ペーパークイリングの作り方②基本パーツ
ペーパークイリングを始めるなら、まずいくつかの基本パーツの作り方を覚えましょう。これらの基本パーツをそのまま、あるいは少し手を加えて組み合わせるだけで、花、動物、文字とさまざまな表現が可能です。子供でも簡単にできるので心配はいりません。まず、すべての基本となるルーズサークルからご紹介します。
ルーズサークル
ルーズサークルからできる形
ルーズサークルからさまざまな基本パーツができます。例えば、ルーズサークルをのりづけしない形はルーズスクロールです。端を少しだけ巻いて残りの紙テープを自然にカーブさせれば、画像のつるのような表現ができます。他にはどのような基本パーツができるでしょうか。
タイトサークル
ルーズサークルをゆるめずに、くるくると巻いたまま接着した形がタイトサークルです。花芯や動物の鼻などに使えます。
ティアドロップ
ルーズサークルの片側をとがらせて、しずく型にした形はティアドロップと呼ばれます。きれいに仕上げるポイントは、とがらせる位置です。最後に接着した紙テープの端がティアドロップの頂点にくるように、指でつまんで折ります(画像ピンクの矢印部分をつまむ)。花びらや動物の身体などの基本になるパーツです。
リーフ
ルーズサークルの両端をつぶしてとがらせた形がリーフです。どちらかの角に紙テープの端がくるように折ります。葉っぱや花びらに利用できる形です。
くるくるし始めたら楽しくて、パーツがたくさんできちゃった!貼り方にもポイントがあるのかしら?
ペーパークイリングの作り方③貼り方
パーツがある程度できて組み合わせが決まってきたら、花の形や動物の形にしておきます。花や動物の形にまとまっていると、並べ替えながら配置や配色を考えやすいのがメリットです。もちろん、飾る場所に直接貼りながら形づくる貼り方もできます。好みや状況に応じて貼り方を使い分けてください。
パーツとパーツの貼り方
パーツとパーツの貼り方のポイントは、紙の端ができるだけ見えないように内側に配置することです。パーツを並べてみて組み合わせが決まったら、パーツが接する部分に接着剤をつけて貼ります。接着剤がはみ出してもくっつかなくて平らな、工作板やテーブルの上での作業がおすすめです。小さなパーツの接着にはピンセットを使います。
台紙などへの貼り方
台紙などの飾る場所に接着するときにも、貼り方にポイントがあります。タイトサークル以外のゆるい巻きのパーツは、中心部がばねのように飛び出してしまうことがあるのです。それを防ぐために、外周だけでなく中心部にも必ず接着剤をつけて貼ります。
動物などの大きなパーツの貼り方も、ポイントは小さなパーツと同様です。全部にべったりと接着剤をつける必要はありません。各パーツの外周と中心など、要所要所に接着剤をつけます。つるなど細いパーツは、縁に接着剤をつけましょう。画像では見えやすいように多めに接着剤をつけていますが、普通の紙に貼るのであれば、もっと薄くて大丈夫です。
貼り方の基本はわかったわ。花を作るにはどうしたらいいの?
クイリングバーの溝に、紙テープの先端を0.5~1mm程度出してはさみます。