折り紙の立体くす玉の作り方②つなぎ方
では、ユニットとユニットをつなげていきましょう。必要な道具は特にありませんが、インテリアや紙ふうせん代わりとして利用したい場合は補強のために糊などを使用してもいいですね。
ユニットの簡単なつなぎ方
ユニットどうしをつなぐときはポケットになっている部分に他の1枚の角を差し込むようにつなぎます。どんどん差し込んでつなげていくことで大きな立体ができあがっていきます。
つなぎ方の工夫・注意点
折りグセに合わせてしっかり奥まで差し込みましょう。折りグセの部分で曲げたときに、差し込んだ部分が中で一緒に折れてしまわない位置でとめることが大切です。インテリアや紙ふうせん代わりとして使う場合など、補強をしっかりしたい場合は糊付けしながらつないでもOKです。糊付けする場合は一度組み立てて全体像が見えてからがいいでしょう。
折り紙の立体くす玉の作り方③組み立て方
今回は立体ユニット折り紙の基本とも言えるくす玉の作り方ですので、詳しく組立て方を解説していきます。ユニット12枚でできる12面体が組み立てられれば、他の形は応用で自由に組み立てられるようになります。
折り紙12枚・12面体の組み立て方
ユニット12枚で作る12面体の組み立て方をご紹介します。実際はトゲトゲしているので12面ではないのですが、12面体の形をベースにしているのでこう呼ばれています。
まずは3枚のユニットをつなぐ
まずは、3枚でワンセットを意識してみましょう。ユニットのポケットに、他のユニットの角を差し込みます。差し込んだユニットのポケットに次のユニットを差し込みます。
三角すいを作るように組み合わせる
1番最初のユニットの角を3枚目のユニットのポケットへ差し込み、三角すいを作るように組み合わせます。この3枚でできる三角すいの形を基本として組み立てていきます。
3枚でつなげたものを3セット作る
ユニット12枚で作る場合は3枚組み合わせたものを3セット用意すると簡単に組み立てることができます。この3セットを、余っている角の部分をつかって組み合わせていきます。
3セットを組み合わせる
それぞれの角をつかって三角すいを1つ組み立てるようにつなぎます。だんだんと立体の膨らみが感じられてきましたね。
裏返して隣り合う部分をつなぐ
裏返してみると、隣合う角部分がつながりますね。三角すいを作るには足りないので、ここに残ったユニット3枚を足していくことになります。
足りないところにユニットを足しながら仕上げる
三角すいの形を作ることを意識しながら残ったユニットを組み込めば、蓋が閉じて完成です。12面体を作るときのポイントは、1点に三角すいが4つ集まるように組み立てることです。
かわいい12面体の完成ですね。
折り紙30枚・大きなくす玉の組み立て方
次はユニット30枚で作る少し大きいくす玉に挑戦してみましょう。
3セットをつなげるところまでは12面体と同じ
先ほど作った12面体のこの部分から続けて解説していきます。30面体を作る場合は12面体よりバラバラになりやすいので、糊付けしながら組み立てることをおすすめします。同じ色のユニットばかりが最後に残ってしまわないようにバランスよく使っていきましょう。
ユニットを足して組み立てていく
12面体の場合は隣あった角をつなげましたが、30面体の場合はその間にユニットを足して、さらに膨らみを足すようにします。三角すいを作るようにユニットを足していきましょう。
5つの三角すいを並べるように組み立てる
ここが、12面体とは違う重要ポイントです。12面体では4つの三角すいが集まっていましたが、30面体では5つの三角すいが集まるように組み立てます。
ユニットをすべて組みこんで完成
上記のポイントに注意してユニットを足しながら組み立てていくと、自然と球形に近づいていき、30面体が完成します。隙間があかないよう、折り目をしっかりつけて、角を奥までしっかり差し込むときれいに仕上がります。
まとめ
今回は、折り紙くす玉の作り方をご紹介しました。インテリアに、おもちゃに、ギフトボックスにと、いろいろな使い方ができるので、ぜひアレンジして作ってみてくださいね。
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出典:筆者撮影