さかな(折り紙)の折り方【サメ】
さて、次のお魚の仲間は「サメ」です。そのかっこいい容姿から特に男の子に人気がありますが、今回ご紹介するサメは、親しみやすくかわいい感じの仕上がりになるので、女の子にもおすすめです。手順の後半には段折りやかぶせ折りが出てきますが、一つ一つ確認していけば大丈夫!それでは手順をわかりやすくご紹介します。
サメってどんな生き物?
フカヒレやサメ皮のおろし金など、人間とも関係の深いサメですが、骨が軟骨でできている軟骨魚の仲間です。小さいものだと体長約20センチのツラナガコビトザメ、大きいもので体長約14メートルにもなるジンベエザメがおり、種類もさまざまです。また、サメは映画作品などのイメージから人を襲うこわいイメージがありますが、それは一部の品種で、海水中のプランクトンを主食にするおだやかな品種もたくさん存在します。
手順①
まず、折り紙を三角に半分に折ります。
手順②
さらに半分に折ります。
手順③
袋をつぶすように四角に折ります。
手順④
裏側も同じように折り、四角形をつくります。
手順⑤
点線で折って、広げて折り目をつけておきます。
手順⑥
表側の1枚をめくって、袋をつぶして鳥のくちばしの形に折ります。
手順⑦
裏返して同じように折ります。
手順⑧
表側の上の部分を階段のように、段折りにします。
手順⑨
点線で縦に折ります。
折るのは表側のみです!
手順⑩
段折りにします。
手順⑪
後ろに折ります。
手順⑫
丸印(むらさき色)の部分を矢印の方向にずらします。
手順⑬
縦半分に折り、向きを変えます。
手順⑭
右側の部分をかぶせるように、上の方向に折ります。
手順⑮
目をつけたらサメの完成です!
完成したサメは自立するので、机の上などに飾ったりしてもいいですね!
さかな(折り紙)の折り方【ザリガニ】
最後にご紹介するお魚の仲間は「ザリガニ」です。これまでご紹介してきたものの中では、折る工程が多く、特にザリガニの手になる部分がむずかしく感じるかもしれませんが、折る角度や向きをしっかり確認していけば思っていたよりも簡単に仕上げられるでしょう。では、一つ一つ丁寧に手順を追ってみていきます。
ザリガニってどんな生き物?
ザリガニは大きなふたつのハサミを持つ水の生き物です。雑食性で主に池や田んぼに住んでおり、スルメなどで簡単に釣れます。いま日本でみかけるのは、ほとんどが赤い体のアメリカザリガニという外来種です。ちなみに名前に“カニ”が入っていますが、“エビ”の仲間です。大きなハサミがちょっとこわいですが、イラストや折り紙にするとずいぶんかわいい印象になりますね。
手順①
まず、折り紙を三角形になるように半分に折ります。
手順②
さらに半分に折って折り目をつけます。
手順③
袋をつぶすように四角形に折ります。
手順④
裏側も同じように折り、四角形をつくります。
手順⑤
ぺらぺらめくれる方を下向きに置き、四角形の中心に合わせて左右の角を折って折り目をつけます。
手順⑥
上1枚を折り目に沿って、鳥のくちばしのように開きます。
手順⑦
裏側も同じように折って開きます。
手順⑧
左右の角を中心に合わせるように折ります。裏も同じように折ります。
手順⑨
表側の頂点の角を丸印(むらさき色)のところまで折ります。
これ以上折れなくなるところまで折ると、ちょうど丸印のところになりますよ!
手順⑩
横向きに変えて、手になる部分を折ります。写真のような形になるように垂直に折ります。
折る部分の真ん中の線を意識してまっすぐになるように折ると、垂直になります!
手順⑪
反対の方も同じように垂直に折り、折った左右の中心線が一つの線にみえるようにします。
手順⑫
さらに左側に直角になるように折ります。これでザリガニの手ができました。
手順⑬
右半分の部分を3回、階段のように少しずつずらして段折りにします。
それぞれの折り幅が同じになるようにするときれいに仕上がりますよ。
手順⑭
表側に返して縦の方向にかるく半分に折り、立たせたところです。これでザリガニのしっぽの部分ができました。
手順⑮
最後に目をつけたらザリガニの完成です!
今回はだいだい色で作りましたが、金色や青、黒はかっこよく、パステルカラーはかわいい感じに仕上がりますよ!
さいごに
今回はさまざまなお魚の作り方をご紹介してきましたが、折り紙の色や柄、つける目などによって印象がガラッと変わってアレンジの幅が広がります。また、どのお魚の作り方も一度マスターすれば、むずかしく感じていた箇所も2回目以降では簡単に仕上げられるでしょう。趣味の時間に、お子さんとのふれあいの時間にぜひお役立てください。
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出典:筆者撮影