フレンチノットステッチ
フレンチノットステッチを簡単に説明すると、玉結びをたくさん作るステッチです。果実や花などを作るさいによく使用します。使用する刺繍糸の本数や玉止めの厚みによってイメージが大きく変わるので、大きさを変えて柄にアクセントをつけましょう。
スパイダーウェーブローズステッチ
スパイダーウェーブステッチは、奇数本の柱を利用してバラを作るステッチです。柱の刺繍糸を1本おきにすくい、糸を中心に寄せながら巻いていきましょう。きれいな円を描くために、柱となる糸の位置はチャコペンシルで下書きすることをおすすめします。バラを作るステッチのなかでいちばん簡単な縫い方です。
ステッチを組み合わせる
こちらは100均の刺繍針・刺繍糸・フエルト・チョコペンシル・くるみボタンを用いてデザインした髪留めです。ご紹介したステッチを組み合わせて作りました。100均アイテムですが、ステッチを組み合わせると高見えします。イニシャルを作るさいも、スパイダーウェーブステッチなど複数のステッチを施すと華やかになるのでおすすめです。
初心者でも楽しく刺繍をするコツ
技術的にできるステッチに限りがあったり100均アイテムだったりしても、丁寧に作業をすれば映える作品になります。楽しく刺繍をしながら満足できる作品にするために、まずは下記のコツを押さえましょう。
①小さな作品を作る
刺繍はひと針ひと針丁寧に作業をしなくてはならないので、大作に挑戦すると挫折する可能性があります。ブローチや髪留めなど、短時間で作れる小さな作品から作り始めましょう。刺繍のイニシャルや凝ったデザインはプレゼントに最適で、とても喜ばれます。
②いろいろなステッチを組み合わせる
規則正しい柄やシンプルなデザインほど粗が見えやすいです。刺繍糸の色を変えたりステッチを不規則に組み合わせたりして作ることをおすすめします。達成感と自信とともに、続ければ実力もついていくでしょう。
③下書きをする
満足できる作品にするために、簡単で構わないので下書きをしましょう。下書きをしていてもはじめのデザイン通りにならないことはよくありますが、その下書きをベースにほかの柄とのバランスや大きさを調整できます。100均でもペン跡が消えるチャコペンシルは販売されているので使ってみてください。
まとめ
趣味で刺繍をする場合においては「こうしなくてはならない」と意固地になるより「余暇の楽しみ」として気持ちよく刺繍できた方がストレス発散になり、長く続けられる趣味になります。ハンドメイドを楽しみましょう。
出典:筆者撮影