はじめに
ボルダリングやクライミングを始めたものの、市販のチョークバッグは値の張る物が多いです。またせっかくなら好みのデザインのものを使いたいのに、欲しいデザインのものがなかなか見つからないという話も多いですよね。それならば手作りするのも一案です。
また実際にボルダリングやクライミング以外でもアウトドアスポーツ全般や、ちょっとした外出時のドリンクホルダーや小物入れとしても、チョークバッグは人気上昇中です。好きな布で手作りできれば、今まで以上に便利なファッションを楽しめます。
置き型チョークバッグの作り方
準備するもの
- 表地用の布
- 接着芯
- 裏地用の布(フリース)
- ハトメ(コードが2本分が出る大きさのもの)
- ベルトを通すための紐
- 縁用の布
- 内袋につけるコード
- コードをとめるための布(4cm×1cmくらいあれば足りる):2本
表地用の布
はっ水 11号帆布 1mカットクロス (10.コメットブルー)
参考価格: 1,700円
撥水加工してあれば多少の汚れや水を弾いてくれるので、ボルダリングやクライミング用や、アウトドア用にはおすすめです。
「縁用の布」と「ベルトを通すための紐」は表地と同じでも構いませんが、ポイントになる色を持ってくれば、おしゃれに仕上がります。
バイリーン 接着芯 シッカリタイプ 100cmx2m 白 [88] JF3
参考価格: 530円
チョークバッグには片面のしっかりタイプのものがおすすめです。
市販の小袋タイプのチョークバッグは、幅:12.5〜18、高さ:16〜20、マチ6.5〜8cmの物が多いです。実際に使う時をシュミレーションして、必要な大きさに設計します。
チョークバッグの作り方①布を切る
- 新聞紙や模造紙等の大きめの紙に、チョークバッグに必要な高さと幅を測り、型紙を作る。
- 型紙を表地に写す。
- 裏地のフリースに、チャコペンシルで印をつけるのは難しいので、表地と重ねてきれいにくっつけてから、はさみで切る。
表地を切ってしまわないように注意してください。
- 底の丸い部分は、写真のようにお椀や丼、ガラス瓶などでそこの大きさにぴったりくる大きさのものを見つけてなぞる。
- 底部分も同じように、布をぴったりと押し付けてから、はさみで切る。
型紙づくりのポイント
- 横部分は長方形、底は円形
- 各辺とも縫い代分を1cmずつ、長めに布を切る
- 底の布はガラス瓶やお椀、お皿などで形をとる
- 表布、裏布の大きさは同じにする
チョークバッグの作り方②接着芯を貼る
- 表地より5mmくらい小さい大きさで接着芯を切る。
- 当て布をして表地に接着芯を貼る。
自立が必要な置き型チョークバッグに必要な、接着芯については特集の最後で説明しています。
チョークバッグの作り方③横部分を縫う
- 表地を中表にして端から5mmくらいのところを、筒状になるように縫う。
- 裏地も中表にして端から5mmくらいのところを、筒状になるように縫う。
チョークバッグの作り方④ハトメを付ける
- 表地の上から3分の1くらいの場所にしるしをつける。
- しるしをつけた場所にニッパーなどで穴を開ける。
- 更にはさみでハトメの穴がちょうど入るくらいの切り込みを入れておく。
- 台座をセットしてハトメを打ち込む。
ハトメを付けるときの注意点
- ハトメを打ち込む時はコンクリートなどの硬い場所で行いましょう
- 下にダンボールなどを敷きましょう
- ハトメの付け方は実際に使う物によって異なる場合もあるので、実際に使うハトメの説明書に従いましょう
次のページでは、チョークバッグ作りの後半の工程を解説します。
出典:筆者撮影