生姜紅茶とは
生姜紅茶とは、その名の通り「紅茶に生姜を入れた飲み物」です。生姜にも紅茶にも、体に良い成分がたくさん含まれており、体を温める働きやダイエット、便秘解消などの効果が期待されています。生姜紅茶のレシピをご紹介する前に、生姜や紅茶の成分や効果を見て行きましょう。
生姜について
生姜は、中国で古くから生薬として重宝されている植物です。生のものは「生姜(しょうきょう)」、乾燥したものは「乾姜(かんきょう)」と呼ばれています。主に使われる根の部分には、体によいとされる成分が多く含まれており、血行促進や鎮痛作用など、さまざまな効果が期待されています。
生姜に期待できる効果 | |
血行促進 | 消化促進 |
発汗作用 | 殺菌・抗菌作用 |
抗炎症作用 | 鎮痛作用 |
心機能活性化 | 排泄力アップ |
生姜に含まれる成分と効果
生姜は、生の状態と乾燥した状態で、含まれる有効成分が変わります。期待できる効果も変わってくるため、症状によって使い分けることをおすすめします。
生姜の成分①ジンゲロール
ジンゲロールは、生の生姜に多く含まれる辛味成分です。解熱・発汗・殺菌・鎮痛・抗炎症作用を持っており、風邪予防・咳をしずめる効果・胃腸を整える効果が期待されています。胃腸の働きを助ける働きのおかげで、便秘解消効果も期待できます。
生姜の成分②ショウガオール
ショウガオールは、生姜に熱を加えることにより、ジンゲロールが変化してできる成分です。乾燥生姜に多く含まれています。血管拡張・血行促進作用を持っており、体の深部を温める効果・体機能アップ・冷え性改善などの効果が期待されています。
紅茶について
紅茶の茶葉は、緑茶やウーロン茶と同じ茶の樹から採れます。違いは製造方法で、発酵させないものを緑茶、半分発酵させたものをウーロン茶、発酵させたものを紅茶と呼びます。紅茶にはシンプルなものからフレーバー付きのものまで、とてもたくさんの種類があります。
紅茶の成分と効果
成分①カフェイン
カフェインは「覚醒作用」「中性脂肪の燃焼」「新陳代謝促進」などの働きを持ち、ダイエットや疲労回復などの効果が期待できます。茶葉にはコーヒーの約3倍のカフェインが含まれているため、飲むタイミングには注意が必要です。
成分②タンニン
タンニンはポリフェノールの一種です。「抗酸化作用」「殺菌作用」「腸内の悪玉菌を抑制する作用」などを持っており、老化防止や風邪予防、整腸作用などの効果が期待できます。
成分③テアニン
テアニンは、甘みやうまみになる成分で、アミノ酸の一種です。「ストレスによる自律神経の反応を抑制する働き」を持ち、「リラックス作用」「血圧の上昇防止」「精神安定」「睡眠改善」効果が期待できます。
次は、生姜紅茶の材料の選び方を紹介するよ!