生キャラメルとはなにか
牛乳やバターなどを煮詰めてつくるキャンディが、生キャラメルです。とてもやわらかい食感が特徴で、常温で保管すると溶けてしまうこともあります。もともとは、北海道の乳業メーカーが、牛乳の消費を増やすために製造しました。現在ではさまざまなメーカーから発売されており、人気商品となっています。
生キャラメルは自家製できるか
店頭で見かけることが多い生キャラメルですが、自宅で手作りしたいと考える人もいるでしょう。実は生キャラメルは、かんたんに手作りできるのです。複雑な手順もないので、誰でも挑戦できます。手作りのポイントを覚えて、自家製の生キャラメルを味わってください。
生キャラメルの作り方
かんたんな生キャラメルの自家製方法をご紹介します。用意する材料も少ないので、やけどに注意しながら、ぜひ挑戦してみてください。
準備する材料・道具
材料(約15個分)
- 牛乳150mL
- 砂糖50g
- バター20g
- 氷水適量(生キャラメルの固さ確認用)
- 鍋(フライパン)
- へラ
- ボウル
- バット
- クッキングシート
- 包丁
準備物のポイント
鍋以外でも、深さがあればフライパンでも代用可能です。鍋やフライパンは、表面にくっつきにくい加工がされているタイプや、テフロン加工のものが使いやすいでしょう。また、シリコン製のヘラを使う場合は、耐熱温度や注意事項をしっかり確認してください。
作り方①煮詰める
- 鍋に、全ての材料を入れます。火加減は中火にしてください。表面に泡がフツフツと出てきたら、弱火に調節し焦げないようにヘラでかき混ぜましょう。
- 15~20分くらい経つと、とろみがついてきます。さらに焦げやすくなるので、続けてかき混ぜましょう。
- 25~30分ほど、かき混ぜながら煮詰めます。ヘラの通った跡が鍋の底についてきたら火を止めてください。
注意ポイント
煮詰めるときは、焦げやすいので気をつけてください。火加減は、かき混ぜるのをやめたときに、生キャラメルの表面が少しだけフツフツと沸く程度に調節しましょう。
作り方②固さを確認
- ボウルに、氷を入れた水を準備します。
- 生キャラメルを、氷水に垂らしてみましょう。液が散らばらずに、固まれば完成です。
注意ポイント
お好みの硬さになるまで、もう一度煮詰めても良いでしょう。ただし、生キャラメルは煮詰めると硬くなり続けます。必ず火を止めて硬さ確認をしてください。
作り方③バットへ入れる
- クッキングシートを敷いたバットに、生キャラメルを流し込みます。熱い状態なので、あら熱がとれるまで、しばらく置いておきましょう。
- あら熱がとれたら、冷蔵庫に入れて2時間冷やし固めてください。冷凍庫に入れた場合は、1時間ほどで固まります。
注意ポイント
火を止めたら、素早く生キャラメルをバットに流し込んでください。生キャラメルの温度が下がると硬くなってしまい、バットに流しにくくなりますので注意してください。
作り方④適度な大きさに切る
- しっかりと冷やし固まったら、バットから取り出します。
- あたためた包丁で、適度な大きさに切っていきましょう。切っている間に、生キャラメルがやわらかくなってきたら、再度冷蔵庫や冷凍庫に入れて冷やしてください。全て切り終わったら完成です。
注意ポイント
生キャラメルを切るときは、包丁をお湯であたため、水分をとってから切ってください。あたためた包丁で切ると、割れることも少なく、かんたんに切れるようになります。保管する場合は、冷蔵庫に入れて早めに食べてください。
出典:写真AC