つけ爪の作り方③ネイルチップ作製の手順
セルフネイルチップをDIYときに最初に行う作業は、ネイルチップを削る、曲げるなどの処理をして自分の爪に形状を合わせることです。ネイルチップが爪に合っていないと、装着感が悪かったり、小さな衝撃で外れやすくなったりします。プラスチックのネイルチップを、どうやって爪に合わせたらよいのでしょうか。
形と大きさを選ぶ
大きめを選んで爪に合わせて削る
前述したように、ネイルチップの形は何種類かあるのでお好みに合うものを選んでください。大きさもいろいろあるので、実際に自分の爪に当ててみて、横幅が合うサイズを選びます。爪にぴったり合うものがない場合は、大きめのサイズを選んでおき、やすりで削ることで調整するのがポイントです。ネイルチップの向き(上下)は、下記のポイントで見分けます。
ネイルチップの向きの見分け方
- サイズを示す数字が書いてある方が爪先側。
- バリがある方が爪先側。
- 厚みが薄い方が根元側、厚い方が爪先側。
自分の爪にカーブを合わせる
ネイルチップのカーブが、自分の爪のカーブと合わなくて密着しないことがあります。その場合はネイルチップの曲がり具合を変える作業が必要です。手順は、ネイルチップを50℃程度のお湯に30秒ほど浸けるか、ドライヤーで温めてやわらかくします。冷めないうちに爪にチップの曲線を合わせましょう。多少の隙間なら、装着用の両面テープの重ね貼りやグルーの使用でカバーできます。
好みの長さや爪の形に合わせる削り方
やすりで削る分を見込んで残す
ネイルチップを好みの長さと形に削りたい場合もあります。長さ調整を行うときに削るのは、爪先側です。長さや形を大きく変えたい場合の削り方は、まずニッパーや爪切り、はさみなどで切ります。このときのポイントは大きめに残しておくことです。後で形を整えたり、自分の爪の根元の形に合わせたりするためにやすりで削るので、小さくなる分を見込んでおきましょう。
爪の形に合わせるときはこまめに確認
爪の幅や根元の形は人によっても指によっても違います。そこで、幅や形に合わせてやすりで削る作業が必要です。削り方は、何度も爪に当てて確認しながら、違和感がある場所や痛みを感じる場所を少しずつ削ります。最後は目の細かいファイルでバリを削って、滑らかに仕上げましょう。細かい削りかすを丁寧に取り除くことも大切です。
つけ爪の作り方④ジェルネイルの場合
ジェルネイルはぷっくりとしたかわいらしさで発色もよく、長持ちするので人気です。しかし樹脂が入っているため、ネイルチップをDIYする場合には、普通とは違う道具や下準備が必要です。
ジェルネイルで必要な道具
ジェルネイルは中に樹脂が入っており、硬化するためにはUVライトやLEDライトが必要です。ジェルネイルは100均でも入手できますが、ライトは通販などで購入しましょう。ライトが不要で気軽にジェル風ネイルを楽しめるマニキュアもあります。
ジェルネイルの場合の注意点
ネイルチップの表面を削る
ジェルネイルでセルフネイルチップを作る場合は下処理が必要です。ネイルチップの表面を目の細かいスポンジファイルで軽く削って傷をつけ、ジェルの密着性を高めます。ベースコートで表面を滑らかにしてから、ジェルネイルをライトで硬化させながら数回塗り重ねましょう。塗ってしばらくしてから硬化させるのがポイントです。セルフレベリング効果でつるんとした印象に仕上がります。
ジェルネイルはやり直しが簡単
失敗してもライトを当てなければ固まらないので、拭き取ってやり直せるのも便利です。最後はジェルネイルのトップコートで仕上げます。硬化後は、ネイルクレンザーか消毒用エタノールを含ませたキッチンペーパーで、未硬化ジェルを拭き取りましょう。
セルフネイルチップの形と準備ができたら、ネイルアートに挑戦よ!初心者の方でも簡単でアレンジしやすいデザインをご紹介します。
出典:筆者撮影