パネトーネとは
パネトーネはイタリアのミラノが発祥地であり、「大きなパン」という意味でパネットーネともいいます。パネトーネは長年受け継がれてきている伝統的な菓子パンです。もともとはとても大きなサイズのパネトーネをみんなで分けて食べるスタイルだったのですが、最近はマフィンのような小ぶりなサイズもあり、手軽に食べられるようになってきました。
パネトーネの歴史
パネトーネにはイタリアで受け継がれてきた言い伝えがあります。それは、このパネトーネには「大きなパン」という意味以外に、「トニーのパン」という意味があり、貧しいトニーという少年が裕福な家庭の好きな少女に思いを伝えるために作ったものともいわれています。パネトーネには、ロマンチックなストーリーも裏側に秘めているのです。
パネトーネを食べる時期
パネトーネはイタリアのクリスマスケーキの代わりのお菓子として食べられています。始めはクリスマスのときにしか食べられていなかったのですが、最近では、「みんなが昔から慣れ親しんでいる好きなお菓子は1年中食べられるようにするべき」という考えが広まっていきました。そのため、クリスマスを問わず、パン屋やケーキ屋さんで年中置かれるようになりました。
パネトーネ種とは
パネトーネ種(パネトーネ菌)は、イタリア北部で子牛から取れる粉末のイースト菌のことです。この粉末のイースト菌を使うことで長期期間保存でき、なおかつふっくらしたパンを作ることが出来るようになります。最近は、パネトーネマザーという天然酵母を粉上にし、自宅でも手軽に使えるようになったものもあります。
パネトーネの作り方
材料
生地(10cm×9cmのパネトーネ型2台分)
- 強力粉:250g
- 薄力粉:50g
- 砂糖:50g
- ドライイースト:6g
- 塩:5g
- 溶き卵:2個
- 卵黄:1個
- 牛乳:50mL
- 無塩バター:150g
- ドライフルーツ(ラム酒漬け)
仕上げ材料
- アプリコットジャム
- ラム酒
レシピ
- 型にふんわりとラップをかけ、再びオーブンの発行機能で40℃にセットして10分発酵させる
- 取り出して常温で10分発酵させる
- オーブンを180℃に予熱設定する
- 180度のオーブンで、生地がふっくらとし、焼き色がつくまで40分ほど焼く
作る時のポイント
- オーブンは必ず予熱をしてください。予熱機能がない場合は、温度の設定をしてから10分間加熱をする方法でもOKです。
- 焼き色がつきすぎてしまうときは、アルミホイルをかぶせるとよいでしょう。
- 材料の中にラム酒を使うとあるので、子供が食べる際やアルコールに弱い方、妊娠中の方などはお気を付けください。
【下準備1】無塩バターは常温に戻しておく
【下準備2】ドライフルーツのラム酒漬けは汁気を切っておく