ケバブとは?
日本人が思い浮かべるケバブといえば、回転するタワーのような巨大肉や、スパイシーな味付け肉を挟んだピタサンドが思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。ケバブというのは中東地域の国々で親しまれている焼き料理の総称で、実はさまざまな種類があります。
日本の屋台で多いのは「ドネルケバブ」
日本でお馴染みの、薄切りラム(羊)肉や牛肉を重ねた巨大な肉の塊を回転タワーで焼くケバブは、正しくは「ドネルケバブ」という料理です。他にもミンチ肉を使った「アダナケバブ」や、串刺し肉を使った「シシケバブ」など数多くの種類がある料理です。
食べ方はサンド以外にもある
日本でお馴染みのケバブの食べ方はピタパンに挟んだ「ケバブサンド」ですが、パンにはさむ以外にも食べ方の種類はたくさんあります。中東諸国では、焼肉定食やハンバーグ定食のようにお皿に盛り付けたスタイルのケバブもあります。
ケバブは何の肉?
日本のケバブの材料に使われる主な肉は、ラム(羊)肉・牛肉・鶏肉です。ただし日本でも豚肉だけは材料に使いません。ケバブの本場、中東諸国に豚肉禁止のイスラム圏が多いことがその理由です。
本場トルコではラム(羊)肉がスタンダード
ケバブの本場トルコでは、もともとラム(羊)肉が主流の材料でした。しかし現在では、安い鶏肉や牛肉もスタンダードとしてよく食べられています。しかし豚肉を禁止されているイスラム教徒が多い国なので、豚肉は使われません。肉の形はケバブの種類にあわせて、ミンチや薄切り肉などさまざまなものを使います。
ケバブは日本でも人気
ケバブ人気が高まり開催されたのが食フェス「ケバブグランプリ」通称KEBAー1です。東京都で2014年から毎年、年1回ペースで開催されています。都内のドネルケバブ店を中心に10店舗近くが集まり、グランプリを競います。
初代グランプリ王者は「スターケバブ」
初代ケバブグランプリの王者は、JR秋葉原駅近くにある「スターケバブ」です。ドネルケバブサンドが名物で、パンは3種類から、ソースは8種類から選べます。持ち帰りのみですが、ケバブサンドの他にもシシケバブやケバブ丼などのメニューがあります。

ケバブの作り方「ドネルケバブ(牛肉)」
専門店の牛肉ドネルケバブは、塊肉ではなく薄切り肉を重ねて作ります。ドネルケバブといえば思い浮かぶのが回転ロースターですが、回転ロースターがなくても工夫すれば手作りできます。それでは、自宅やキャンプで手軽に楽しめて盛り上がる自作ドネルケバブのレシピをご紹介いたします。
材料
【ケバブ用肉】
- 牛薄切り肉…1kg
- 玉ねぎ…1個
- ニンニクすりおろし…1~2片
- ヨーグルト(無糖)…大さじ2
- ケチャップ…大さじ1
- ケチャップ…大さじ2
- マヨネーズ…大さじ2
作り方手順①肉に下味をつける
まずは、肉を仕込みます。部位はどこでもよいですが、串に差しやすい牛薄切り肉がよいでしょう。ケバブ用のミックススパイスを振りかけて揉みこむか、漬けタレに揉みこんで30分ほど置いて味をしみ込ませます。
玉ねぎ+ヨーグルトで肉をやわらかく
玉ねぎとヨーグルトには肉をやわらかくジューシーにする効果があるので、漬けダレにすりおろしを使うと肉がやわらかくなります。
漬け時間は30分以上
分量を参考に漬けダレ材料を作り、肉と一緒にビニール袋に入れて30分以上漬け込みます。半日~1日漬け込んでもおいしいので、キャンプ用なら前日夜に漬け始めるとよいでしょう。
それでは、ケバブの作り方をご紹介いたします。