自家製こんにゃくの作り方とは?
こんにゃくは料理の脇役として食卓に登場する機会が多い食材です。しかし、実はこんにゃくは自宅で簡単に作ることが可能です。こんにゃくを手作りしたことがある人であれば、そのおいしさにはまってしまうことでしょう。この記事では、おいしい自家製こんにゃくの作り方やおすすめレシピをご紹介します。
自家製こんにゃくを作る前の注意点
自家製こんにゃくを作る際は、いくつか注意して欲しいことがあります。まずは、自家製こんにゃくを作る前の注意点をご紹介します。
こんにゃく芋は毒抜きが必要
こんにゃくの材料の「こんにゃく芋」は「シュウ酸カルシウム」という毒が含まれており、生で食べられず毒抜きが必ず必要です。では毒抜きの方法にはどのようなものがあるのでしょうか。
毒の抜き方①貝殻焼成カルシウムを使う
こんにゃく芋の毒抜きでは、「水酸化カルシウム」や「貝殻焼成カルシウム」を混ぜます。「貝殻焼成カルシウム」は天然ホタテ100%を使用した食品添加物で、こんにゃくの毒抜きや凝固剤として使われます。
毒の抜き方②水酸化カルシウムを使う
凝固剤の「水酸化カルシウム」は別名「消石灰」と呼ばれており、もともと石灰石からできています。昔は校庭の白線に使われていた白い粉です。消石灰は土をアルカリ性に変えるために必要な肥料であり、こんにゃくの凝固剤や食品、化粧品などにも使われています。
手袋を付けて作業する
こんにゃく芋は素手で触るとかぶれてしまうため、必ず手袋を付けて作業しましょう。また「水酸化カルシウム」は石灰なので、敏感肌の人はこの毒抜きで肌が荒れてしまうこともあります。
次からは実際に自家製こんにゃくの作り方を紹介します!
自家製こんにゃくの作り方
こんにゃくはこんにゃく芋が原料ですが、「グルコマンナン」という成分がアルカリと反応することで固まり、こんにゃくになります。以下に、自家製こんにゃくの作り方をご紹介します。
自家製こんにゃくの材料
- こんにゃく芋:300g
- ホタテ貝殻焼成カルシウム(水酸化カルシウムでも):2.4g
- 50℃のお湯:1,000g
- 水:60g
自家製こんにゃくの作り方①ペースト状にする
昨日、畑の整備をした時にこんにゃく芋を掘り出したんだけど、二つほど芋を真っ二つにしてしまったのでその芋を使ってこんにゃくを作ることにしました☺️
— ぽんか🍡🍵☁️ (@ponponkakka) January 13, 2020
まずはこんにゃく芋を切って、4倍量の水でミキサーにかけてペーストを作ります✨ pic.twitter.com/vrpJxd2MAC
こんにゃく芋をきれいに洗い、小さくカットして50度のお湯を一緒にミキサーにかけてペースト状にします。皮はむいてもむかなくても大丈夫です。ミキサーからボールに移して泡立て器でよく混ぜ、そのまま40分ほど常温に置きます。こんにゃく芋は素手で触れるとかぶれるため、ミキサーを洗うときもゴム手袋をして行いましょう。
自家製こんにゃくの作り方②毒抜きをする
40分経過したらかぶれないようにゴム手袋をして、ペースト状のこんにゃく芋をつやと粘りが出るまで5分程度強く混ぜましょう。ミキサーではなく手袋をした手で行ってください。その後、水60gにホタテ貝殻焼成カルシウムを入れたものをこんにゃく芋に混ぜます。
自家製こんにゃくの作り方③バットに移す
1分ほどでこんにゃく芋がかたまりになります。その後バットに移してから平らにならし、そのまま30分ほど置いておいてください。
自家製こんにゃくの作り方④カットして茹でる
適当なサイズにカットし、沸騰した鍋で40分程度茹でましょう。ゆで汁ごと冷ましたら冷蔵庫で保存してください。以上で自家製こんにゃくは完成です!
次からは自家製こんにゃくのおすすめレシピで、こんにゃくのおいいしい食べ方をご紹介します。
出典:写真AC