作り方⑥結ぶ
ポンポンメーカーの溝に沿って毛糸をカットすると、画像のようになります。たこ糸を30cmくらい用意し、溝にくぐらせて、鼻と目のあるほうからきつく結びます。たこ糸をぐるりと回してもう片方まで持っていき(反対側)2回結びをして毛糸が外れないようにしましょう。
ポンポンメーカーから外す
このタイミングでポンポンメーカーから外しましょう。毛糸の巻き方に慣れれば、ここまでの工程を5分程度で、簡単に作成できます。まだ動物の形には見えませんが、ここからポイントを押さえてカットしていくとかわいいプードルになります。
作り方⑦固定する
毛糸をかき分けて、たこ糸で結んだ部分を出します。不要なたこ糸をはさみでカットしてから、結び目をボンドで留めましょう。両手を使って毛糸ポンポンをくるくると丸めると、この結び目は見えなくなります。
作り方⑧顔を形成する
ポンポンメーカーで丸く作成した毛糸に凹凸をつけていきます。画像は出来上がりの顔に、目の部分を凹ませて、鼻の部分を盛り上げました。丸いポンポンは基本の形です。こちらに耳をつければ、クマやウサギなどのほかの動物になります。
目の部分を凹ませる
画像のように鼻部分の上部にメインの顔となる毛糸を少し残して、鼻と一緒にいったん下に押さえます。カットするのは黒い毛糸が2つ並んでいる目の部分と、その間の毛糸です。プードルの目と鼻の位置のバランスを見ながら、少しずつカットしましょう。
鼻を整える
ニードルを使って鼻(画像下の黒い部分)とメインの毛糸を少しずつ挿して毛糸を束にしていきましょう。ニードルでチクチク挿していると自然に毛糸はつながっていくので、簡単に鼻を形成できます。鼻部分の大きさもお好みです。鼻横のメインの色の毛糸を多めにとったり少なめにとったりと、アレンジしだいで表情を変えられます。
頬を整える
鼻を形成しながら、頬周りもニードルを使って形を整えていきましょう。頬を平らにすると鼻部分が際立ちます。ある程度形が整えば、鼻部分をお好みの高さにカットします。カット後はニードルで刺して鼻部分を仕上げましょう。
作り方⑨仕上げ
目の部分をニードルを挿して形を整え、最後にはさみを使って顔全体の形を整えます。いろいろな角度から見ながら、はみ出ている毛糸をカットすれば完成です。ブローチの金具をつけたり、大きさの異なる毛糸ポンポンを複数作って胴体や足にしたり、アレンジは自在です。
毛糸ポンポン作り方のポイント
簡単に作れても、思うような作品にならないと楽しく感じません。100均の材料でもクオリティの高い毛糸ポンポンを作るためのコツをご紹介します。
毛糸は羊毛の割合が多いものを使用
毛糸にはアクリルを多く含んだものもありますが、ニードルを使用した時に毛糸どうしをつなげやすい羊毛(ウール)の割合が多いものがおすすめです。また、細糸のほうがきめ細かい作品になります。よりふんわり感を出したい場合は、髪用のくしでといてあげましょう。
順番に巻く
ポンポンメーカーに毛糸を適当に巻きつけていってもポンポンは作れますが、まばらに巻いたぶん、ポンポンメーカーに納まる毛糸が少なくなり、毛量の乏しい作品になります。秩序よく巻いていきましょう。
たこ糸の利用がおすすめ
ポンポンメーカーで巻いた毛糸を結ぶのは、同じ色の毛糸でも構わないと記載されていることがあります。ただ、形を整えるさいニードルで傷つけて結び目を切ってしまう可能性もあるので、固定にはたこ糸の利用をおすすめします。
丁寧にカットする
左は丁寧にカットしたもの、右ははみ出ている毛糸の形を整えただけのポンポンです。みばえよくカットするコツは、いろいろな角度からポンポンを見て、丸の真ん中から少しずつずらしてカットしていくことです。
簡単になる材料を使う
初めて毛糸ポンポンを作るさいは、目や飾りなどのパーツを加工が簡単なフェルトに変えてもよいでしょう。フェルトやぬいぐるみ用の目などは100均で調達可能です。フェルト加工のコツは、小さいはさみを使ってカットすることです。
型にはまらない
目や鼻などのパーツは、ポンポンメーカーで毛糸を巻くさいに作っていきますが、丸いポンポンに形成させた後に目や鼻を大きくしたい場合は、その部分に少量の毛糸を置いてニードルで刺し、少しずつ埋め込んでいくとよいでしょう。付け足しがきくのが毛糸ポンポンのメリットです。
次ページからは毛糸ポンポンのおすすめアイディアを紹介していきます。
出典:筆者撮影