イルカの肉は食べられるの？食用としてのイルカの味や食べ方を紹介！

初めてイルカ肉を調理する方におすすめなのが、山形の郷土料理としても知られる「イルカ汁」のレシピです。こちらは、現在ではくじら肉を使用している場合が多いですが、ここでは昔ながらの作り方をイメージしたレシピです。寒い季節にぴったりな料理ですよ。

1. 血抜きを済ませたイルカ肉の切り身は、塩を加えた熱湯で下茹でをしてからスティック状に切ります。
2. 玉ねぎはみじん切り、じゃがいも・白ネギはそれぞれ食べやすい大きさにカットしておきましょう。
3. 水を入れた鍋を火にかけ、だしの素を加えて混ぜてからじゃがいも・玉ねぎ・イルカ肉を加えて煮ます。
4. 味噌・青ネギを加えて軽く煮たら、器に盛って完成です。

イルカ肉を使った料理・食べ方の中でも定番とされているのが「イルカ肉のタレ」です。「タレ」とは、イルカやクジラの切り身を醤油・みりんなどにつけて干した食料のことを意味しており、千葉県南部を中心に愛されている料理です。

このレシピでは、イルカ肉が持つ血生臭さを抑え、イルカ肉を初めて食べる人でも手軽に取り入れられるように、にんにく・生姜をベースとした液を使っています。ほどよい辛さがおいしい料理のため、お酒のおつまみにもぴったりですよ！

1. 血抜きをしたイルカ肉をザルに上げ、1時間程度かけて水を切ります。
2. ポリ袋に醤油・みりん・にんにくチューブ・おろし生姜を入れて混ぜ、漬けダレを作ります。
3. イルカ肉が全て液に浸かるように入れて、一晩ほど冷蔵庫で寝かせます。
4. 汁気を取って取り出します。
5. 油切網・バットに乗せて冷蔵庫で2日間乾燥させたら、フライパンで両面をあぶって完成です。

「刺し身ではイルカ肉の臭み・苦味が気になる」という方におすすめのレシピが「イルカ肉の味噌煮」です。基本的な煮物の作り方に基づいているため、料理好きな方におすすめです。夕飯のおかず・お酒のおつまみとしても使える食べ方です。

1. 1口大にカットしたイルカ肉の切り身は、血抜きをした後に沸騰させた水に塩を入れた鍋で下茹でをしましょう。
2. 白ネギ・板こんにゃくを1口サイズに切っておきます。
3. 水にだしの素・三温糖・みりん・スライス生姜を加えた混ぜた鍋にイルカ肉を入れ、最後に味噌を加えます。
4. 落としぶたをして、1時間程度煮込んだら完成です。

「一風変わったイルカ肉の食べ方にチャレンジしたい」という方におすすめなのが「ヒートゥーチャンプルー」です。「ヒートゥー」とは沖縄の言葉で「イルカ」を意味しており、野菜炒めのような感覚で作れるため、料理初心者にも作りやすいレシピといえます。

1. 血抜きをしたイルカは、下茹でをしてから1口サイズに切りましょう。
2. もやし・ニラ・キャベツを水洗いして水気を切ったら、1口サイズに切ります。
3. サラダ油をひいたフライパンに野菜を入れ、強火で軽く炒めましょう。
4. しんなりしてきたらイルカの肉を加えて、転がすように炒めます。
5. 生姜焼きのタレを回しかけ、全体に火が通るまで炒めたら完成です。

刺し身・煮物料理に用いられることが多いイルカ肉ですが、ここでご紹介する「イルカの唐揚げ」のように、揚げ物料理としても使えます。手順は一般的な唐揚げ・竜田揚げと同じであるため、料理初心者にも始めやすいレシピといえます。

1. 血抜き・下茹でをしたイルカ肉は1口サイズに切ります。
2. ポリ袋に醤油・みりん・おろしにんにく・生姜チューブを加えて漬けタレを作ります。
3. イルカ肉を浸けタレの袋に入れ、タレが行き渡るように手で揉んでから漬け込みます。
4. 1時間浸けたら、イルカ肉を取り出して、片栗粉をまぶしましょう。
5. 油を入れたフライパンを中火で熱し、イルカ肉を揚げたら完成です。

食材の中では比較的マイナーである「イルカ肉」ですが、今回ご紹介した食べ方・レシピの他にも、イルカ肉がよく食べられている地域ならではのおいしい料理も存在しています。「イルカ肉を使った料理が気になる」という方は、ぜひイルカ肉を使ったレシピにチャレンジしてみましょう。