カレイの5枚おろしのやり方のコツ
魚をあまり捌く機会がないと、カレイをいきなり5枚おろしにするのはかなり緊張してしまいます。そこでカレイの5枚おろしを初めてやるときに、おさえておくとよいポイントを4つ解説するのでみていきましょう。
①カレイをおろす前にぬめりをとる
カレイ1尾を購入して5枚おろしにするとき、うろこをとる作業をする前にぬめりをしっかりと落としておきましょう。ぬめりが残っているとうろこをとるすき引きの作業もしづらいですし、手が滑って怪我をしてしまう場合もあります。水で洗ってふきんでしっかりと水気を拭き取りましょう。
②包丁はよく研いでおく
包丁はよく研いでおき、刃先までしっかりとよく切れるものを用意しておきましょう。切れ味が悪い包丁だと怪我のもとにもなりますし、作業が思うように進まず時間がかかってしまいます。時間がかかってしまうと疲労度も増すため、初めての作業が大変だった印象が残ってしまい今後捌くのが億劫になってしまうでしょう。
じょうずにできると達成感も増すから、道具はきちんと揃えてやりましょう。
③うろこをしっかりと取り除く
最初の作業の1つであるうろこをとる部分ですが、この作業でうろこが残ってしまうと調理したときに気になってしまいます。時間がかかってもいいので、うろこは全て取り除きましょう。
④一度に切らずに少しずつ切る
包丁をよく研いでおいても骨から身を切り離すときは時間がかかってしまいます。しかしここで焦ってしまうと身がきれいに切り離せず、骨に身が残ってしまう原因にもなるでしょう。身を切り離すときは、一度にすっと包丁を通すのではなく、ゆっくりと何度かにわけて丁寧に切り取るときれいな切り身になります。
カレイのおすすめレシピ
淡泊でさっぱりとした味わいのカレイはさまざまな料理にあい、おいしく食べられます。カレイにおすすめのレシピを参考にして、自分で5枚におろした切り身をおいしく調理しましょう。
①刺身
カレイのおすすめのレシピとして代表的なのがそのままの旨みをこれでもかというほど味わえるお刺身です。透き通った白い身が器に生え、カレイの脂やおいしさを楽しみましょう。5枚おろしにした場合は、それぞれの身の大きさを揃えて切るとおいしそうなお刺身になります。
②ムニエル
カレイの身の大きさはたっぷりとあるため、ムニエルにするのも食べ応えがありおすすめです。カリッとした焼き加減で仕上げれば、ほくほくした白身の旨みとサクッとした表面のおいしさを同時に味わえるでしょう。
③煮付け
甘辛く煮付けたカレイの煮付けもおすすめのレシピです。煮付けにする場合は皮ごと煮付ける方法もありますが、5枚おろしにした身の煮付けも美しい白身がおいしそうな茶色に染まり、ご飯にぴったりの一品になります。ほくっとした白身の旨みとカレイの脂が醤油と砂糖の味わいにマッチするでしょう。
④フライ
カレイのフライも白身のおいしさをそのまま味わえます。サクッとした衣がほっこりとした白身を包み、ソースをかけて食べれば大満足できるでしょう。フライにする場合は切り身の大きさをそろえれば揚げやすくなります。
⑤ホイル焼き
鮭のホイル焼きなどもありますが、カレイもホイル焼きにすると旨みを逃がさずジューシーな味わいを楽しめます。季節の野菜も一緒に包んでまるごと焼いてしまいましょう。淡泊だけど上質なカレイの旨みをしっかりと味わえます。
まとめ
カレイの5枚おろしはやり方さえ覚えれば誰でも簡単にできます。柔らかなカレイの身を切り取っていくので、怪我に気をつけて丁寧に作業をしましょう。1尾まるごと捌けるようになれば、海釣りなどでカレイを釣りあげて自宅で新鮮なカレイをすぐにいただけます。旬のカレイをおいしく調理してみてくださいね。
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今回は、銀座で板前をされている銀座渡利さまの動画を参考に記事にさせていただきました。銀座渡利さまのYoutube動画は以下より、ご覧いただけます。
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スムーズに作業が進むと次もやってみようという気持ちになりますよね。