つけ爪の作り方⑤デザイン
自分の指先にぴったりのセルフネイルチップができたら、いよいよネイルチップ台に固定して装飾です。初心者でも挑戦しやすいデザインや、使いやすいアイテムをご紹介します。きれいに塗るコツは、1回で塗ろうとしないで、乾いてから重ね塗りすることです。最後にトップコートを塗って仕上げると、長持ちします。
好感度抜群のフレンチネイル
フレンチネイルとは、爪先にホワイトをあしらったデザインです。ホワイト以外の色をあしらったものもフレンチネイルと呼ばれます。ネイルアートの基本とされ、シンプルでかわいいので職場での印象もよく、いろいろなアレンジも楽しめるのが人気の秘密です。
左右対称に描く
フレンチネイルでは、まずベースとなる色を塗ります。ホワイトをあしらうときには、左端と右端の高さが揃い、左右対称になるように描くのがポイントです。ラインがきれいに描けなかった場合は、ゴールドなどで線を入れたり、画像のようにライン上にストーンをアレンジしたりするとカバーできます。
華やかなグラデーションネイル
グラデーションネイルは、色使いによってシンプルにもできますが、華やかなアレンジも可能なデザインです。グラデーションがつけやすいマニキュアや、画像のように最初から2本組で売っているマニキュアもあります。
塗る範囲を変えながら塗り重ねる
まずベースとなる色を塗り、もう1色は乾かしながら塗る範囲を変えて重ねていくのがポイントです。つまり、最初は爪先側4分の3、次は2分の1、次は4分の1というように塗り重ねていきます。何度も塗り重ねた部分は濃い色になるので、きれいなグラデーションになるのです。ネイルシールやストーンをアレンジして、アクセントを加えるのもよいでしょう。
シャープな印象のラインネイル
ストーンなどを接着する場合は、トップコートなどを塗ってから、乾かないうちに配置しなければなりません。その点ネイルシールはそのまま貼れるので、初心者にも使いやすいアイテムです。たくさんあるのでどれを選んだらいいのか、どう貼ったらいいのか迷うかもしれません。その場合は、パッケージに添えられたアレンジ例の写真を参考にしながらイメージをふくらませましょう。
ラインシールは両端を余らせて切る
シャープな印象のラインネイルも、ラインシールを使えば初心者でも簡単にデザインできます。ラインシールを貼るときにはぎりぎりに貼ろうとしないで、両端を余らせて貼ってから切りそろえます。太さや角度で表情が変わりますし、ネイルシールやストーンと組み合わせてアレンジするのもおすすめです。
色を楽しむバイカラーネイル
2色のマニキュアを使ったバイカラーネイルは、色の組み合わせを楽しめます。また、どのように塗り分けるかで印象が変わる面白さがあるデザインです。全部の指が同じ模様でもいいですし、指によって変えても素敵です。
マスキングテープは粘着力を弱めて使う
バイカラーネイルは、塗りたくない場所にマスキングテープを貼っておくと簡単です。その際、マスキングテープの粘着力が強すぎると、先に塗ったマニキュアが剥げてしまうことがあります。そこで何度か手につけて粘着力を弱めてから貼るのがおすすめです。細筆やシリコンブラシで直接ラインどりをしてから塗ることもできます。
優しい印象のフラワーネイル
指先に優しい印象を与えるフラワーネイルも人気のデザインです。マニキュアで描いたり、ラインストーンを花形に並べたりするのも素敵ですが、難しそうだと感じる方もいるかもしれません。そのような場合は、ネイルシールや押し花を貼ると初心者でも簡単にフラワーネイルが楽しめます。ベースの色(単色、バイカラー、グラデーションなど)でもバリエーションが広がるデザインです。
磁力で模様が浮き出すマグネットネイル
マグネットネイルは磁石の力で模様が浮き出す不思議なネイルです。ポリッシュやジェルの中にベースカラーとは違う色の粉が入っており、これが鉄分を含んでいます。塗った後で専用マグネットを近づけると、鉄分を含む粉が磁石に引きつけられるのです。専用マグネットに仕込まれた磁石の形によって、3種類(キャッツアイ、スカー、ストリーム)の模様を作れます。
たっぷり塗って磁石を近づける
マグネットネイルは鉄分を含む粉が沈殿しやすいので、よく振り混ぜてから使います。2度塗りが基本ですが、2度目はたっぷりめに塗ってください。乾く前に速やかにマグネットを近づけます。近づけ過ぎるとネイルにマグネットがついてしまいますし、遠すぎると磁力が届きません。画像はストリームを使った模様に、ゴールドの星をあしらってアレンジしています。
まとめ
つけ爪は気軽にネイルを楽しめるおしゃれアイテムです。チップを削ったり曲げたりすることで自分にぴったりのセルフネイルチップを作れば、取れにくく装着感もよくなります。削り方も調節も簡単です。また、ネイルチップをたくさんDIYしておけば、好きなときに好きなデザインのネイルを施せます。ぜひセルフネイルチップの手作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
出典:筆者撮影