デコパージュで小物の作り方
今回はデコパージュの技法を用いて、クリスマスシーズンに気軽に飾れるレンガを使った小物を作ります。
用意するもの
- レンガ
- 紙ナプキン(クリスマス用など華やかな柄がおすすめ)
- デコパージュ液
- 仕上げ剤
- フィルム
- スポンジ
- 容器
- 筆
- 塗料(レンガに色を塗る場合は必要)
- 筆記用具(必要なら)
作り方①構図を考える
まずは構図を考えます。レンガに色を塗るのか、レンガのどの位置に貼るかなど、シミュレーションしましょう。柄の配置によって同じ紙ナプキンを使っても作品の印象が大きく変わります。はじめにメインとなる柄の位置を決めてください。できあがりを想像し楽しみながら構図を考えましょう。
作り方②紙ナプキンの柄を切り取る
紙ナプキンの柄を切り取る作業をします。紙ナプキンにボールペンなどでカットする部分に印をつけ、線の内側をカットすると失敗しません。紙ナプキン1枚をレンガ全面に貼ることもできますが、デコパージュする面積が広いほど技術が必要となります。初心者は小さなパーツを貼り付けるデコパージュから始めるとよいでしょう。
紙ナプキンは余分に切っておく
レンガは焼き物なので、凹凸があったりサイズに誤差が出たりします。誤差で空間が余ることもあり、パーツは余分に作っておくと安心です。パーツを貼りながら臨機応変に増やしたり減らしたり重ねたりして、楽しみながら作業をしましょう。
ペーパーナプキンを分離させる
ペーパーナプキンは3枚構造になっています。デコパージュで使用するのは印刷面の1枚目です。重ねてある残りの2枚から丁寧に剥がしましょう。
作り方③デコパージュ液をレンガに塗る
デコパージュ液をレンガの1面に塗り、紙ナプキンを1つずつ貼りつけていきます。1つ貼りつけたらその上にフィルム(破れを予防する)を乗せて、スポンジで中央から端に向けて軽く押さえてください。紙ナプキンが乾いたら、その上からデコパージュ液をもう1回塗ります。2度塗りのさいはフィルムはいりません。
端の処理について
レンガから紙ナプキンがはみ出たら、画像のように折り曲げて貼るとよいでしょう。
失敗してもやり直しができる
デコパージュは、仕上げ剤を塗る前ならば失敗してもやり直せます。紙ナプキンの柄を貼っているさいに失敗した場合は、剥がせばよいだけです。また乾いてしまった場合は、そのアイテムを1日水に浸けておくと紙ナプキンが剥がれるので、やり直しができますよ。
作り方⑤仕上げ剤を塗る
作品を乾燥させてから、仕上げ剤を塗ってコーティングしたら完成です。仕上げ剤は薄塗りで2度塗りすると劣化の予防になります。屋外に飾る場合は、防水スプレーを振っておくとよいでしょう。防水スプレーをふるさいは、屋外で新聞紙など下敷きの上で作業してください。
デコパージュのコツ
ハイクオリティな仕上がりには、デコパージュのコツを押さえておく必要があります。
ベースは白がおすすめ
作品のベースを白にすることで、紙ナプキンのカット部分が目立たなくなります。白のキャンバスを選んだり、レンガや木材には白いアクリル絵の具を塗ったりするとよいでしょう。
メインの絵柄から貼る
紙ナプキンをカットして使用するさい、バランスに悩みますね。絵柄のバランスをよくするコツは、メインの絵柄から貼っていくことです。貼りつける前に、配置を決めてから作業をするとよいでしょう。
端は折り曲げる
アイテムの端部分の仕上げは、はさみでジャストサイズにカットするよりも折り曲げて内側に入れたほうがおさまりがきれいです。
紙ナプキンをよれにくくするコツ
筆や指で紙ナプキンにデコパージュ液をなじませると破れることがあります。紙ナプキンの上にフィルムを置いて、中央から端に向けてスポンジで軽く押さえることで紙ナプキンの破れを予防できますよ。自宅にある少し硬めのビニールなどでも構いません。
内側にも仕上げ材を塗る
デコパージュするさい、はみ出した紙ナプキンを折り込んだ内側や側面にも仕上げ剤を塗って保護すると作品の持ちがよくなります。画像はデコパージュしてから5年ほど経過したレンガです。飾られている環境にもよりますが、仕上げ剤を塗っておくと柄の持ちがよくなります。
デコパージュを楽しもう
デコパージュは初心者でも手軽に材料が調達でき楽しみながらハンドメイドができます。クリスマスなど季節にあわせた華やかな柄をデコレーションすると気分が盛り上がりますよ。材料は100均で調達できるので、この機会に挑戦してみてください。
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出典:筆者撮影