海苔が透けて見える程度の厚さで、均一に広げる。
  • 巻いたときに端がゆるくなりやすいので、左右の端までしっかり酢飯を乗せる。
酢飯を広げたら、まきすと海苔の手前側(下側)の端を揃えましょう(次の画像参照)。

具材の入れ方にもコツがあるのよ。入れ方を注意するだけで、巻くのがかんたんになるわ。

作り方②具材の入れ方

準備ができたら具材を置いていきます。具材の入れ方のポイントは次の通りです。

  • 具材は酢飯の真ん中よりも少し向こう側に置く。
  • 太巻きの芯を形作るイメージで、かまぼこ型にまとめて置く。
  • 左右の端もできるだけ、真ん中辺りと太さが均等になるように置く。
  • 似た色が隣り合わないように置く(断面が華やかに見える)。
  • バラバラになりやすい具材(細かい具材)は向こう側に、まとまりのある具材は手前側に置く(巻きやすくなる)。

作り方③太巻きの巻き方

いよいよ太巻きの巻き方です。具材を入れる前に、まきすと海苔の手前側の端を揃えましたね。この手前の部分をまとめて、主に両方の親指と人差し指で持ち上げます。空いている指で巻きこむ具材をちょっと押さえるとよいでしょう。

手前の端が具材の向こうの酢飯につくように、まきすを一気に具材に被せます。怖がらずに思い切っていきましょう。

緊張した~!でも、具材を真ん中より向こう側に置いたから、お布団を被せるような感じで、思ったよりもかんたんにできたわ!

ここでまきすごと手前に引き寄せ、指先に力を入れて絞めて太巻きの形を作ります。最初は具材がはみ出してしまうこともあるかもしれません。絞める前に菜箸などで中に押し込むか、多すぎるようなら抜いてしまってもよいでしょう。

親指と人差し指でまきすの端を持ちます。残りの指は、中に巻き込む海苔の端を少し押さえてあげましょう。

まきすを向こう側に逃がしながら、太巻きを転がします。海苔をつないで1.5枚分にした場合は、まきすからはみ出していますが、大丈夫です。

太巻きの端はどうしても、酢飯がはみ出したり緩くなったりしがちです。そこで、太巻きの片端とまきすの端を合わせて巻き直し、清潔な濡れ布巾や手酢をつけた指などで、はみ出した酢飯を軽く押し込んであげます。もう片方の端も同様です。

このひと手間が、端の部分も美しく仕上がるかどうかの違いを生むのね。

端が整ったら、海苔の最後の端が下になるように置いておきます。海苔の端をしっかり接着させるためです。まきすが複数ある場合は、海苔がなじむまでまきすを巻いたままにしておくのもよいでしょう。

作り方④太巻きの切り方

太巻きを切るときは、濡れ布巾を傍らに用意するのが大切です。包丁の刃の両面を、濡れ布巾で拭いて湿らせてから切ると、酢飯が刃にくっつくのを防げます。1回切ったら濡れ布巾で拭き、常にきれいな包丁で切るのがコツです。毎回拭かないと、酢飯の粘りが海苔の切り口につき、出来上がりが汚くなってしまいます。

切る幅は通常8等分です。まず半分に切り、半分の半分に切り、そのまた半分に切ります。切った後で型崩れが気になることもあるかもしれません。その場合は切った太巻きを揃え、まきすを被せてしめ直します。お弁当箱に入れる場合は、太巻き2個分の厚さをお弁当箱の深さに揃えるなど、厚さを調節しましょう。

作り方⑤盛り付けの仕方

巻き寿司は断面がきれいなので、断面を見せながら盛り付けます。だからといって全部横向きでは変化がないので、横向きと縦向きを組み合わせてバランスよく盛り付けましょう。端だった部分は目立たない位置(向き)に置きます。がりなどを添えてもよいですね。

そういえば、節分に食べる恵方巻と太巻きって似てるわよね?何か違いがあるの?

それでは今度は、太巻きと恵方巻の違いについて見ていきましょう。

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太巻きと恵方巻の違い

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