湯冷まし(白湯)の作り方!粉ミルク用の保存におすすめの容器も紹介

湯冷まし(白湯)の作り方!粉ミルク用の保存におすすめの容器も紹介

子育てに欠かせない体にやさしい飲料水「湯冷まし」の作り方の特集です。赤ちゃんのミルク用とお茶用それぞれ異なった温度の湯冷ましの作り方をご紹介いたします。また粉ミルクの保存に便利な容器や、湯冷まし作りに便利なアイテムのご紹介もいたします。

記事の目次

  1. 1.湯冷ましとは?
  2. 2.主な用途はミルクか緑茶
  3. 3.湯冷ましの作り方紹介①ミルク調合用
  4. 4.湯冷ましの作り方紹介②赤ちゃんの飲料水用
  5. 5.湯冷ましの作り方紹介③お茶の抽出用
  6. 6.おすすめ湯冷まし用アイテム紹介
  7. 7.おすすめ粉ミルク保存容器
  8. 8.まとめ

湯冷ましとは?

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湯冷ましとは、一度沸騰させたのち冷ました水のことで、体にやさしい水といわれています。体に影響ない程度と言われてはいますが、水道水に若干含まれている残留塩素やトリハロメタンなどの薬品類が沸騰によりなくなりカルキ臭がありません。また、冷たさが原因でお腹を冷やして下してしまうことがなく安心です。

沸騰により除去できる含有物質

①残留塩素

日常使う水道水には、体に影響がないレベルとは言われるものの消毒用の残留塩素などの物質が含まれています。沸騰により除去できますが、塩素を除去した湯冷ましは保存がきかないのでその日のうちに使い切りましょう。

②トリハロメタン

水道水には「トリハロメタン」という発がん性物質がごく微量に含まれています。こちらも沸騰により除去できます。除去するためには、沸騰時間は5分を目安にするとよいでしょう。

千葉県水道局
詳細はリンク先をご参照ください。

主な用途はミルクか緑茶

利用方法①粉ミルクの調合

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利用方法として一般的なのが「粉ミルクの調合」です。一般的な粉ミルクは殺菌のため70度以上の熱湯で溶かしますが、赤ちゃんに与えるためには人肌程度まで冷ます必要があります。この厄介なミルク作りの冷ます工程に、湯冷ましが活躍します。

ミルクを冷ますのに湯冷ましを使うと早い

ミルクを冷ます方法はいくつかありますが、熱湯で溶かしたミルクに湯冷ましを加えると簡単に素早くミルクを冷ませます。湯冷ましは水筒など容器に入れて持ち歩きができるため、外出先でミルクを調乳する際にも重宝します。

利用方法②赤ちゃん用の飲料水

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湯冷ましを赤ちゃんが飲む理由は「体にやさしい」からです。体にやさしい水といえばミネラルウォーターが思い浮かびますが、赤ちゃんには水道水から作った湯冷ましを与えるのが一般的で、ミネラルウォーターはおすすめされません。それには2つ理由があります。

軟水の湯冷ましはお腹にやさしい

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1つめの理由は「水道水は軟水だから」です。軟水と硬水の違いはカルシウム・マグネシウムなどの含有量で、含有量が少ない水は軟水、多い水は硬水と区別されます。水道水は軟水ですが、ミネラルウォーターには硬水のものもあります。赤ちゃんの未発達な胃腸で硬水のミネラルウォーターを飲むと下す恐れがあるためおすすめされません。

食中毒を防ぐには加熱殺菌がよい

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2つめの理由は「加熱殺菌したほうがよいから」です。水の殺菌方法には加熱殺菌と非加熱殺菌があります。食中毒を防ぐには加熱処理が適しています。水道水や軟水のミネラルウォーターやサーバー水を、赤ちゃんに直接与えるのではなく湯冷ましにした方がよいのはこのためです。

利用方法③緑茶の抽出用

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一般的な緑茶に適した抽出温度は70度といわれており、お茶の世界でも湯を冷ますことが重要視されています。また水道水のカルキ臭も沸騰により除去されるため、おいしい日本茶をつくるためには湯冷ましは欠かせません。

湯冷ましを使ったお茶はおいしい

お茶用の湯冷ましの作り方は、赤ちゃん用の湯冷ましとは異なりますので後程ご紹介いたします。湯冷ましを使えば、ふくよかでおいしいお茶が味わえます。

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湯冷ましの作り方紹介①ミルク調合用

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