はじめに
フードプロセッサーは、蓋のある容器に回転するカッターの入った便利家電ですが、似たものにミキサーがあります。2つとも便利なキッチンツールですが、収納場所やコストを考えるとどちらかに絞りたいと思う方も多いのではないでしょうか。一見、2つの能力は同じに見えますが、フードプロセッサーとミキサーでは得意とする使い道に違いがあります。
フードプロセッサーとは
フードプロセッサーの用途
フードプロセッサーは、回転刃が底より少し浮いた構造になっています。野菜のみじん切りやひき肉づくり、野菜ペーストづくりといった水分が少ない具材が向いています。また、付属のツールを使えば野菜のスライスや千切り、大根おろしもつくれます。手がべとついて困るパン生地づくりに対応している機種もあります。
ミキサーとは
ミキサーの用途
ミキサーは野菜スムージーやミックスジュース、スープづくりに使います。回転刃が底部分についているのが特徴で、具材をカッターで刻みながら、かく拌する能力をもっています。水分が多いことにより粒子の大きいものが底の回転刃に集まるので、まんべんなく液状に加工できます。
フードプロセッサーとミキサーの違い
使い道の違い①下ごしらえ
フードプロセッサーが向いている
野菜のみじん切りや茹で野菜に茹で汁を足してペースト状にするほか、ハンバーグの肉だねづくり、魚やエビをすり身へ手を汚さずに加工できます。水分が多すぎる具材では、底の方に固形物がたまり、まんべんなくかく拌できないため、フードプロセッサーでの加工は粗みじん切りからペースト状までを目安にしましょう。
出典:筆者撮影