ジェルネイルのやり方①準備
ジェルネイルを始める前に、自分の爪の状態を整えることを、プレパレーションと言います。プレパレーションを丁寧に施すことで、ジェルネイルは長持ちします。しかし、間違った仕方や方法、やりすぎると逆に自分の爪を傷めてしまい、トラブルの原因です、丁寧に施しましょう。
プレパレーションの手順
ウォーターケアとドライケアがありますが、やはりキューティクルが美しいほど、ネイルも引き立ちます。今回は、基本のウォーターケアの仕方と方法を紹介します。ケア後にしっかり油分水分の除去を行えば問題ありません。
手順①ファイリング:自爪の長さと形を整える
エメリーボードを使って、自分の爪の長さと形を整えていきます。サイドライン、爪の長さ、カットスタイルの順番でファイリングを施します。その際、エメリーボードは一方方向のみに動かして削ります。往復がけはダメージが大きく二枚爪の原因にもなります。
手順②キューティクルリムーバーを塗る
キューティクルの部分に、キューティクルリムーバーまたは、キューティクルクリームを塗り、キューティクルを柔らかくします。それから、ぬるま湯を入れたフィンガーボウルに指を入れ、さらにキューティクルを柔らかくします。
手順③キューティクルのプッシュアップ
薄くコットンを巻いたオレンジウッドスティックまたは、メタルプッシャーでネイルプレート上のキューティクルをやさしく押し上げます。ルースキューティクルがネイルプレートに残ると、その部分からジェルネイルが剥がれやすくなります。押し上げすぎて、爪母を傷つけないよう注意しましょう。
手順④ルースキューティクルの除去
親指にガーゼを巻き水を含ませ、キューティクルニッパーで、先程押し上げたキューティクル(ルースキューティクル)を、乾燥しないよう水分を与え、拭いながら丁寧に除去します。白くふわふわしたものが、ルースキューティクルです。
ジェルネイルのやり方②手順
プレパレーション(下処理)が済んだら、いよいよジェルネイルを施していきます。基本の順番を紹介して参ります。この基本の順番をもとに、アートやアレンジなど応用を楽しまれてください。
①サンディング
自分の爪とジェルネイルの材料の密着を高めるために、ネイルプレート表面をサンディングし、軽く傷を付けておきます。サンディングには、#240のスポンジファイルを使用します。爪は、爪母で作られ、伸びてくる仕組みです。決して厚みが成長する仕組みではないので、粗すぎるファイルを使ったり、削りすぎたりしないでください。
②油分の除去
事前にキューティクルの処理を施した自爪には、キューティクルリムーバーや、キューティクルクリームが残っています。このままベースコートを塗っても浮きやすいネイルにしか仕上がりません。そこで、プレプライマーで油分水分を除去します。残っているダストなども一緒に除去します。
③ベースコートを塗る
薄くプライマーを塗り、乾いたらベースジェルを塗ります。キューティクルや、サイドウォールに流れた場合は、オレンジウッドスティックで取り除いてから、UVランプで硬化させます。ランプのワット数や材料のジェルによって硬化時間が違います。
④カラージェルを塗る
カラージェルは顔料が沈殿していることがありますので、塗り始める前につまようじやスパチュラなどでよく混ぜてから、薄くカラージェルを塗り硬化します。1度目は多少ムラがあっても大丈夫です。そして2度目は、ムラができないようしっかり丁寧に塗り硬化します。
⑤トップコートを塗る
ストーンやパーツを乗せる場合は、トップジェルを接着剤の要領でちょっとだけ付けて、ストーンやパーツを乗せて硬化します。それからトップジェルを塗り、硬化します。
⑥仕上げ
仕上げにジェルクリーナーを含ませたワイプで、未硬化ジェルのべとつきが残らないように拭き取ります。自分の爪1本に、ワイプ1枚を使用します。拭き取りが完了しましたら、1~2分程乾燥させます。乾燥させることで、くもりを抑えることができます。
出典:筆者撮影