座布団の作り方!中綿の種類・選び方や上手な縫い方・手順をご紹介

座布団の作り方!中綿の種類・選び方や上手な縫い方・手順をご紹介

この特集では綿100%の中身を使った、肌触りのよい座布団の作り方を二通りご紹介します。一つはハンドメイド初心者でも簡単に作れて、洗濯機で丸洗いできるバスタオルの座布団です。またハンドメイドが好きな人全般に、一般的な布団綿入りの小座布団の作り方をご紹介します。

記事の目次

  1. 1.はじめに
  2. 2.中綿材料の種類と選び方
  3. 3.一般的な座布団の作り方
  4. 4.簡単な座布団の作り方
  5. 5.簡単な座布団カバーの作り方
  6. 6.まとめ

簡単な座布団の作り方

バスタオル座布団

出典:筆者撮影

綿100%の肌に優しいバスタオルで、洗濯機で丸洗いできるように丈夫に作っています。かんたんに作れて洗濯機でのネット使用で弱流水か、おしゃれ着モードで丸洗いもできます。子どもさんやペットなど汚れが気になる家にも特におすすめです。下のカバーと合わせれば、幼稚園、学校用の座布団にもなります。

かんたんな縫い方なので、子どもさんだけではなく、大人も職場での冷え対策にもおすすめです。

手芸経験のない僕にも手作りできそう!

材料

  • バスタオル:1枚
  • 太口の手縫い糸
  • 糸切りばさみ

①最初の二つ折りの状態です。出典:筆者撮影

②さらに二つ折りにした状態です。出典:筆者撮影

③そこからさらに二つ折りにした、この状態で縫っていきます。出典:筆者撮影

縫い方

  1. バスタオルにアイロンをかけながら、上の写真通りに折って③の状態にする。
  2. 4つの角をずれないように合わせて、洗濯バサミなどで固定する。
  3. 開いていない1辺をミシンなどで縫っておくか、真ん中くらいの場所のみ縫って止めておく。(写真④参照)
  4. 開いている3辺を縫う。(写真⑤参照)
  5. 中央部を数回縫って完成。

④黄色い丸の矢印上に3回くらい縫って、止めます。出典:筆者撮影

⑤重なっているタオル地全てに糸が通るように、端から1cmくらい内側(青い線上)を黄色い矢印のようになみぬいで縫っていきます。出典:筆者撮影

②の状態に折った、同じ大きさのバスタオル2枚重ねれば、同じ縫い方で長座布団もかんたんに作れるわね。

ビッグサイズのバスタオルを三つ折りにして、縫い合わせるだけでも長座布団が簡単に手作りできそう。

強く作るための注意点

家でちょっとした縫い物をする際に、ミシン糸で手縫いをしている人も多いのではないでしょうか?本当にちょっとしたものなら問題ないかもしれませんが、手縫い糸とミシン糸では「より」が逆になっています。つまりミシン糸で手縫いしてしまうと、糸が不必要に消耗して早く傷んでしまいます。

「手元にある材料でお金をかけずに、手軽に作りたい」は自然ですが、丈夫に作るためには適切な材料を使いましょう。

簡単な座布団カバーの作り方

タオルで作る座布団カバー

出典:筆者撮影

汗っかきさんにおすすめのタオルで作る座布団カバーです。タオルをほとんど丸ごと利用するので、縁の処理がほとんど入りません。ミシンでも作れますが手縫いで作れて、ファスナーの取り付けも不要です。もちろん洗濯機で丸洗いできます。幼稚園の入園準備や入学祝いにもぴったりの一枚です。

スポーツタオルやバスタオルなら、クッションカバーや大きな座布団カバーが、同じ縫い方でファスナーなしでかんたんに作れます。

バスタオルを横に半分に折って、同じ縫い方で縫えば子どもさんでも、長座布団のカバーもかんたんに作れるのう。

材料

  • タオル
  • プッチンボタン
  • 手縫い糸
  • 幼稚園用や職場用にする場合は太ゴム

縫い方(ミシン)

写真①出典:筆者撮影

写真②
出典:筆者撮影

  1. タオルにアイロンをかけて、シワなどを伸ばしておく。
  2. 実際にカバーをかけたい座布団にタオルを被せて、写真①の状態にする。
  3. 手で引っ張ってタオルをきれいに伸ばしてから、下に来ている長い部分と、上に来ている短い部分を合わせて、長い方の1cmくらい外側に線を引く(写真①の黄色い線)。
  4. 3の黄色い線でタオルを切る。
  5. 長い方を1cmアイロンで印をつけながら、外側にしたい部分を外にして折り返す。
  6. 5の部分にジグザクミシンをかける。
  7. 座布団の裏面にしたい方を表にして、端から0.5cmの場所(写真②の青い部分)を縫う。
  8. 写真②の黄色の線上の両端から等間隔の場所に、それぞれ一か所ずつプッチンボタンを縫い付ける。

縫い方(手縫い)

  1. ミシンの場合の1、2の手順をする。
  2. 手で引っ張ってタオルを綺麗に伸ばしてから、下に来ている長い部分と、上に来ている短い部分を合わせて、長い方の2cmくらい外側に線を引く。(写真①の黄色い線)
  3. 3の黄色い線でタオルを切る。
  4. 長い方を1cmアイロンで印をつけながら、外側にしたい部分を外にして内側に折り返す。
  5. さらにもう1cm内側に折り返してアイロンをかける。
  6. 5の部分(写真②の黄色い線上)を流しまつり縫いにする。
  7. 座布団の裏面にしたい方を表にして、端から0.5cmの場所(写真②の青い部分をなみ縫いする。
  8. 写真②の黄色の線上の両端から等間隔の場所に、それぞれ一か所ずつプッチンボタンを縫い付ける。

参照:流しまつり縫いの縫い方

①カバーの裏面です。針と玉結びをした糸をこの状態にします。出典:筆者撮影
 

②①の反対の表面です。写真の黄色い点のように小さなぬい目で縫います。黄色い矢印が縫い方向です。出典:筆者撮影

③裏返して最初の面に戻ります。斜めに表面の5倍ぐらいの幅で縫います。出典:筆者撮影

①→②→③→②→③→②→③と繰り返して端まで行ったら玉結びをして、糸を切ります。裏側に糸の半分以上が出て、表側に糸があまり出ないので、こういったときに非常に便利な縫い方です。

まとめ

出典:筆者撮影

子どもさんにもできるかんたんな縫い方でも、工夫すれば小座布団だけではなく長座布団までが作れます。幼稚園の入園を控えた子どもさんがいる人はもちろんのこと、静電気対策に体に優しい綿100%の座布団を手作りしてみてください。ファスナー付けができなくてもファスナーなしのタオル製のカバーにぜひ挑戦してください。

rocksalt
ライター

rocksalt

よろしくお願いします。

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