ウニとは
ウニはヒトデやナマコと同じ棘皮動物で、そのうちのウニ網に所属するもののことです。体の表面にトゲのような突起があり、身体も固い殻で覆われています。殻の中身はほとんどが体液と生殖巣のみで占められているといってもいいでしょう。ウニの食べられる部位はそのうちの生殖巣(精巣または卵巣)で、ウニの雌雄は肉眼では見分けがほとんどつかず、味も変わりません。
ウニの種類と特徴
名前 | 旬 | 産地 | 特徴 |
バフンウニ | 夏 | 北海道~九州 |
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エゾ バフンウニ |
春~秋 | 北海道~福島(太平洋側)、富山(日本海側) |
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ムラサキ ウニ |
晩春~夏 | 茨城以南(太平洋側)、秋田以南(日本海側) |
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キタムラ サキウニ |
春~夏 | 襟裳岬~相模湾(太平洋側)、北海道日本海側~対馬沿岸(日本海側) |
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アカウニ | 初夏~秋 | 東京湾~九州 |
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シラヒゲ ウニ |
夏 | 鹿児島~沖縄 |
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ウニのさばき方①使う道具
キッチンばさみ
塩水
骨抜き
スプーン
キッチンペーパー
軍手
ウニのさばき方②下準備
はさみで割る
口の周りを切り取る
切り取った殻をはずす
ウニのさばき方③身の取り方
身の取り方①内臓を取る
身の取り方②塩水でゆすぐ
身の取り方③身を取り出す
身の取り方④余分な水分を取る
ウニのさばき方④おすすめの食べ方
食べ方①ウニご飯
食べ方②ウニパスタ
食べ方③塩ウニ
材料
- 生ウニ 100g
- 塩 10~15g
- バットまたは平らな皿
- キッチンペーパー 数枚
- 密閉できるフタ付きのビン(しっかり煮沸消毒したもの)
作り方
- バットまたは平らな皿にキッチンペーパーを敷き、生ウニを少しずつ間をあけて並べる。
- 生ウニにまんべんなく塩をふる。
- ラップをかけて冷蔵庫に入れ、好みに合わせて15分~3時間ほど休ませる。
- 表面に浮いた水分をキッチンペーパーで押さえて優しく吸い取る。
- 煮沸消毒したビンに入れてできあがり。
- 塩は20~30cmほど上からふると、まんべんなく行きわたります。
- 冷蔵庫で休ませる間に臭みを含んだ水分が出てくるので、適宜キッチンペーパーを換えてください。
- 生ウニをすくう際は、スプーンを使うと型崩れしにくいです。
ウニを味わおう
新鮮な殻付きのウニが手に入ったら、ぜひ自分でウニをさばいてみてください。家にある道具のみで、思いのほか手軽に美味しいウニを味わえます。そのまま味わうのはもちろんおいしいですが、いろいろな食べ方に挑戦してみるとまた違った楽しみがみつかるでしょう。
参考動画
この記事の執筆は、銀座渡利さんのチャンネル「SUSHI LABO」の動画を参考にさせていただきました。この他にもたくさんのためになる動画がたくさんありますので、ぜひご覧ください。
日本近海に住むウニの仲間は約160種類で、食べられるのはそのうちの数種類といわれています。日本国内で流通している主なウニの産地と旬、特徴などを見ていきましょう。