折り紙で立体くす玉を作ろう!
和風なイメージのくす玉ですが、柄や形によっては星のようにも見えるので、和風洋風を問わずインテリアにぴったりなんです。大小いろいろなサイズを作って星空のように飾るのもおしゃれですよね。今回は折り紙で作る立体的なくす玉をご紹介します。最近は百円ショップなどでもさまざまな柄の折り紙が手軽に手に入れられるので、お好みの柄で挑戦してみましょう。
立体ユニット折り紙の一種
ユニット折り紙とは、同じ形のユニット(部品)を複数枚作り、それを組み立てて立体を完成させるものです。つまり、ユニットの折り方さえ覚えれば、同じものを繰り返し作るだけでいろいろな形を作ることができます。また、ユニットの種類により、仕上がりの形や模様が大きく変わります。ユニット自体の折り方は簡単ですぐに覚えられますよ。
簡単で用途も自由
インテリアとして飾りたい場合は、ただ並べて飾るだけでもかわいいですが、天井から吊るしてみたり、紐をつけてみたりしてもいいですね。接着して補強しておけば紙ふうせんのように遊ぶこともできます。他にも、中に鈴を入れて音を楽しむ、お菓子などを入れてプレゼントボックスのように使う、小さく作って小物にアレンジするなどの用途も可能です。
12面体をピアスにアレンジ
小さいサイズで作った12面体をレジンなどでコーティングしてアクセサリーにしたりストラップチャームにも使用できます。
12面体の中に手紙やプレゼントを入れてギフトに
中にキャンディーなどちょっとしたお菓子などを入れてプチギフトや、手紙を入れてもいいですね。プレゼントなどにするときは、受け取った人が元通り組み立てられないことを考慮して、開け口を残して接着するのもおすすめです。
折り紙の立体くす玉の作り方①折り方
次は折り方について解説していきます。
まずは必要な枚数の折り紙を用意しましょう。ユニット3枚で作る4面体、6枚で作る6面体(サイコロ型)などが小さい組み立てになりますが、くす玉らしい球形に近づけるのであれば12枚か30枚がおすすめです。ひとつひとつのユニットを丁寧に折ることで、組立てやすく、仕上がりがきれいになります。ユニットをすべて「同じ向きに折る」ことに注意してくださいね。
最も簡単なユニットの折り方
まずは、シンプルなくす玉が作れるユニットの折り方をご紹介します。
中心線に両辺を合わせて折る
裏面(白色)を上にしてまっすぐ置き、中心線に向かって両辺をあわせるように折ります。
一度開いて右下と左上を三角に折る
一度開きます。先ほどの折り線に合わせるように、「右下と左上」を三角に折ります。この際、画像のように「右下と左上」でなく「右上と左下」を折るようにしても構わないのですが、ユニットすべてで統一し、同じ向きに折る必要があります。必ず同じ場所を折るように注意しましょう。
元に戻して右上と左下を折り込む
開いていた部分を中心線に合わせて折り戻します。「右上と左下」を折り込み、先ほど三角に折った部分の下に差し込みます(逆の折り方をしている場合は「右下と左上」を折り込むことになります)。
折りグセをつけて完成
ジグザグに折りグセをつけて完成です。中心で谷折り、両サイドは山折りで折り返します。
簡単なアレンジを加えたユニットの折り方
次は、ちょっと模様の入ったくす玉を作れるユニットの折り方です。
こちらのユニットの折り方は、先に解説したシンプルなユニットの折り方とほぼ同じです。少し裏面を見せることで、仕上がりの形に模様をつけることができます。
右上と左下を折り返す
シンプルなユニットの三角を折り込んだ部分を、両端に合わせるように、逆向きに折り返します。この際、折り込んでいる折り紙の角が出てきてしまわないように注意しましょう。
右上と左下を折り込む
シンプルなユニットと同じように、「右上と左下」を折り込み、三角に折った部分の下に差し込みます(逆の折り方をしている場合は「右下と左上」を折り込むことになります)。
折りグセをつけて完成
ジグザグの折りグセをつけて、ユニットの完成です。シンプルなものと違って、裏面を少し見せることでアクセントになっていますね。
12枚・30枚のユニットを揃える
ユニットの折り方を覚えたら、同じものを量産します。重ねて並べておくと、折る向きが間違っているときにすぐ気づくことができますよ。ユニット3枚で作る4面体や、6枚で作る6面体(サイコロ型)もこちらのユニットから作ることができますが、くす玉を作る場合は12枚や30枚がおすすめです。色の組み合わせを同系色にしたり、柄を組み合わせるよう意識したりすると個性的に仕上げることができます。
次のページからは、ユニットを実際に組み立てる方法を紹介しますね。
くす玉は簡単に作れるのに、いろいろな用途につかえて、可能性は無限大ですね!