ストームグラスの作り方!かんたん手作りの方法や置き方・見方も紹介

ストームグラスの作り方!かんたん手作りの方法や置き方・見方も紹介

ストームグラスは嵐の予測ができるとして、天気予報の道具として使われていました。近年ではインテリアとして注目されています。ストームグラスは身近な材料で自作可能で、作り方も簡単です。ストームグラスの材料、作り方、置き方、見方などについてご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ストームグラスとは
  2. 2.ストームグラスの作り方
  3. 3.ストームグラスの置き方
  4. 4.ストームグラスの見方
  5. 5.まとめ

ストームグラスの作り方

出典:筆者撮影

ストームグラスは、家庭でも手作りできます。しかし硝酸カリウムや塩化アンモニウムは、個人が手軽に購入できる薬品ではありません。そこでネット上ではストームグラスを、薬局などで入手できる材料で手作りする方法が紹介されています。なお、ストームグラスは25℃以上では変化しにくいので、夏よりも冬に作製するのがおすすめです。

自作ストームグラスに必要な材料

出典:筆者撮影

自作ストームグラスに入れる溶液の材料は次の通りです。

  • しょうのう 28g
  • 無水エタノール 90g
  • 精製水 100g
これらは100均では入手しにくいですが、薬局で手軽に買えるものです。大きなボトルに手作りしたい場合は、2倍量や3倍量で作れるように、必要な量を用意しましょう。

似た薬品と間違えないよう注意

衣類の防虫剤であるしょうのうは、パラジクロロベンゼン製剤やナフタレンと間違えないように注意します。無水エタノールは消毒用エタノールとは違い、水が入っていません。精製水はコンタクト洗浄用でOKです。硝酸カリウムと塩化アンモニウムを、携帯用瞬間冷却パックの硝酸アンモニウムと、減塩用の塩の塩化カリウムで代用したレシピもあります。しかし、しょうのうだけでも作製可能で手軽です。

密封できるガラス容器を準備

出典:筆者撮影

溶液を入れてストームグラスを手作りするためのボトルも必要です。密封できて溶液が漏れないタイプのガラスボトルを、100均などで選びます。プラスチック製ボトルは割れなくて安心ですが、エタノールで溶ける可能性があるのでおすすめできません。かわいい形のボトルでも構いませんが、縦長のボトルのほうが結晶が降る様子をよく観察できます。

自作ストームグラスに必要な道具

出典:筆者撮影

溶液を手作りするための道具としては、次のようなものが必要です。

  • はかり:キッチンスケールなど
  • 溶液調製用のガラス容器:作りたいボトルの容量より大きめのものが作製しやすい。
  • 紙:しょうのうを計りとる。クッキングシートやアルミホイルでよい。
  • スプーンや割りばし:かき混ぜるときに使用
  • ボウル:湯せんに使用。鍋やたらいでも可

薬品から身を守れるように準備

出典:筆者撮影

その他にあると便利なものは下記の通りです。これらは100均で入手できます。臭いがきつい薬品や、揮発性や引火性の高い薬品もあるので、火気がなく、換気できる場所で作製しましょう。手や目に薬品がついたときに、すぐにたっぷりの水で洗える場所で行うと安心です。

  • じょうご:細口のボトルに溶液をこぼさず移す
  • スポイト:微調整用
  • マスク
  • 手袋
  • ゴーグル

作り方①しょうのうエタノール溶液をつくる

出典:筆者撮影

しょうのうは水に溶けにくく、エタノールに溶けやすい性質があります。そこで最初の手順は、しょうのうを無水エタノールに溶かし、しょうのうエタノール溶液を作ることです。溶液調製用のガラス容器に、無水エタノール90gを計り取ります。

出典:筆者撮影

次に、クッキングシートなどの上にしょうのう28gを計り取りましょう。キッチンスケールは1g単位まで計れるものでも大丈夫ですが、正しく計ります。

出典:筆者撮影

計り取ったしょうのうを先程の無水エタノールに加え、溶けるまでよくかき混ぜます。これでしょうのうエタノール溶液が完成しました。

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ストームグラスの置き方

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