炭酸水の作り方
炭酸水とは、二酸化炭素が水に溶け込んだ状態の液体です。炭酸水を作る方法と題して夏休みの自由研究を行った経験を持つ人もいるのではないでしょうか。ここでは、簡単に炭酸水を作る方法をまとめました。
①重曹とクエン酸を水に溶かして作る方法
水100ccに対しクエン酸と重曹を小さじ2ずつ入れてかき混ぜると発泡します。これで炭酸水ができあがります。これは、クエン酸と重曹の化学反応による二酸化炭素の発生によるもので、水に完全には溶け込んでいません。また、化学反応の過程で塩(塩化ナトリウム)が発生しますので、飲み心地はおいしくないものになります。
②ドライアイスを水に溶かして作る方法
二酸化炭素を冷却圧縮して固めたものがドライアイスです。-70℃という低温のため、水の中に入れると勢いよく昇華します。この時に水を振ることで微量でも二酸化炭素が水に溶け込みますが、水に対してドライアイスの量が多すぎると気体が多く発生しボトルが爆発する可能性があるので危険です。
③液化炭酸ガスを水に溶かして作る方法
今回紹介する、「ミドボン」と呼ばれるボンベに充てんされた圧縮液化炭酸ガスを利用して水に溶かす方法です。液化された炭酸ガスを水に溶かす方法ですので、ドライアイスを溶かすよりも安全に自家製炭酸水が作れます。ただし、ボンベの取り扱い方が悪い場合には危険を伴いますので、事前にボンベの取り扱い方法を知っておく必要があります。
緑のボンベで炭酸水を作ろう
家に液化炭酸ガスのボンベを導入してみませんか?ボンベがあればビールサーバーの導入が可能ですし、炭酸水が家にある生活が楽しめます。ここではこの緑色のボンベ(ミドボン)について概要を説明いたします。
緑のボンベ(ミドボン)とは
液化炭酸ガスが充てんされているガスボンベです。高圧ガス保安協会によって定められた容器保安規則があるため、ボンベの内容物によって本体の塗装色が定められています。液化炭酸ガスの場合は緑色と決められているため、「緑のボンベ(ミドボン)」が定着しているようですね。
緑のボンベのメリット
家庭で使う場合に限られますが、5kg入りのミドボン1台あれば毎日飲んでも一年ほど使えます。コスパを考えると初期投資は高いのですが、毎日炭酸水を購入するよりもランニングコスト的には安くなると考えられ、費用面においては大きなメリットになります。また都度キレのある炭酸水が飲めるというメリットもあります。
緑のボンベのデメリット
ミドボンは、初期投資費用が大きくかかります。5kg入りのボンベは1台1万円前後の価格で販売されており、販売価格の中にはボンベそのものの預かり保証金が5000円ほど含まれています。ボンベの返却時には返金されるので、デメリットととらえるかどうかはその人次第です。
また、ボンベの材質の違いでも差がありますが、高さ70センチ、幅20cmほどの設置スペースが必要になります。こうした設置場所の確保も検討しなければいけません。
緑のボンベが買える場所
ミドボンは酒屋さん(ビールサーバーがある飲食店と取引があるお店)で購入可能です。通販でも販売していますが、送料や預かり保証金の兼ね合いがあるため、近くのお店で購入することをおすすめします。