野菜がたっぷりとれる煮物の簡単レシピ21選！おすすめの組み合わせは？

野菜しっかりとれていますか？もっと野菜をたっぷりとりたいと思っている方におすすめのレシピが「煮物」なのです。簡単な作り方で、食卓でも大人気間違いなし。味付けのポイントさえ掴めば、野菜を変えたりして応用もできるのです。野菜の煮物のおすすめレシピをご紹介します。

和風の味付けの煮物は、ほっこり美味しい、家庭料理の定番ですね。煮物を作りたい場合、味付けにつかう基本的な材料は「だし汁・みりん・砂糖・しょうゆ・酒」です。特にだし汁は万能で、これさえあればしっかり味付けができるうえ、他の調味料の代用になることもあるので、便利な顆粒だしなど一つはストックしておくとよいでしょう。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎを使う、優しい味わいが人気の野菜の煮物です。お好みで豚肉やこんにゃくを入れてもよいでしょう。

じゃがいも…1個
にんじん…1/4本
たまねぎ…1/4玉
鶏もも肉…1/2枚

【調味料】
醤油…大さじ1
酒…大さじ1
砂糖…大さじ1/2
だし汁…150cc

1. 鶏もも肉や野菜を一口大に切ります。
2. 耐熱容器ににんじんとじゃがいもを入れ、レンジ600wで4分加熱します。
3. フライパンで鶏肉とたまねぎを炒め、焼けてきたらにんじんとじゃがいもを入れます。
4. 鍋にすべての調味料を入れ、落し蓋をして10分ほど煮込みます。

里芋だけのシンプルな煮物は、ほくほく美味しく仕上がります。里芋は、先に水で茹でてからザルにあげるとぬめりが取れるので、ぬめりが苦手な方は茹でを繰り返しましょう。イカやしいたけと煮るともっと味が出てきます。

里芋…12～16個

【調味料】
醤油…大さじ1
砂糖…大さじ3～4
酒またはみりん…大さじ1
だし汁…約350cc

1. 里芋は水で洗い流しぬめりをある程度とります。
2. 鍋に里芋としょうゆ以外の調味料を入れてぐつぐつ煮ます。
3. 5分したら醤油を加え、落し蓋をして煮汁が少なくなるまで煮込みます。
4. 最後にすこしみりんを煮絡めるとよりおいしくなります。

ほっこりあたたか大根を使った煮物が簡単に完成します。ごぼう、こんにゃく、ちくわぶ、はんぺんなどを入れて「おでん風」にアレンジも人気のレシピです。

大根…2/3本
こんにゃく…1枚
平天…2枚
小松菜…1束
顆粒だし…大さじ1
水…適量

【調味料】
砂糖…大さじ2
みりん・酒…大さじ1
醤油…50～60cc

1. 大根は1.5cmほどの厚さにカットし、他の具材は食べやすい大きさにカットします。
2. 鍋に大根と、大根が埋まるくらいの水を入れ、顆粒だしを入れます。
3. 大根がやわらかくなってきたら調味料を入れ、こんにゃく、平天を入れ手さらに煮込みます。こんにゃくに穴を開けると味が染み込みます。
4. 弱火にし、落し蓋をして10分ほど煮込みます。
5. 煮立ったら小松菜をいれ、好みの感じに味付けして完成。

根菜（地面に生える野菜）であるレンコンは、にんじんやごぼうとの相性がバッチリです。レンコンはややえぐみがあるので、水に5分程度晒してアク抜きをするとうまくいきます。

蓮根…1本
人参…1本
豚肉（鶏肉でも）…100g

【調味料】
砂糖…大さじ1と1/2
みりん…小さじ1
酒…小さじ1
だし汁…200cc
醤油…大さじ1と1/2
ごま油…大さじ1

1. レンコンをカットして水に浸し、アクを抜きます。豚肉、にんじんも食べやすいサイズにカットします。
2. 鍋にごま油を入れ、豚肉→野菜の順序で炒めます。
3. 調味料をいれ、10～15分煮込みます。
4. 最後に醤油で味付けをしたら完成です。

きのこを使うことで、だしが出てやさしい味わいになります。きのこのだしがしっかり出ているので、栄養もバッチリ取れる煮物のレシピです。がんもどきはもちろん、こんにゃくやちくわぶとの相性もばっちりです。

舞茸…1パック
シメジ…1パック
がんもどき…4～5個
コンニャク…1/2袋
水…300cc

【調味料】
ほんだし…小さじ1
砂糖…小さじ1
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
薄口醤油…小さじ2
塩…少々

1. こんにゃく＆がんもどきをカットしてお湯で茹でます。舞茸＆しめじも硬いところを取り、食べやすい大きさにカットします。
2. 鍋にこんにゃく、がんもどき、舞茸、しめじを入れ、水を入れて火にかけます。
3. 煮立ったら調味料をいれ、落し蓋で15分ほど煮ます。味が染み込んだら完成です。

夏の野菜であるナスを使った美味しい煮物の作り方です。ナスはしっかり水に付けて、アク抜きをすると美味しく食べられます。焼くときにしっかり水分を飛ばすようにするのがポイントです。

ナス…1～2本
厚揚げ…1/2枚
鶏もも肉…1枚
片栗粉…少々

【調味料】
だし汁…150mL
砂糖…大さじ1/2
みりん…大さじ1/2
酒…大さじ1/2
醤油…大さじ1/2

1. ナスをカットし、水に漬けてアク抜きします。油揚げはお湯で茹で、鶏もも肉に片栗粉をまぶします。
2. 鍋に厚揚げと調味料を入れて火をつけます。沸いたら鶏もも肉を入れます。
3. ナスはフライパンで炒めます。
4. 焼いたナスを②に追加し、アルミホイルで落し蓋をして10～15分煮ます。

家にある野菜で簡単にできる、まるで筑前煮のような煮物です。ちょっと冷ますことでより味がしみ込むので、夜ご飯はもちろん、お弁当にも使える人気レシピです。

ごぼう…1/2本
ちくわ…2本
人参…1/2本
こんにゃく（アク抜き済みのもの）…1枚
ごま油…大さじ1

【調味料】
顆粒だし…大さじ1/2
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
砂糖…大さじ1
醤油…大さじ1

1. 野菜やこんにゃく、ちくわをちょうどいい大きさに切って、ごま油で炒めます。
2. 調味料を入れてよく煮ます。沸騰させたらアクをとって20分ほど弱火で煮れば完成。

畑のお肉と呼ばれている大豆と、海の恵みである昆布を使った美味しい煮物のご紹介です。「豆＝魔を滅する」「昆布＝よろこぶ」どちらも縁起物なので、お正月料理のおかずにしてもおすすめです。

大豆水煮…缶詰1個
人参…1本
乾燥昆布…大1本
だし汁（昆布の戻し汁）…200㏄

【調味料】
砂糖…大さじ1
醤油…大さじ1
みりん…大さじ1
酒…大さじ1

1. 乾燥昆布を水で戻し、1cmほどにカットします。戻した水はだし汁として使います。
2. にんじんを1cmほどのカットし、だし汁、昆布と煮ます。
3. にんじんに火が通ったら、大豆と調味料を入れ、かきまぜながら中火で煮ます。
4. 煮汁が少なくなってきたら火を止めて完成です。

春の季節、山菜採りで手に入るわらびは、同じく春の野菜であるたけのこと合わせた煮物が大人気です。どちらもしっかりアク抜きをします。わらびや山菜は茹ですぎるとしんなりしてしまうので注意です。

たけのこ…1個
わらび…4束くらい
だし汁…800cc

【調味料】
砂糖…大さじ2
みりん…大さじ4
酒…大さじ3
薄口醤油…大さじ4

1. アク抜きをしたたけのこ、わらびをカットします。
2. だし汁に砂糖、味醂、酒、薄口醤油で味付けをします。
3. 硬いたけのこから先に入れて、5分ほどしたらわらびを入れ、とろ火で煮ます。
4. 粗熱が取れたら完成です。

食事にも、おやつにも大人気の、さつまいもの甘さがグッと引き出た煮物のレシピです。レモン汁を入れるとさっぱりした味付けになるのでおすすめです。

さつま芋…1本
はちみつ…大さじ2～3（甘めが好きな方は多めに）
砂糖…大さじ1
レモン汁…大さじ1～2
塩…ひとつまみ
水…さつまいもが埋まるくらい

1. さつまいもは洗って輪切りにします。
2. 鍋にさつまいも、水、塩を入れて煮立たせます。
3. 煮立ったら砂糖、はちみつ、レモン汁を入れて混ぜ、完成です。

洋風の煮物は、トマトやキャベツなどの野菜がたっぷり入っていて、とてもカラフルですよね。カラフルな食材がたくさん取り込まれているため、必要な栄養分を、簡単にそしてしっかりとれるという点も人気のひとつです。コンソメやオリーブオイル、にんにくなど、さまざまな味付けのアレンジも自由にできます。器にもこだわればちょっとおしゃれな野菜料理が完成します。

ズッキーニやトマト、ナスなど、好きな夏野菜をひたすら煮込んだ簡単な煮物です。基本的に放置すれば完成してしまう簡単レシピながらも、栄養も見栄えもばっちりの煮物が完成します。

ズッキーニ…1本
かぼちゃ…1/4個
マッシュルーム…8～10個
ナス…2～3本
トマト…3個
にんにく…適量
ローリエ…1枚
鷹の爪…1本
オリーブ油…適量
塩…少々
パセリ…適量

1. 野菜をカット、ナスは水分を軽く拭いて置きます。
2. ズッキーニ、かぼちゃ、マッシュルームをオリーブオイルに入れて、にんにく、ローリエ、あれば鷹の爪で炒めます。
3. 油が回ってきたら、ナス、トマトを入れ蓋をして、やわらかくなるまで弱火で煮ます。
4. しんなりしてきたら完成です。塩やパセリで味付けをします。

好きな野菜をトマト缶でぐつぐつ煮込むだけ、簡単なラタトゥイユです。ごぼうやセロリ、大根などの冬野菜に加え、鶏肉や粉チーズなどでアレンジしてもより美味しくなります。

ごぼう…1本
セロリ…1本
大根…半分
にんじん…1本
白菜…半分
オリーブオイル…大さじ3
にんにく…適量
鷹の爪…半分
トマト缶…1缶
醤油…大さじ1
バルサミコ酢…大さじ1
塩…少々

1. 野菜をカットします。
2. フライパンににんにく、鷹の爪、オリーブオイルを入れて弱火にかけます。
3. ごぼうとセロリ→大根とにんじん→白菜の順に入れ、トマト缶を入れます。
4. 混ぜたら蓋をして、時々かきまぜつつ水分がなくなるまで煮ます。
5. 醤油、バルサミコ酢、塩で味付けをして完成です。

冬野菜の大根を、トロッとするまでしっかり煮込むのがポイントです。特に甘味の強い聖護院大根を使うと、うまみがぐっと引き立っておすすめです。

大根（聖護院大根がおすすめ）…1本
ニンジン…1本
ベーコン…3枚
白ワイン…50cc
コンソメ顆粒…一粒または大さじ1
薄口醤油…少々
コショウ…適宜
水…野菜が埋まるくらい

1. 大根とにんじん、ベーコンをカットします。
2. 野菜を鍋に入れ、白ワイン、コンソメ顆粒、ローリエの葉（あれば）、コショウ、水で火にかけます。
3. 20～30分ほど煮込んだら、少し火を止めて冷ますとしっかり味がしみ込みます。
4. 刻みパセリで彩りを追加して完成です。

カレー風味の味付けで野菜を煮込むのもおすすめです。こちらでは大根やにんじん、ごぼうといった根菜を使っていますが、トマトやセロリなどカレーに使うような野菜でもOKです。

大根…1本
にんじん…1本
ごぼう…1本
しめじ…1パック
鶏むね肉…1/2枚
さやいんげん…多め
水…2カップ
固形コンソメ…1/2個または大さじ1/2
カレー粉…小さじ2
トマトケチャップ…小さじ4
塩…少々
※ほか冷蔵庫で余っているお好みの野菜を加えてもOK

1. 野菜、鶏むね肉をカットします。
2. 鍋に水、コンソメを入れ、大根、にんじん、ごぼうを入れます。
3. 煮立ったらしめじ、鶏肉を入れ、アクを取ってからカレー粉、ケチャップ、塩を入れます。
4. 10分経ったらさやいんげんを入れて、少し煮たら完成です。

生クリームや牛乳を使えば、クリームシチュー風味の煮物にできます。濃厚なのにカロリーも低いダイエットレシピです。

鶏むね肉…150～200g
エリンギ…1本
ブロッコリー…2つ
小麦粉…大さじ1/2
バター…大さじ1/2ほど
水…150cc
牛乳…100cc
コンソメ顆粒…小さじ1
塩コショウ…適量

1. 野菜と鶏むね肉をカット。鶏むね肉は、炒める前に小麦粉でまぶしておきます。
2. エリンギと鶏むね肉をバターで炒めたら、水と牛乳、コンソメスープで煮立てます。
3. 塩コショウで味付けし、余った小麦粉を入れてぐつぐつ煮込むと、よりスープのとろみが増します。

冬になると余りがちな白菜も、このレシピならたっぷりとれます。白菜との相性抜群なベーコンを使い、ミルフィーユのように重ねて煮物を作りました。

白菜…半個
鶏ひき肉…300～350g
ベーコン…多め
米粉か片栗粉…大さじ4

【調味料】
しょうゆ…大さじ4
料理酒…大さじ4
砂糖…大さじ1
コンソメ顆粒…大さじ1
水…1カップ

1. 白菜→米粉または片栗粉→ベーコンと鶏ひき肉の順にのせます。
2. また米粉または片栗粉→白菜の順に重ねていきます。
3. ①と②を繰り返します。
4. 水と調味料を入れて、20分ほど煮込んだら完成です。

夏野菜の冬瓜は、煮込むことでより旨みが増します。ウインナーやベーコンも入っているので、お子様にも大人気の煮物です。シンプルながらもしっかり野菜が食べられる簡単レシピです。

冬瓜…1個
ウインナー（ベーコンでも）…8本
水…1カップ
酒…1/4カップ
コンソメキューブ…1個
塩…小さじ1/4
粗挽き黒胡椒（お好みで）…適量

1. 冬瓜はカットして綿をとり、ウインナーもカットします。
2. 水、コンソメ、料理酒、塩で中火にかけます。
3. 沸騰したら冬瓜や具材を入れて15分ほど煮込んで完成です。
4. 仕上げに粗挽きの黒コショウを入れてもおいしくなります。

かぼちゃは醤油風味だと和風の味付けになりますが、コンソメで煮ることで洋風にアレンジできます。砂糖を入れたらちょっと甘めのグラッセ風に完成します。

かぼちゃ…1/2カット
水…かぼちゃが浸るくらい
コンソメ…2個
砂糖…大さじ2
塩…少々
コショウ…少々
バター…10gくらい

1. かぼちゃをカットします。面取りすることで煮崩れを防げます。
2. かぼちゃ、水と一緒にコンソメを入れます。
3. かぼちゃが柔らかくなってきたら塩コショウ＋バターを入れて完成です。

忙しい一人暮らしの方は、ついつい野菜が少なめになりがちです。そんな忙しい方にこそ、栄養バランスがしっかりとれて、なおかつ簡単に作れる野菜の煮物がおすすめなのです。鍋を使わなくても、レンジと耐熱容器で簡単に作れる煮物であれば、野菜がたっぷりとれるのです。時短でできる煮物の作り方を覚えて、自炊ライフをより充実させてみてはいかがでしょうか。

時短・そして安いお値段でできる野菜の煮物といえば、もやしのナムルではないでしょうか。この作り方を覚えておけば、もう一品欲しいというときにも大変便利です。

もやし…1パック
顆粒だし（中華だし）…適量
塩・コショウ…適量
炒りごま…お好み
ごま油…小さじ1

1. もやしを水洗いしたら耐熱容器に入れて、レンジでチン。
2. だし、塩、ごま油、炒りごまを混ぜて完成です。

ほうれん草は茹ですぎると栄養価が逃げてしまいますが、レンジを使った作り方なら栄養そのまま、結構な量のほうれん草をおひたしとして料理できます。

ほうれん草…2〜3束
白だし…適量
醤油…適量

1. ほうれん草をしっかり洗って、食べやすい大きさに切ってからレンジで温めます。
2. 鰹節、白ごまと混ぜて完成です。
3. 好みで塩昆布やきざみあげを入れてアレンジしても楽しめます。

かぼちゃのような、硬い野菜をレンジで温める際は、細かく切ってから耐熱容器に、調味料と水を入れ、温めるといった作り方がおすすめです。

かぼちゃ…1/2個
砂糖…大さじ1
醤油…大さじ1
みりん…大さじ1
水…1/2カップ

1. かぼちゃをカットし、耐熱容器に砂糖、しょうゆ、みりん、水と一緒に入れます。
2. 10分レンジで温めます。
3. 少しそのまま蒸らしておくことでよりふっくら、しっとりしたかぼちゃができ上がります。

野菜がたっぷりとれる、人気の煮物のレシピをご紹介しました。作り方は意外と簡単で、忙しくても時短アレンジが可能です。自炊すれば低コストで、たっぷり栄養がとれるので、チャレンジしてみない手はないでしょう。野菜を使った料理にぜひお試しください！