はじめに
レトロな喫茶店でコーヒーを片手にくつろぐ至福の時間。ブラックでもよし、角砂糖を一つ二つとカップに入れて溶けていく甘さとのコラボを楽しむもよし。コーヒーに限らず甘みをちょい足ししたいときに、一つまみの砂糖があるとちょっとうれしいですよね。おうちで素敵なコーヒータイムを楽しむアイテムにオリジナルの角砂糖を用意してみませんか?実は角砂糖はシンプルな手順で作ることができるんです。
市販の角砂糖ができるまで
市販の袋売りされてる砂糖だけを型に詰めて押し固めてみてもすぐに崩れてしまいますよね。そもそもサラサラの砂糖をどのように固めているのでしょう。
サラサラの砂糖は「糖液プラス」で角砂糖に変身
市販の角砂糖はグラニュー糖に糖液を少々加えて混ぜ、湿らせてから成型機(四角い型が主流)に入れておし固めます。四角に成形された砂糖の水分を温風で乾燥させ、熟成させます。砂糖の粒の表面を少し溶かして、粒どうしが張り付きやすい状態にしてから、乾燥させて固めるのです。糖液が砂糖の粒同士をつなげる接着剤の役割を担うわけですね。
自宅で角砂糖を作るポイント
角砂糖の作成工程はグラニュー糖を固めるだけといった、いたってシンプルな手順なので、自宅でも簡単に作ることができます。お好みの型【モールド】を用意してグラニュー糖を詰めて作るわけですが、セリアなどの100均で「シュガーモールド」の商品名でキットの取り扱いがあります。今回はこちらのシュガーモールドでの角砂糖作りの手順をご紹介します。
角砂糖の材料
- グラニュー糖35g(大さじ3)
- 水2㏄
- セリアのモールド型
自家製角砂糖の作り方
①グラニュー糖に水を加える
用意したグラニュー糖に少しずつ水を加えてよく混ぜ合わせ、全体を湿らせます。水は多すぎても少なすぎても固まらなくなるので、ある程度湿らせたら一滴ずつ加えて様子をみながら混ぜ合わせていきます。
②型に詰める
湿らせたグラニュー糖を型に詰めていきます。最初はふんわりと型のふちいっぱいまで盛るような感じでグラニュー糖を型にのせ押し型で「ギュッ」と固めるます。押し型で固める前に軽くトントンとならすようにすると、型の隙間まで均等にグラニュー糖が入りますよ。
③冷蔵庫に入れて固める
グラニュー糖を詰めた型を冷蔵庫で一日冷やし固め水分をとばします。固まったのを確認してから、型から外してできあがりです。角砂糖をはずすときは、軽くトントンと型をノックして取り出してください。
グラニュー糖が崩れたら
押し固めるときにグラニュー糖が崩れてしまったり入れる量が少なすぎて隙間ができたりしたら、中身をさっくりと崩してもう一度最初から詰めなおしてください。型がない場合、クッキーやチョコレート用の型でも作れます。こちらの型でも同様にグラニュー糖を詰めたら、パレットナイフやスプーンの背で「ギュッ」と押し固めてください。
モールド型の種類
モールド型には種類がいろいろあり、プラスチック製やポリカーボネート製でも作れますが、シリコン型の方が取り出す時に崩れにくいですよ。シリコン型も粒が小さめのデザインがおすすめです。
できあがった角砂糖は衝撃に弱いので、やさしく扱ってくださいね。