なぜ野菜が高くなる?その理由とは
買い物へ行くと、大型スーパーでは真っ先に野菜や青果コーナーがありますよね。その中で野菜を選ぶとき、まず値段が目に入り見ますが、普段と比較すると、なぜかとても高い値段で売られているときがあります。ではなぜ野菜が高くなるのか、理由を探ってみましょう。
高くなる理由①天候不良
野菜がなぜ高くなるのか、理由の1つに野菜は自然の恩恵を存分に受ける生鮮食品であることです。自然由来の野菜は天候の影響が受けやすく、生育が気象条件によって非常に左右されやすい食品です。従って野菜に適した天候でないと、生産性が悪くなり、市場に出回りにくくなるので、値段が高騰する現象がおきるのです。では天候の特徴にあわせて解説していきます。
雨が多い天候による影響
多雨の天候になるとなぜ野菜が高くなるのでしょう?その理由は野菜が生育条件の1つに、水分が大きな影響を及ぼしますが、成長するために必要な水分以上を与えると、根腐れや生育不良の原因になり、野菜の品質が低下する可能性が大きくなります。従って長期の長雨による天候は日照不足と水分過多により野菜の生育に大きな影響を及ぼすのです。
猛暑による影響
猛暑が野菜になぜ大きな影響を与えるかというと、最近の夏場の天候傾向として、35℃以上の気温の日が多くあり、ひと昔前の気候と比べると温暖化の傾向にあります。そのため、夏の暑さに強いはずの野菜でも連日の猛暑で、野菜自体の水分低下により、表面のひび割れやみずみずしさなどが損なわれ、品質に悪影響を与えて、生産性が落ちてしまうので値段が高くなります。
寒波による影響
寒さに強い冬野菜でも、低温や大雪、霜などの影響により、根腐れや日照不足などで生育不良を起こします。前例では、大雪によりビニールハウスが雪の重みで全壊し、野菜が生産ができなくなる現象がありました。また、冬野菜の白菜やほうれん草は葉野菜と呼ばれる生鮮野菜で、寒さの影響を受けやすいので、旬の野菜不足が深刻になります。
台風による影響
最近の日本の気象特徴として、台風の発生が多く、また進路によっては日本列島を直撃する台風も目立ちます。さらに台風の規模も大きいため、災害も多く発生する可能性も高くなり、野菜の生産はおろか、生活を脅かす気象現象を引き起こすので、非常に注意と備えが必要になります。
高くなる理由②年末年始
年末年始はなぜか野菜が高くなるイメージがあります。それは、年末年始はお正月を迎える準備や、休日になる人が多いため、買い物客が普段に増して特に集中しやすくなる時期に理由があります。買い物客が増えると食品の需要が一気に増加するので、一時的に野菜などの値段も高くなる場合があるので、年末年始は早めの準備が食費の節約になります。
高くなる理由③旬以外の野菜
最近は季節を問わず1年中出回る野菜が多いですよね。しかし、旬以外の野菜はなぜ値段が高くなるかというと、例えば冬はレタスやきゅうりが高いですが、本来は温かい時期に収穫する野菜です。しかし冬でも収穫するためには、ハウス栽培で生育するので生産コストもかかり、最盛期に比べ収穫量も減るので、値段も当然高くなるわけです。野菜は旬な時期が安くておいしく、栄養も豊富なので、季節に応じた野菜を購入するとお得です。
野菜がなぜ高くなる場合があるのか理由がわかったところで、次は野菜が高いときのお役立ち節約術を紹介します。