使い道の違い②仕上げ
ミキサーが向いている
野菜のポタージュスープをなめらかに仕上げるほか、ジュースやスムージーづくりに向くミキサーは、水分の少ない具材では底にある刃にうまく具材が絡まらずに、空回りしてしまいます。固まり肉をひき肉にしたり、ハンバーグの肉だねを野菜と混ぜたりすることはできません。ミキサーでの加工には、水分が多い具材が必要です。
付属のアタッチメントにミルがついている製品もあり、少量のコーヒー豆や茶葉を粉にできます。
下ごしらえも仕上げもできるツール
ハンドブレンダー
ハンドブレンダーは水分の多い少ないを気にすることなく、アタッチメントを交換して粗みじん切りから液状まで対応するものです。ただし、量が多いと腕が疲れるのがデメリットです。ミキサーやフードプロセッサーは本体を置いて使えて安全、腕が疲れないメリットもあります。
海外では高速でかく拌する調理家電のことをミキサー含めてすべてブレンダーといいます。日本では、ハンドブレンダーをさすことが多いです。
ジュース専用のツール
低速ジューサー(スロージューサー)
自宅での100%果汁ジュースづくりで、ミキサーと似ているものにジューサーがあります。ジューサーは、具材の繊維をすりつぶして搾りとるためサラッとした飲み口になります。一方、ミキサーでつくったスムージーやジュースは、野菜の繊維を残したままのどろどろ食感で、食事と同じように満腹感を得やすいメリットがあります。
ミキサーと比べて、ジューサーの方が価格が高い傾向があります。
フードプロセッサーとミキサーの違いまとめ
フードプロセッサーとミキサーは見た目が似ていますが、使い道が違います。料理の下ごしらえに使うならフードプロセッサー、スムージーをなめらかに仕上げるならミキサーがおすすめです。どちらも欲しい場合は、モーター本体は1台でフードプロセッサーとミキサーのアタッチメントが付いた兼用タイプもあります。頻度の多い使い道や収納スペースに合わせて選びましょう。
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出典:筆者撮影