着なくなった浴衣のリメイク12選!ワンピースや小物へ変身させる方法!

着なくなった浴衣のリメイク12選!ワンピースや小物へ変身させる方法!

浴衣をリメイクして、ワンピースやスカート、そして小物が作れるってご存知でしたか?浴衣は4枚の布を縫い合わせて作った物なので、素材を無駄なく再利用できるのです。お祭りの後で眠っている浴衣を生まれ変わらせるリメイクの方法と、作り方について覗いてみましょう。

記事の目次

  1. 1.浴衣をリメイクしよう!
  2. 2.浴衣のリメイク①洋服
  3. 3.浴衣のリメイク②ヘアアクセサリー
  4. 4.浴衣のリメイク③小物
  5. 5.浴衣のリメイク④キッチン用品
  6. 6.浴衣のリメイク方法
  7. 7.まとめ

浴衣をリメイクしよう!

フリー写真素材ぱくたそ

夏祭りや花火大会が終わると、着なくなってしまいがちな浴衣。そのままタンスの肥やしにしてしまうのももったいないので、普段使いできる物にリメイクするのはいかがでしょうか?この記事では浴衣の素材を活かしたリメイクで作れる物や、具体的な作り方について説明しています。

浴衣のリメイク①洋服

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もともと和服だった浴衣も、リメイク次第で素敵な洋服に仕立て上げることができます。和柄という浴衣の素材を活かすことで、どんな洋服が作れるのでしょうか?浴衣から作れる洋服の例を、いくつかご紹介いたします。

ワンピース

「浴衣 リメイク」と検索ワードを打ち込むと真っ先に出てくるほど、メジャーなリメイク法の1つと言えるワンピース。後述しますが、型紙がない場合でも作ることができます。また、裾の長いワンピースはもちろん、チュニックやキャミソールタイプも作ることが可能です。たっぷりとした布を使った浴衣で、お好みのワンピースを仕立てましょう。

スカート

真っすぐ浴衣の布を裁って、縫い合わせる。たったそれだけで仕立てられるため、リメイク初心者にも人気のスカート。同じように下に履くものだと、男性用のステテコも作れます。ウエストにゴムを入れれば、フリーサイズのオリジナルスカートのできあがり!作り方が簡単なのですぐできるの魅力です。

パジャマ

浴衣はもともと入浴時、あるいはお風呂上り時に、汗を吸い取ることを目的に着られていたという説があります。風通しもよい生地なので、夏のパジャマにぴったり!浴衣をリメイクして作ったパジャマで、快適な夜を過ごしましょう。

浴衣のリメイク②ヘアアクセサリー

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着なくなった浴衣の素材を活かして、和装や洋装に合うオリジナルヘアアクセサリーはいかがでしょうか?和柄の生地ですので他にはない、個性ある装いを演出できます。また、必要な布の量も少ないので、リメイク時に余った端切れの消費にもってこいです。

シュシュ

和柄の素材を活かして、シュシュを作るのもおすすめです。同じ柄の浴衣のリメイクで作ったワンピースやスカートと合わせて身に付けても、とてもかわいらしいでしょう。また、春なら明るい色を、夏なら爽やかな紺色で…など、季節に合わせて使い分けるのもGoodです。

くるみボタン

レトロな雰囲気を活かして、くるみボタンのヘアアクセサリーを自作する方も!普段使いはもちろん、他の浴衣や着物で外出するときにも使えます。コロンとしたフォルムがとてもかわいらしく、チャームポイントとして演出することも可能です。

浴衣のリメイク③小物

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浴衣で洋服などを作ったら、余った布で小物を作ってみましょう。意外と身近に使える便利グッズも作れますので、端切れも捨てず有効活用することをおすすめします。思い出の浴衣が意外な形で蘇ったら、きっと感動するでしょう。

バッグ

浴衣のリメイクでトートバッグやショルダーバッグ、ポーチなどさまざまなバッグを作ることができます。また、巾着にしてもかわいらしいです。小さいので複数の浴衣の生地を縫い合わせて模様を演出したり、表は無地で裏は柄物にしたリバーシブル仕様にしたりするなど、遊び心を取り入れるのもよいでしょう。

日傘

やや意外な組み合わせかもしれませんが、浴衣の生地を使って日傘にするリメイク方法もあります。専門の業者に頼む必要がありますが、一点モノで本格的な物が作れるのでおすすめです。なお、撥水加工すれば、雨傘として利用することもできます。

スマホケース

レトロな浴衣の生地を、文明の利器であるスマホケースにすることもできます。毎日身近に手にするアイテムなので、愛着も一際強くなると言えるでしょう。

ブックカバー

1枚の布で作っても、何枚か柄物を組み合わせても、おしゃれに見えるブックカバー!お気に入りの本を傷から守るだけでなく、和柄だからこそちょっと知的に見せられるかもしれません。同じ容量で、手帳カバーを自作する方もいるようです。

浴衣のリメイク④キッチン用品

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浴衣をリメイクした、キッチン用品はいかがでしょうか?眠っていた浴衣の生地を有効活用するのはもちろん、鮮やかなグッズを揃えることで、食事や来客の場が一層楽しくなるでしょう。

テーブルクロス

買うと高いテーブルクロスも、浴衣の生地をリメイクすることで大幅なコストダウンが可能!いつものダイニングテーブルの雰囲気を変えたいときに、作ってみましょう。作り方も四隅を額縁のように仕立て、後はひたすら塗っていくだけなので簡単です。

コースター

使わなくなった浴衣の生地で、おしゃれな和風コースターはいかがでしょうか?来客時に出すとワンランク上のおもてなしを演出したり、ちょっとしたお喋りのタネにもなったりしますよ。

エプロン

料理のお供に、手作りのエプロンはいかがでしょうか?洋服より手軽なので作り方も簡単ですし、初心者にも始めやすい浴衣のリメイク法だと言えます。水分を吸いやすい素材なので、うっかり手が濡れたときはエプロンでそのまま拭くのもよいでしょう。

浴衣のリメイク方法

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いよいよここから、浴衣の具体的なリメイク法について解説します。一口にリメイクと言ってもワンピースやスカート、小物などとさまざまな形があるもの。そのため、ここではあくまで一般的な作り方を紹介させていただきます。

準備する物

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用意する物は、以下の通りです。まずは針と糸、マチ針。糸は衣服を作るときによく使用される、60番がおすすめです。そして、型紙をなぞるためのチャコペンと、縫製するためのミシン。そしてもう1つ、決して忘れていけない物があります。それは、糸切りバサミまたはリッパ―です。浴衣を布に戻すために、まず糸を抜く必要があります。

浴衣を洗って干す

まずは浴衣をタンスから出し、洗います。長期間の保存によって防虫剤の臭いが染みついていたり、ホコリが付着したりしている可能性があるからです。洗い方は手洗いと洗濯機がありますが、最初に必ず洗濯マークを確認して下さい。洗濯機のマークが付いていれば洗濯機で、そして手洗いマークの場合は手洗いとなります。

洗濯機の場合

洗濯機で洗う場合は余計なシワを作らないよう折り畳み、ネットに入れてからドライコースで洗って下さい。畳み方ですが背中の線に沿って2つ折りにし、それから袖を合わせた状態で3つ折りにするのがおすすめです。このとき、袖口と裾は汚れが溜まりやすいので、両方とも外側にくるようにしましょう。また、洗剤はおしゃれ着用洗剤を使います。脱水は少し水分が残っているぐらいがシワが伸びるので、1分程度に留めて下さい。

手洗いの場合

手洗いの場合は洗面器などに水を張り、おしゃれ着用洗剤を溶かして優しく押し洗いします。その後、三つ折りに畳んでネットに入れてから洗濯機で1分程脱水。それからさらに、洗剤の入っていない真水で押し洗いします。二度洗いするのは面倒に感じるかもしれませんが、布に洗剤の成分が残るのを防ぐためにも必ずやって下さい。その後、再び1分程度洗濯機で脱水し完了です。

糸を抜いて布に戻す

Photo by 柏翰 / ポーハン / POHAN

洗濯が完了し、乾燥させたら糸を抜いていきます。糸切りバサミまたはリッパーを使って、1つずつ丁寧に糸を切っていって下さい。なお、古い浴衣だと布が部分的に脆くなっている可能性があります。そのため、布が破れるのを防ぎたい場合は、糸切りバサミの方がおすすめです。

糸を抜く手順

Photo byPDPics

浴衣を作るときはまず身ごろから縫い始め、それから襟・袖・脇・裾の順番で縫っていきます。そのため糸を抜くときは、裾から抜いていけばきれいに解けます。今ひとつやり方がピンとこない方は裾から襟、それから袖の順番に抜きましょう。そうすれば、大体うまくいきます。

針穴の始末

糸を抜いたら気になるのは、針穴です。「手縫いで小物を作るときに、針穴に合わせて縫っていく」という作り方もありますが、ちょっとした細工で穴を目立たなくさせられます。まず針穴が目立つ部分を霧吹などで濡らし、指で軽くなじませて下さい。その後アイロンでスチームをかけます。スチームの温度ですが、シルクなら低温または中温、綿なら高温で大丈夫です。

浴衣の裁断

浴衣を布に戻したら、いよいよ裁断を始めましょう。複数の方法でリメイクしたいとお考えなら、まずは洋服など布を大量に使う物を先に取り、余った布で小物を作るのが無難です。作り方も型紙を使う方法、そして型紙を使わず自分の感覚でやる法がありますので、その両方の裁断について説明していきます。

型紙あり

洋服など大きな物を作る場合は、浴衣の身頃からこれから作りたい洋服の身頃を取ります。従来の布と同じように型紙を当て、チャコペンでなぞってから裁断しましょう。洋服の袖や裾、そして小物を作る分は、布の面積が小さい浴衣の袖部分から取るのがおすすめです。

型紙なし

洋服なら浴衣の身頃部分を縫い合わせて、布を筒状にします。上にゴムを通したらスカートはそのまま、ワンピースなら肩紐を付ければキャミソール型ワンピースとして完成します。また、小物ならもともとが小さいので、モノによっては実物をそのまま型紙代わりに使うことも可能です。例えば巾着などなら、裏返せば縫う前の形や大きさを大体把握できます。ちなみに縫うと小さくなるので、縫い代として実物より一回り大きめに布を切り取れば問題ないでしょう。

縫製

Photo by duck75

裁断が終わったら、いよいよ縫製に入ります。作る物やデザインによって縫製もさまざまなのですが、ミシンがあれば普通の布と同じようにひたすら縫っていけば大丈夫です。手縫いする場合は、同じように地道に縫っていきましょう。

ボタンやファスナーを付ける場合

Photo byOpenClipart-Vectors

デザインや機能性を考えたとき、場合によってはボタンやファスナーを付けることもあります。そんなときは、後ろまたは前面の中心を空けることを忘れないようにしましょう。

縫い代の始末

裁断・縫製が終わったら、最後の仕上げが残っています。それが縫い代の始末です。切った布の縫い代は、切りっぱなしにしておくと洗濯する度に解けてしまいます。ロックミシン、あるいは家庭用ミシンのジグザグ縫いで仕上げてください。この他に、襟をほどいた後にできた布などでバイアステープを作り、縫い代を包んで縫うのも方法の1つです。

まとめ

Photo byFranckinJapan

浴衣は、長方形の布を4枚縫い合わせて作られています。そのため、ほどけば洋服・小物・キッチン用品など、どんなモノにもアレンジが可能!素材を活かすことで、オリジナリティの高さも演出できます。ぜひ和柄素材の浴衣を使って、リメイクライフを楽しんで下さい。

wakabaiori
ライター

wakabaiori

求人広告をはじめ、多ジャンルでのライティング経験があります。何でもご用命下さい。

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