はじめに
シャボン玉液は家庭にあるものでかんたんに作れます。手作りの液は、市販されているものと違い、液がついた部分の肌が荒れたり、洋服についた液がしみになったりと、トラブルの原因になってしまう場合があります。作る際には洗剤が目に入らないよう注意し、また子供やペットが誤飲してしまわないよう十分気をつけて楽しみましょう。
手作りシャボン玉液の材料
シャボン玉液を作るのに欠かせない材料は、洗剤と水です。ですが、洗剤と水だけではすぐに割れてしまったり、大きいのが作れなかったりするので、シャボン玉液は手作りしにくいと思う人も多いのではないでしょうか。そこで、割れにくい液を作るための材料をご紹介しますので参考にしてみてください。
材料①食器洗い用洗剤
基本となる材料は洗剤です。石鹸を使うこともできますが、液状の食器洗い用の洗剤はかんたんに使用できるので、おすすめです。また、界面活性剤が40%前後のものを使うのがコツで、洗剤の選び方次第で、比較的割れにくいシャボン玉ができます。界面活性剤の分量や割合で、膜にできる「虹色」の濃さが変わってくるので、いろいろと試してみるのもいいですね。
洗剤の代わりに無添加の粉末石鹸を使用することもできるわよ!石鹸なら少し安心よね。
材料②洗濯のり
手作りシャボン玉液に粘土性のあるものを加えると、膜が割れにくくなります。洗剤だけでは、強度がなく割れやすくなってしまうので、強度がある膜を作りたいときは、洗濯のりを使用しましょう。洗濯のりの選び方は、PVA(ポリビニルアルコール)と弱酸性と書かれたものを選ぶのがポイントです。
材料③砂糖
手作り液には、強度の他に乾燥して割れやすくなってしまうというデメリットがあります。乾燥を防ぐためには砂糖を加えるというのがコツとなります。砂糖を加えることによって強度が増し、安定したシャボン玉を飛ばせます。ただし、不純物が入ってしまうとシャボン玉が壊れやすくなるので、砂糖はお湯で溶かすか、ガムシロップなどの水に溶けやすいものを使用するのがおすすめです。
材料④その他
その他、サイダーやラム酒、粉末ゼラチン、はちみつなどを使用することができます。サイダーや粉末ゼラチン、はちみつは割れにくくするため。また、ラム酒はシャボン玉の色の発色をよくするために使用します。液に加える材料によって、いろいろなシャボン玉ができるので、子供の実験材料としても人気があり楽しめますよ。
シャボン玉液の作り方
食器洗い用洗剤と水に、砂糖や洗濯のりをプラスすると、割れにくいシャボン玉や巨大シャボン玉ができます。石鹸を使用したい人は、溶かした石鹸を食器洗い用洗剤の分量で使用してください。早速、分量や配合はどのくらいなのか、作り方を見ていきましょう。
①かんたんシンプルなシャボン玉液の作り方
材料
- ぬるま湯:200mL
- 食器洗い用洗剤:50mL
- 砂糖またはガムシロップ:大さじ一杯
作り方
- ぬるま湯に砂糖またはガムシロップを溶かします。
- 砂糖やガムシロップがしっかり溶けたら食器洗い用洗剤を入れ混ぜます。
なんで水ではなく、ぬるま湯がおすすめなの?
不純物が残ってるとキレイなシャボン玉ができないから、ぬるま湯で溶かすのがポイントとなるのよ!しっかり混ぜて溶かしてね!
②割れにくいシャボン玉液の作り方
材料
- ぬるま湯:400mL
- 食器洗い用洗剤:50mL
- 洗濯のり:50mL
- 砂糖またはガムシロップ:大さじ一杯
作り方
- ぬるま湯に砂糖またはガムシロップをしっかり溶かします。
- 砂糖やガムシロップが溶けたら、洗剤のりを混ぜあわせます。
- 食器洗い用洗剤を混ぜます。
シャボン玉を飛ばす道具に膜が張らないときは洗濯のりをプラスしてね!
③巨大シャボン玉液の作り方
材料
- 60℃前後の熱めのお湯:500mL
- 食器洗い用洗剤:150mL
- 粉末ゼラチン:2g
- ガムシロップ:5mL
- 炭酸水:10mL
- ラム酒:5mL
作り方
- 熱めのお湯(60℃前後)にゼラチンを溶かします。
- ゼラチンが溶けたら、食器洗い用洗剤を混ぜます。
- ラム酒、ガムシロップを加え混ぜあわせます。
- 炭酸水を加えます。
ゼラチンや炭酸水が泡立たないよう、そっと混ぜてね。
次のページでは、シャボン玉を飛ばす道具や、巨大シャボン玉の作り方をご紹介します。
食器洗い用の洗剤を子供に使わせるのは不安だわ。