肉巻き野菜の作り方は簡単?
お花見や運動会、お祝いにもピッタリな肉巻き野菜は手の込んでいるように見えて実はとても簡単な料理です。豚肉に好みの野菜を巻いて焼くだけですが彩りも良く、夕飯やお弁当のおかずに最適です。巻く野菜によって味も変化しますし、味付けによってはがっつり系にもさっぱり系にもなります。料理初心者な人でも、ちょっとしたコツを覚えるだけで誰でも簡単に作れますよ。
肉巻き野菜を上手に作るコツ
豚肉の使い方と選び方
肉巻き野菜は基本的には豚肉を使います。豚バラ肉の薄切りやロースの薄切りなどがありますが、長さが足りない場合や幅を出したい時には肉と肉を重ね合わせて使いましょう。また脂身の多い肉は肉同士がくっつきにくく、焼いているときに巻いた具材がバラバラになってしまう可能性が高いのでなるべく脂身が少ない肉を選ぶようにしましょう。
野菜は下ごしらえが大事
肉巻き野菜に使う野菜は、なるべく太さや長さを揃えるようにしましょう。野菜の種類が違えば加熱時間も違ってきます。肉が焼けても野菜に火が通ってなかったという事態を防ぐためにも、肉に巻く前に電子レンジを使ってあらかじめ加熱をして柔らかくしておくなど、下ごしらえをしっかり行うようにしましょう。
巻き方
野菜を肉で巻くときにしっかり巻かないと、焼いている最中や焼き上がった後に野菜が抜け、形が崩れてしまうことがあります。最初の野菜を肉で巻く工程はとても重要で仕上がりも左右されるので、美しい肉巻き野菜にするためにも、野菜をお肉で巻くときにはしっかり力を入れて巻いていくようにしましょう。
野菜は巻きすぎない
彩を良くしたいからと1枚の肉に野菜をたくさん巻いてしまうと、焼いている最中や肉をひっくり返すときに野菜が飛び出てしまう可能性が高いです。野菜の入れすぎは型崩れの原因になってしまうので、出来上がりが残念なことにならないように野菜を巻く量は適量にしましょう。
焼き方に注意する
肉巻き野菜は、お肉と野菜に火が通ればいいというわけではありません。焼き方にもコツがあり、火を通す時にまずは肉の巻き終わりの部分を下にして焼いていきましょう。肉は加熱されると縮み、くっつくという特徴があります。仮に巻き終わりの部分ではない箇所から焼いてしまうと、お肉と野菜がバラバラになってしまうので要注意です。
味付けのタイミング
味つけは、肉を焼き始めると同時に味付けをしてしまうと形崩れや焦げ付きの原因になるので、肉巻き野菜にしっかり火が入ってから行うのが基本です。照り焼き味や焼肉のタレで味付けをする場合は、加熱をする時間が長ければ味が濃くなるので分量には注意をしましょう。
おすすめな味付け
肉巻き野菜は、醤油味の照り焼きや焼肉のタレ、塩こしょうで簡単に味付けをすることができます。焼き肉のタレや塩こしょうを使う場合は分量に注意をすればいいだけですが、照り焼きの場合は調味料の配合で苦戦する人も少なくはありません。基本的にみりん・醤油・酒=2:1:1が照り焼きの黄金比率だといわれているので、この比率を参考にしましょう。
見た目を良くするコツ
形が崩れないようにする
脂身の部分はくっつきにくいので、豚肉を重ね合わせて使うときや巻くときには、脂身の部分は内側にしましょう。巻き終わりの部分が赤身であることが理想です。豚バラ肉は脂身の部分が多いため、形崩れが心配な場合は片栗粉でしっかりくっつけましょう。
爪楊枝(つまようじ)で固定するのもOK
爪楊枝でお肉を固定するのもよいですね。爪楊枝を使った場合は、盛り付けのときには外し、誤って食べないように注意しましょう。
野菜の配色を考える
肉巻き野菜は野菜を巻くだけではなく、巻き上がりの美しさを考えて使う野菜の配置を考えるようにしましょう。例えばにんじんやグリーンアスパラガスは交差するようにしたり、緑の野菜だけではなくパプリカの赤やじゃがいもの白など、カラフルになるように巻くとおしゃれになります。見た目がおしゃれだとこどもも喜んで食べてくれるので、野菜嫌いを克服することも期待できますよ。
次のページから、肉巻き野菜の人気レシピをご紹介します。まずは【夕飯編】から!