洗濯のりでスライムができる仕組みとは
そもそもスライムができる仕組みはどうなっているのでしょうか。簡単にいうと、洗濯のりに含まれているPVAがお互いにくっつき、編み目構造になって固くなり、編み目の中に水が入ることでスライムの感触になるためです。その編み目構造にするつなぎの役割がホウ砂なのです。つまりホウ砂の量を調節すれば、スライムの固さも自分好みにカスタマイズできるという仕組みになっています。
ホウ砂なしでもできるスライムの作り方
ホウ砂がなくてもスライムを作る方法があります。できあがりの違いがあったり、匂いがきつくて気になったりという意見もありましたが、安全面ではリスクが低くなるのが大きな特徴です。ホウ砂の代わりに、洗濯用洗剤やコンタクトレンズ洗浄液などを使用しています。ホウ砂を使った場合と同じく簡単にできるので、こちらもおすすめです。
洗剤でできるスライムの作り方
洗剤で作るスライムは、材料が洗濯のりと洗剤のみで非常にシンプルです。洗濯のりは同じくPVA入りのものを選びましょう。分量は洗濯のりが50mLと洗剤が15mLです。後はひたすらかき混ぜるだけで、だんだんスライム状に固まっていきます。色を付けるときは、基本食紅を耳かき一杯分加えましょう。最後に手で揉んで馴染ませたら完成です。
ラメ入りスライム
洗剤を使ってスライムを作った動画があったので、こちらもご紹介します。ホウ砂を使ったときと異なり、時間を置いていないことが大きな特徴です。作り方としては、食紅を入れるタイミングでラメを加えます。食紅は少し多めに入れた方がきれいに仕上がっています。ラメを加えることで見た目も華やかになりました。
洗剤スライムの注意点
スライムを作るには洗濯用の液体洗剤を使用しますが、全ての洗剤で作れるとは限りません。ボールドとアリエールではスライムにできることが確認されていますが、アタックでは液状のまま固まらないようです。ボールドとアリエールに共通しているのは、成分に「ホウ酸」が含まれていることです。これがホウ砂の代わりの役目をしています。
洗剤に木工用ボンドを足したスライムの作り方
木工用ボンドを加えることで、よりスライム感の強い伸びのいいスライムを作れます。材料は洗濯のり20g、洗剤、そしてボンド10gです。洗剤は固まり具合を見ながら調節しましょう。まず洗濯のりとボンドを加え、よく混ぜます。洗剤を少しずつ加え、最後に手でこねてひとまとまりになったら完成です。洗剤は同じく、ボールドかアリエールを選びましょう。
コンタクトレンズ洗浄液でできるスライムの作り方
コンタクトレンズ洗浄液も、洗剤と同じくメーカーによって使えるものと使えないものがあります。ちなみに「オフテクス バイオクレンワン ウルトラモイストダブルP」であれば、スライムを作ることが可能です。そしてもう一つ、セットで「重曹」を使うことが、コンタクトレンズ洗浄液を使ってスライムを作る際の条件となっています。
いろいろなスライムを作って楽しもう
スライムは洗濯のりとシンプルな材料で、簡単に作れます。ホウ砂の取り扱いには注意して、子どもが作るときは、安全を確保するためにも大人の方が一緒についてあげてください。色のバリエーションやホウ砂水の量を調節するだけで、多くのアレンジができるので、自分好みのスライムを研究してみましょう。手作りレシピを参考に、いろいろなスライムを作って楽しんでみてください。
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