はじめに
ファスナーは、生活に欠かせない部品です。バッグや衣類、財布などあらゆるものについています。とくに、ファスナー付きのポーチはなんでも入る便利なものではないでしょうか。手作りできると、欲しいときにジャストサイズのポーチが手に入ります。アレンジも可能ですので、ハンドメイド初心者もぜひ挑戦しませんか?
ファスナーの種類
ファスナーには、いくつかの種類があります。ハンドメイドコーナーではいろいろなファスナーの取扱いがありますが、これらの違いを把握しなければ作品作りが台無しになってしまいます。ここでは代表的なファスナーについて紹介いたします。手持ちのファスナーポーチや衣類をチェックしてみてくださいね。
①トメファスナー
ファスナーの終点がトメ金具で止まっているタイプのものです。ポーチや財布などに用いられます。今回のハンドメイドレシピではこちらのトメファスナーを使います。手芸店や100円ショップでも購入可能です。
②オープンファスナー
スライダーを開くことにより、ファスナーの務歯(ムシ)の左右がセパレートするタイプのものです。ジャケットやブルゾンなど前開きの衣類などに用いられます。ハンドメイドでもファスナー付きのパーカーが作れます。こういった服飾が手作りできると、アレンジが楽しくなりますね。
③頭合わせファスナー
両方にトメ金具がついており、2つのスライダーがついているタイプのものです。大きく口が開くカバンや、長財布などに用いられます。ファスナーを閉めると、どの位置でも2つのスライダーがかちあうので、「頭合わせ」というネーミングがついています。
④コンシールファスナー
務歯が表に出ない構造をしています。縫製にはミシンが推奨されており、「コンシールファスナー押さえ」という特殊なアタッチメントを使って縫製する必要があります。ワンピースやスカートなどに用いられており、縫い糸も表に出ないため、衣類のデザインを壊さないメリットがあります。
⑤樹脂ファスナーと金属ファスナー
務歯の部分が金属か、樹脂製かといった部分での違いです。樹脂ファスナーの一部は、ハサミを使って長さ調整ができるので、ハンドメイドでは便利に使えます。金属ファスナーはミシン縫製などが難しい場合がありますが、既製品のようなでき栄えが期待できます。
今回のレシピでは、樹脂製・金属製いずれのものも使えますよ
出典:筆者撮影