手縫いパッチワークの作り方【キルト編】
ピースワークが完成して1枚の布になったら、これだけでもおしゃれな作品になりますが、糸の配色を工夫してキルティングするとさらにおしゃれになります。キルト芯を使わずパッチワークした布と裏布を直接縫いあわせる場合はこの作業は必要ありません。
手縫いでの作り方①キルト芯と裏布を重ねる
ピースワークで作成したパッチワークの布とキルト芯、これらを押さえる当て布を重ねます。さらに裏布を使うのでこの当て布は外側から見えません。あて布はパッチワークした布とキルト芯をあわせる縫い目がはずれるのを防ぎます。
手縫いでの作り方②しつけをする
3枚とも表にして重ね、中心から外に放射状にしつけをします(糸の玉結びの処理は必要ありません)。中心から外側にしつけをすることにより、それぞれの布の分量が均等になります。しつけは仮に固定するだけですので、軽く糸をとおすのがコツです。このしつけの方法はキルティングの基本となるので覚えておきましょう。
手縫いでの作り方③落としキルトをする
縫いあわせたピースの境目にステッチをかける「落としキルト」をします。パッチワークした表布とキルト芯がズレないよう固定する目的と見た目のデザインをおしゃれにする両方の目的があります。キルティングの糸は配色を替えるなど自由に使いましょう。キルティング模様は既成のデザインや自分のアイデアを縫い目にするとよいでしょう。
手縫いでのキルティングの完成!
色が薄い生地にキルティングができました。今回は落としキルトのみでしたが、ラグ・ベッドカバーなど大きい作品にはキルティング模様を多用するやり方も素敵です。慣れてコツをつかんできたらほかのキルティングも試してみてはいかがでしょうか。このまま裏布を付けてコースターやポットマットなどの小物にできるので練習も兼ねてやってみてください。
まとめ
パッチワークはちょっとしたアイデアでおしゃれになります。お子さんの洋服を端切れにしてピースとして使い、小物入れやラグやマットなどにすると、別の形で思い出が残せます。大きいサイズのパッチワークで手縫いが大変なときはミシンを使ってみるのもおすすめです。手縫いもミシンでのパッチワークも手作りの思いがこもった素敵な作品になります。
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出典:筆者撮影