はじめに
よくストラップやキーホルダーなどで見かけるフェイクスイーツ(スイーツデコ)ですが、自作している人も多く、今では100均でも材料が揃い、初心者でもかんたんに作れます。好きなお菓子をオリジナリティのあるフェイクスイーツにして楽しみましょう。
フェイクスイーツとは
フェイクスイーツは粘土などでできた偽物のお菓子のことで、スイーツデコとも呼ばれています。自作では、本物のお菓子そっくりに似せることもですが、どれだけかわいく作るかということも重要視されていて、手鏡やスマホケースなどにデコレーションして楽しむ人も多いです。
フェイクスイーツの作り方①チョコ
チョコは初心者にもかんたんにフェイクスイーツが作れるお菓子です。チョコレートソースでコーティングした後にもデザインでバリエーションをつけて楽しめます。
材料
- 100均の紙粘土または樹脂粘土
- シリコン型
- ベビーオイル
- 紙やすり
作り方1.土台を作る
まずはチョコレートソースをつける前の土台を作ります。基本的に粘土は白のもので大丈夫です。カラーの粘土を使いたい場合はアクリル絵の具で着色しましょう。
シリコン型で作る
- 紙粘土または樹脂粘土をよくこねて扱いやすくしておきます。
- お好みのシリコン型にベビーオイルを塗ってから型に粘土を入れ、必要な量を確認します。
- 一度型から粘土を取り出し、アクリル絵の具で着色した後に、再度ベビーオイルを塗ってから型に入れます。
- 竹串で引っ掛けて取り出してから、竹串を発泡スチロールに刺して乾燥させます。
スクエア型の作り方
- こねて扱いやすくした紙粘土または樹脂粘土をクッキーローラーなどで1cmほどの厚さに伸ばし、カッターで四角くカットします。
- 乾かしてから、紙やすりなどで角を整えます。
丸形の作り方
- 発泡スチロールを丸くカットしておきます。
- こねて扱いやすくした紙粘土または樹脂粘土を伸ばして発泡スチロールを包み、くるくると手で形を整えます。
- 竹串を刺したら発泡スチロールに刺して乾かします。
- チョコの土台をていねいに整えておくとチョコソースをつけたときに本物のお菓子のようなしあがりになります。
作り方2.チョコレートソースを作る
チョコレートソースの作り方はいろいろありますが、ここではボンドを使った作り方とモデナペーストを使った作り方を紹介します。作るのが面倒という人はタミヤカラーという模型用塗料を塗る方法もあります。
チョコレートソースの作り方(ボンド)
<材料>
- 速乾ボンド(酢酸ビニル樹脂が多く入っているもの)
- アクリル絵の具(バーントアンバー・レッド)
- 工作用ニス
- 容器
- ヘラ
- 容器に絵の具を入れ、好みの色を作ります。
- 好みの色ができたら速乾ボンドを絵の具の半量ほど入れて混ぜます。
- 粘りがあるので工作用ニスを少しずつ加え混ぜ、扱いやすい硬さにします。
チョコレートソースの作り方(モデナペースト)
<材料>
- モデナペースト
- アクリル絵の具(バーントアンバー・赤)
- 密閉容器
- ヘラ
- 密閉できる空き容器にモデナペーストを入れ、バーントアンバーと少量のレッドのアクリル絵の具で好みの色を作ります。乾燥すると色が濃くなるので、少し薄めに作りましょう。
- 少しずつ水を足しながら混ぜ、扱いやすい硬さにします。
作り方3.チョコレートソースをつける
- 土台となる粘土に竹串を刺して、チョコレートソースに漬けます。
- 容器の上に出して、余分なチョコソースを切ります。
- くるくると竹串を回したり上下を変えたりしてチョコソースが均一になるようにしながら乾かします。
- ある程度乾燥してチョコの厚みが足りないようであればもう一度チョコレートソースに漬けてから乾燥させます。
- しっかり乾いたらストラップなどを取り付けます。
- 土台につけたチョコソースに気泡が入ってしまった場合は竹串などでつぶしてから乾燥させましょう。
次はケーキとシュークリームの作り方を紹介するよ。