はじめに
手作りのおはぎは、意外と簡単に作れるので作り方を覚えておきましょう。白米を使うレシピは2~3日日持ちするので、主食はもちろんおやつにもおすすめです。こちらでは、人気レシピサイトのクックパッドなどでも好評のあんこの作り方や、固くならないおはぎの作り方、炊飯器で簡単に作れるレシピをご紹介します。
小豆について
スーパーに並んでいる小豆を見ると「小豆」・「大納言」など、さまざまな種類の小豆があります。「小豆」と書かれているものであれば簡単にあんこが作れるので、予算に合せて選ぶとよいでしょう。
「小豆」と「大納言」の違い
「小豆」とは
生産者限定 十勝小豆 1Kg /北海道産
参考価格: 1,690円
一般的に「小豆(あずき)」と呼ばれるのがこちらのタイプです。価格が手ごろなので、安定した人気を誇ります。こしあんにする場合は濾して皮を取り除いてしまうので、普通の小豆と書かれているのもを選ぶとよいでしょう。
「大納言」とは
【宅配便送料無料】まめやの底力 小豆 北海道産 大納言 1Kg 【限定品 あずき 訳あり】
参考価格: 1,630円
「小豆」と「大納言小豆」の違いは、大納言は小豆よりも一回り大きく、皮がしかっかりしていることです。「大納言」は煮たあとも小豆の食感が残っているので、独特の滋味深さと食感が人気です。
あんこの作り方
小豆は前もって浸水する必要がなく、あんこを作りたいときに1時間もあれば簡単に作れます。あんこは冷凍ができるので、時間のあるときにたくさん作ってストックしておくのもおすすめ。こちらのあんこの作り方は、人気のレシピサイトのクックパッドなどでも定番となっている人気のレシピです。
用意するもの
- 小豆 200g~250g
- 砂糖 200g(画像では「てんさい糖」を使用。三温糖やきび砂糖でもOK)
- 塩 一つまみ
- 鍋 1Lくらい入るサイズ
- しゃもじや調理用のヘラ
- ザル 1個
小豆は煮ると3倍くらいに増えるので、できあがりから換算するのがコツじゃ。例えば、200gの小豆を煮たら600gのあんこができるのじゃ。
作り方①小豆を煮こぼす
小豆をさっと洗い、鍋に入れ、2~3倍の水から茹で、煮こぼします。小豆は浸水する必要がありません。
「煮こぼす」とはアクや渋みの強い食材をお湯で煮て、その煮汁を捨てることなんじゃ。
沸騰したら4~5分茹でます。小豆は渋みが多く含まれているので、最初に煮こぼすことで、あんこの味がまろやかになります。渋みが気になる人はこの工程を2~3回行うとまろやかな味になります。小豆の渋みにはポリフェノールなどが含まれているので、できれば最小限の煮こぼしにしましょう。
作り方②小豆を水で洗う
小豆をザルに上げ、流水で洗ってアクを抜きます。ゴシゴシせず、かき混ぜる程度にするのがコツです。
作り方③再び湯で煮る
再び鍋に水と洗った小豆を入れ、アクを取りながら茹でます。沸騰したら、豆が激しく踊らないくらいの弱火~中火にして煮るのがコツです。
作り方④水を足しながら煮る
小豆の表面が出ないよう、時々、水を足しながら常に煮汁が豆にかぶるようにして40~50分煮ます。豆が古い場合は1時間くらい煮るとよいでしょう。この方法で煮ると、つぶあんにしたときに皮が固くならないので覚えておきましょう。
煮汁が常に豆にかぶるようにするのは、プロ直伝のコツなのじゃ。
作り方⑤数粒潰して固さを確認する
鍋の中の小豆の殻が割れていれば煮えている状態ですが、小豆は一粒ごとに成長や乾燥度合いが違います。一見、鍋の中で均等に煮上がっているようでも、鍋の中の位置によっても火のとおり具合が違います。
鍋の中の別々の場所から小豆を取り出し、必ず数粒潰して確認しましょう。軽く潰してみて、簡単にほろっと崩れたらOKです。なんとなく固い芯が残るようでしたらさらに10分くらい煮ます。
次ページでは、砂糖を入れて練る手順や、プロのこしあんの作り方をご紹介します。
出典:筆者撮影