綿菓子(綿飴)とは?
縁日などでよく見かける綿菓子は、子供が大好きな砂糖でできた綿状のお菓子です。近年ではビュッフェなどでも手作り綿菓子を楽しめるようになり、もっと手軽に自作できないかと注目を集めています。外で綿菓子屋を見かけると必ずといっていいほど円状の機械を使われていますが、果たして自宅で自家製の綿菓子を作ることはできるのでしょうか?
綿菓子(綿飴)を作る機械の原理とは?
綿菓子を作るのに必要な材料はザラメです。ザラメを適量機械に入れて溶かすと、小さな穴から溶けて綿状になったザラメが伸びて出てきます。それを割りばしなどの棒状のもので絡めとったら綿菓子のできあがりです。「熱を加えて溶かす」「冷えたら固まる」「回転することで糸状になる」。つまり遠心力と物質の三態変化が綿菓子を作る機械の原理です。
綿菓子機の作り方
綿菓子を自作するには機械を買うかレンタルしないと作れないのでしょうか?実はレンタルせずとも自宅で自作の綿菓子を作れます。用意する材料は以下の通りで、少々必要なものが多いですが、いずれも100円均一やホームセンターなどで簡単に手に入れられるものばかりです。
綿菓子機を自作するために必要なもの
- 蓋つきのアルミ缶(コーヒーの空き缶など)
- 穴をあけるもの(クギや千枚通しなど)
- 金づち
- ねじ
- 虫ゴム
- ルーターや電動ドリルなど、モーターで回る機械(動画ではハンディ扇風機を使用)
- アルコールランプ
- マッチやライター
- 段ボールやバケツ
- アルミホイール
- ザラメ
- 割りばし
綿菓子機の作り方
綿菓子機を作るのに必要なものの準備ができたら、自家製綿菓子機を作っていきましょう。上の動画にあわせて順に解説していきます。モーターと蓋の接続が甘いとアルミ缶が吹き飛んで思わぬケガや事故に繋がりますので、機械部分が完成したら動作確認を必ず行ってください。
作り方①アルミ缶に穴をあける
最初の工程は、用意したアルミ缶の下部に千枚通しやクギで穴をあけていきます。この穴から綿あめが出てくるため、できるだけたくさんの穴をあけるようにしましょう。鋭利なものを使うので、けがをしないように十分注意してください。
作り方②アルミ缶の蓋に穴をあける
次はアルミ缶の蓋、真ん中あたりに穴をあけます。この穴にねじを差し込み、ねじの上から虫ゴムをかぶせ、羽を外したハンディ扇風機のモーター部分と繋げて固定したらアルミ缶の蓋をしめます。これでモーター部分の完成ですので、動作確認を行いましょう。
作り方③囲いを用意する
モーター部分は完成したので、穴からザラメが出てきたときのために囲いを作ります。動画ではアルミのバケツを使っていますが、段ボールの内側にアルミホイールをしいたものでも代用できます。バケツや段ボールの中央にアルコールランプを置いたら完成です!
出典:写真AC