1枚布で作るプリーツ型マスクカバーの作り方
最初にご紹介するのは、1枚の布から作るマスクカバーです。プリーツ型のマスクに対応しています。ミシンがあれば便利で丈夫にできますが、手縫いでも作製可能です。縫わないで布用ボンドで作る場合は、説明書をよく読んで使います。マスクカバーのプリーツの入れ方は数種類ありますが、今回は上から下へ3段のプリーツを入れました。
両脇を閉じられるマスクカバーもある
また、マジックテープやスナップで両脇を閉じるタイプもあります。マジックテープやスナップがないほうが作り方はやや簡単ですが、脇の表布が浮きやすいです。マジックテープやスナップをつけると脇から中のマスクが見えません。その分手間は余分にかかり、マスクの横幅が少し広くなります。今回はマジックテープがあるタイプの作り方をご紹介しましょう。
材料
材料として必ず必要なのは布と糸です。両脇を閉じるためにマジックテープかスナップを用意します。布は端切れでも構いません。生地の大きさは、大人用マスク(横17.5cm×縦9cm)では横23.5cm×縦40cmです。子ども用マスク(横12.5cm×縦8cm)では横18.5cm×縦38cmの生地が必要となります。
マジックテープをつけない場合
マジックテープやスナップをつけない場合は、横幅は1.5cm狭くて済みます。出来上がり幅をマスクの横幅+0.5cmとし、縫い代を左右に2cmずつとってください。
型紙作り
手慣れた方なら、型紙なしで直接布に印をつけても結構です。初心者は型紙を作ってみると安心して作業できます。画像は、大人用マスク(横17.5cm×縦9cm)の型紙に縫い代をつけた図です。
型紙ができたら実際にプリーツを折って、入れる不織布マスクを当ててみましょう。出来上がり線の縦幅は、マスクの縦幅+ゆとり0.5cmになります。出来上がり線の横幅は、マスクの横幅+マジックテープ縫付分左右1cmずつです。マジックテープをつけない場合の横幅はマスクの横幅+0.5cmになります。目で見て大きさを確認し、安心して裁断に進みましょう。
子ども用マスクの型紙
子ども用マスクの場合は、横幅はお手持ちのマスクの幅に合わせます。縦幅は上下の部分(画像で黄色い丸で囲んだ長さ)で調節すればOKです。今回は大人用マスクより縦が1cm短かったので、上部を4cmから3cmに変更しています。上下を3.5cmとして合計1cm縮めても結構です。プリーツを折ってマスクに当てて、大きさを確認するとよいでしょう。
マスクの大きさに合わせるのが難しいかと思ったけれど、意外と簡単だわ。プリーツのおかげで、顔の立体にフィットするのね。
作り方
なるほど!両脇を縫いながら、マジックテープもつけられるなんて、簡単ね。
輪になったものを縫うのが心配なら、次項のマスクカバーの作り方を参考にしてみてね。先に両脇を縫ってから下部を縫えば簡単よ。
次は表裏で生地が違うプリーツ型マスクカバーの作り方ね。布が2枚になると難しいのかしら?
そんなことないわ、簡単よ。それに、表布に子どもに人気のキャラクターの柄を使えば、嫌がらずにマスクをしてくれるかも……!
【材料】