カワハギとは
カワハギのさばき方①道具
あると便利な骨抜き3選
骨抜き名人
骨抜き名人
参考価格: 6,468円
握りやすく滑りにくい、あまり力を使わずに骨の処理ができる骨抜きです。長時間使っても疲れにくく、耐久性があります。魚屋さんも愛用の商品です。オールステンレス製でさびにくく、水洗いできるのでお手入れも簡単にできます。
重さ | 約90g |
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ステンレス骨抜き
ステンレス 骨抜き
参考価格: 854円
形は一般的なとげぬきと同じですが大き目で手になじみ、使いやすい骨抜きです。刃が幅広で骨の大小を問わずつかみやすく、耐久性もあります。ステンレス鋼製で単純な形なので、お手入れもしやすいです。
重さ | 約30g |
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銀の爪
銀の爪
参考価格: 1,999円
軽い力で小骨が抜けるので楽に使えます。そのほか、蒸したジャガイモなど熱いもの、桃など繊細なものの皮むきにも向くほか、先端がとがっているのでジャガイモの芽を取るのも可能です。先端を保護するキャップがついているので、収納の場所を取りません。
重さ | 約40g |
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カワハギのさばき方②下準備
なんだか難しそう。私にできるかしら?
手順がわかれば大丈夫じゃよ。
おいしいカワハギの見分け方
なぜ活き締めをするの?
活きているうちに包丁を入れると、カワハギの血抜きがしっかりできるんじゃ。生臭みが少なく身も締まっておいしいんじゃよ。
頭を落とす
中骨に包丁を入れる
頭を取る準備をする
おいしい肝に傷がついてしまうので、包丁は力を入れすぎないようにするのじゃ。
肝も身もおいしく食べたいものね!
両手でカワハギを持ち、頭と身を分ける
身をきれいにする
肝の処理
肝以外の内臓を取る
もしにが玉をつぶしてしまったら、肝は苦くて食べられないの?
安心せい。きれいに洗い流して調理すれば大丈夫じゃよ。
頭から肝を取り外す
肝の細かい汚れを取り除き、氷水につけておく
カワハギのさばき方③身を三枚におろす
皮をむく
背の皮に切れ目を入れる
皮をはぐ
気持ちいい!皮がきれいにはげるから、カワハギっていうのね!
皮が丈夫でザラザラしてるから、サメの皮と同じようにわさびおろしに使われることもあるのじゃよ。
包丁を入れて三枚おろしをする
腹骨を取り除く
小骨を取り除く
薄皮を取る
身がつやつやしておいしそう!
カワハギのさばき方④肝の処理の仕方
肝に塩をふる
湯にくぐらせる
なぜ塩をふってからお湯に入れるの?
塩をふって置いておくと、水分とともに魚の臭みが浮き出てくるのじゃ。湯にくぐらせてから氷水にとることで、臭みが抜けてよりおいしく食べられるのじゃよ!
水分をふきとる
それでも肝の臭みが気になるときは、日本酒に15分くらいつけておくといいんじゃよ。
日本酒はいろいろ使えるわね!
カワハギのさばき方⑤食べ方
食べ方①肝和え
刺身
なめろう風
食べ方②煮付け
煮付けの付け合わせ
カワハギの肝、卵の煮付け
カワハギが卵を持っていたら、ぜひ身と一緒に煮付けてみましょう。肝も煮付けると、肝和えや肝醬油とはまた違った味わいがあります。肝は火が通りやすいので、身や卵が煮上がってきたら鍋に入れて5分ほど煮ればできあがりです。臭み取りのしょうがを一緒に添えるほか、山椒を振りかけるとひと味違ったおいしさが味わえます。
食べ方③揚げ物
天ぷら
冷たい水を使うとサックリとした衣に仕上がるんじゃよ。材料を混ぜるのは粉っぽさが残るくらいでいいぞ。
気温が高い時は氷水を使うといいのね。材料を混ぜすぎると粘りが出て、サクっとした歯触りがなくなるんだ。
唐揚げ
小さめのカワハギは頭と内臓を取り、皮をはいだらしょうがやにんにく、醬油などの下味をつけ、小麦粉や片栗粉をまぶして低温でじっくり揚げます。全体的に香ばしいキツネ色になり、しっぽやヒレがパリパリになったらできあがりです。中骨までしっかり火が通り、まるごと食べられます。
三枚おろしのカワハギなら、火が通りやすいから高温の油でさっと揚げるとおいしいのね!
魚の身は火が通りすぎるとパサパサしてしまうから、揚げすぎに注意じゃ。
カワハギを調理してみよう
参考動画
カワハギのさばき方、肝和えの作り方
今回の記事は、銀座渡利さんの動画を元に作成しました。銀座渡利さんのチャンネルには、このほかにもためになる動画がたくさんありますのでぜひご覧ください。
カワハギは、フグ目カワハギ科に属している白身の魚です。体は平たく、固くて丈夫な皮に覆われていて、小さい口には丈夫な歯がありカニなどの甲殻類や貝類を捕食するほか、クラゲも食べます。旬は弾力のある身がおいしくなる夏、冬に備えて肝が大きくなる秋以降といえるでしょう。