カサゴのさばき方!トゲやヒレの処理方法と唐揚げ・味噌汁の作り方!

カサゴのさばき方!トゲやヒレの処理方法と唐揚げ・味噌汁の作り方!

カサゴは締まりのよい白身で高級魚として知られます。釣りの対象としても人気です。ヒレにトゲがあるため、さばき方には注意が必要ですが、さまざまな調理法でおいしく食べられます。カサゴのさばき方、唐揚げと味噌汁の作り方をご紹介しましょう。

記事の目次

  1. 1.カサゴとは
  2. 2.カサゴのさばき方
  3. 3.カサゴの料理法①唐揚げ
  4. 4.カサゴの料理法②味噌汁
  5. 5.カサゴのさばき方のまとめ

カサゴの料理法②味噌汁

次にご紹介するのはカサゴの味噌汁です。カサゴのアラからはとてもおいしいだしが出ます。アラを無駄にせず、臭みも出さない下処理の仕方と調理法をご紹介しましょう。

味噌汁の作り方①頭の下処理をする

カサゴの頭部を、頭のてっぺんで割ります。画像のように頭部を口を上にして立て、口の中から上あごを通り、目と目の間に向かって断ち割るのがコツです。

エラを外しましょう。エラは画像左の丸で示した3か所でくっついています。この3か所を切れば、エラを取り除くのは簡単です(画像右は真ん中の部分を切り離しているところ)。

このままだと大きすぎる場合は、頭部を下あごの部分で半分に切ります。

流水で内部の血合いなどをきれいに洗い、水気を取ります。

味噌汁の作り方②中骨の下処理をする

中骨の下処理をします。尾びれは臭みが出るので切り落とし、適当な大きさに切りましょう。

味噌汁の作り方③臭みを抜く

アラに塩をふります。アラからは臭みが出やすいので、強めに塩をふって10分程度放置してください。臭みを含む水分が浮いてくるので、流水でよく洗い、水気を取ります。

味噌汁の作り方④アラを焼く

アラを焼き網の上に並べて、カリカリになるまでよく焼きましょう。焼くことでだしがしっかり取れ、カサゴのだしを楽しむ味噌汁に仕上がります。

味噌汁の作り方⑤だしを取る

まず昆布だしを取ります。昆布を水から入れ、沸騰直前で取り出してください。カサゴのだしを楽しむため、昆布だしは普段より薄めにするほうがよいかもしれません。顆粒だしを使っても結構です。

昆布だしが沸騰したところに、焼いたアラを入れます。5~10分煮だしながら、あくをていねいにすくいましょう。

味噌汁の作り方⑥アラを取り出す

十分にだしが出たら、食べられる身がついている部分(かまの部分など)を器に移します。

食べられる身がほとんどない部分(頭や中骨)は網杓子などですくい取り、だし汁だけを残します。

味噌汁の作り方⑦味噌を溶く

だし汁に酒で風味をつけ、味噌で味付けします。この画像では赤味噌と白味噌を合わせていますが、お好みで結構です。一般的には夏には赤味噌を多めに、冬には白味噌を多めに合わせるのがよいとされます。

味噌汁の作り方⑧盛り付け

具を入れた器に味噌汁を注ぎます。

最後に、三つ葉やネギなどで色と香りをプラスします。カサゴの味噌汁の完成です。

カサゴのさばき方のまとめ

カサゴ(笠子)は淡泊な白身魚で、一年中おいしく食べられます。おろし方では、トゲのあるヒレの下処理に注意しましょう。唐揚げや煮付け、刺身や素揚げなど、さまざまな調理法に合います。アラを味噌汁にすればよいだしが出て、余すところなく味わえるのもうれしいです。カサゴが入手できたら、自分でさばいて調理してみてはいかがでしょうか。

参考動画

本記事は銀座渡利様のYouTubeチャンネルを参考に執筆させていただきました。魚の調理法はもちろんのこと、魚に関する豆知識も学べます。よろしければご覧ください。

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渡利と申します。当チャンネルをご訪問いただきありがとうございます。 動画に関して、もしわからないことなどございましたら、気軽にご質問ください。 【プロフィール】 ・銀座(東京)の鮨屋で働く現役の板前です。 ・現在は雇われの身でありまして、チャンネル名にしている実店舗はありません。ただ、いつか自分のお店を持てたら、...
jitsu
ライター

jitsu

薬科大学卒業後、食品や水の検査に携わっていました。ものづくりと読書が大好きで、家の中は手芸作品でいっぱい!いろいろな木の実を集めたり、植物の写真を撮影したりするのも趣味です。里山づくりに参加しており、放置竹林伐採作業や自然工作イベントのスタッフの経験があります。

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