自家製角砂糖のアレンジ
角砂糖といえば一般的にグラニュー糖でできた四角形のかたちをよく目にしますが、自宅で作る場合、モールドを変えることによって様々なかたちに角砂糖を成形して楽しめるほかに、いろいろな色や香りを加えてさらにカフェ気分をアップすることができます。
角砂糖の作り方①ブラウンシュガーを使うアレンジ
一番ポピュラーな色付きの砂糖を使います。ブラウンシュガーとはそもそもグラニュー糖や上白糖にカラメルで色を付けられた砂糖のことですが、こちらでは固めやすいグラニュー糖にカラメルが添加されたものを角砂糖の材料として使用します。手順は普通のグラニュー糖と同様に少量の水で湿らせて固めることで作ることができます。
角砂糖の作り方②食用色素を使うアレンジ
グラニュー糖に赤の色素を混ぜて桜色にしてみたり、青の色素をまぜて空色にしてみたりと、カラフルな角砂糖を楽しむことができます。色を入れるときのコツは別の器に少量の水で溶いた色素を、つまようじを使ってほんの一刺し「ちょん」と付けるだけ。よく混ぜて色を均一にして、型に詰めます。色の濃さは色素を加える量で調整できます。
合成着色料と天然着色料
食紅 セット ナチュラルカラーパウダー 着色料 食用 粉末 食用色素 7色セット 赤 紫 黄 橙 青 緑 黒 天然着色料 色粉 アイシング
参考価格: 1,700円
食用色素には、合成着色料を使ったものと天然色素を原料としたものの二種類があります。スーパーや100均で手に入れやすいのは、合成着色料を使用したものが大半になります。天然素材をもとにした天然色素は、通販などでも手に入れられますので興味のある方はそちらも検討してみてください。
角砂糖の作り方③フレーバーパウダーを使うアレンジ
おすすめ材料例「フレーバーパウダー」
おすすめ材料例「桜パウダー」
ほのかな香りと味がつきます。最初にサラサラの状態のグラニュー糖とフレーバーパウダーをよく混ぜてから水を加えてください。水を加える際に、スポイトなどで少量ずつ混ぜ合わせるのがコツです。フレーバーパウダーを大量に入れてしまうと固まりにくくなるので使う量にご注意を。フレーバーパウダーは製菓材料を扱っているお店でも手に入りますよ。
角砂糖の作り方④アイシングで飾るアレンジ
角砂糖の表面にアイシングで花やハートなどをデコレーションします。紅茶などの温かい飲み物に入れると先に角砂糖が溶けて、アイシングが紅茶にフワフワと浮かび上がってきてとてもかわいいですよ。ウォーターアイシングはシャリシャリの食感でやや柔らかく、ロイヤルアイシングを使うとカリカリの食感に飾りを固めることができるので、立体的なデコレーションがたのしめます。
基本のロイヤルアイシングの作り方
材料の卵白10gを溶きほぐし粉糖90gを加え、泡だて器でしっかり生クリーム状のツノがたつくらいになるまでよく混ぜます。デコレーション用ですので様子を見ながら、固すぎるようなら少量ずつ水またはレモン汁を加えてのばし、ゆるすぎるようなら粉糖を足して固さの調整をします。使いたい色の数に小分けして、食用色素で色付けをして使います。
ウォーターアイシングやボイルアイシングは粉糖と水(牛乳)だけの材料でつくる柔らかめのアイシングでケーキやドーナツなどの砂糖衣に使われることが多いですよ。
アイシングパウダーを使ったアイシングの作り方
食感はウォーターアイシングで、使いたい分量を細かく調整できます。基本の分量はアイシングパウダー100gにたいして水20~25㏄をいれ、泡だて器でしっかり混ぜ合わせます。あとは好みのかたさにするために、水を足したり粉糖を加えたりして調整してください。手軽に100均などでも取り扱いがありますよ。
まとめ
喫茶店をはじめ、ファストフードやレストランでも最近ではスティックシュガーが主流になりつつありますが、自宅でつくると多彩なアレンジの角砂糖ができます。くつろぎのティータイムやちょっとしたおもてなしに、手作りの角砂糖を添えておしゃれなカフェ気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。
- 1
- 2
フレーバーパウダーは香りや味のほかに、ストロベリーやグレープなど素材の種類によって淡い色がつくパウダーもあります。