ネギトロ巻きとは
マグロを細かく切ったり、ペースト状にしたものをみじん切りのネギと合わせたものをネギトロ、それを具に酢飯と海苔で巻いたものをネギトロ巻きといいます。マグロとネギを一緒にするとおいしく食べられるので、子どもからお年寄りまで人気の寿司ネタです。家庭でも手軽にネギトロ巻きを手作りできる方法をご紹介します。
ネギトロ巻きの由来
マグロの骨や身についた、包丁では取りきれない身をスプーンなどで「ねぎ取る」ことからネギトロといわれていて、「ネギ」は野菜のネギではないようです。また、ネギトロの元祖といわれる浅草のお寿司屋さんが、通っていたお店「むぎとろ」にあやかって名付けた、という説など諸説あります。
酢飯の作り方
器具と材料
土鍋
桶としゃもじ
米
水
酢
砂糖・塩
では、銀座渡利さんの動画を参考に、ネギトロ巻きの作り方をご紹介しますね!
ご飯の炊き方
おいしいネギトロ巻きを作るには、おいしいご飯を炊くことが第一の条件と言えるでしょう。ここでは、土鍋を使う炊き方をご紹介します。土鍋でご飯を炊くのはハードルが高いと思われがちですが、実はとても簡単です。普段は冬にしか活躍しない土鍋を有効に使いましょう。
①米を研ぐ
②米を浸水させる
③火にかけ、沸騰させる
④沸騰したら、弱火にする
⑤おこげを作る
味付けの仕方
①器具の準備をする
②すし酢を作る
③土鍋から桶にご飯を移す
④ご飯に酢を合わせる
⑤混ぜ終わったら休ませる
酢飯の作り方は、銀座渡利さんの以下の動画に詳しく解説されています。
ネギトロの作り方
いよいよ具になるネギトロを作ります。包丁の取り扱いにさえ気をつければ、難しくはありません。作り方を覚えれば、ご飯を用意するだけで気軽にネギトロ丼が楽しめます。アジなどほかの魚でも同様にできるので、料理のレパートリーも広がるでしょう。
ネギトロの材料
マグロ
ネギトロの材料には、マグロの比較的脂の強い部位が合うといわれていますが、中おちや固い筋についた身をこそげ落とし、たたいて使用する場合もあります。マグロのどの部位も、ネギトロにすればそれぞれの個性が出ておいしいといえるでしょう。
ネギ
ネギの香りと風味は、マグロの脂をさっぱりとさせてくれる、薬味のような役割をします。香りや辛味が強いため、長ネギの白い部分をネギトロの材料に使うことが多いです。辛味が苦手な方やお子さんには、辛味が少なく色どりがきれいな万能ネギやあさつきなどの細く青いネギを使ってもよいでしょう。
①マグロを切る
マグロの刺身の切り方は、以下を参考にしてくださいね!
②ネギをきざむ
③ネギとマグロを一緒にたたく
ネギトロ巻きの作り方
細巻き用の材料
ご飯 |
巻きす |
海苔(1枚を半分に切る) |
わさび(お好みで) |
巻きすの素材は、シリコンやプラスチックのものなどいろいろありますが、巻きずしを作る際は竹製のものが向いています。天然素材なので、煮沸消毒や乾燥などお手入れは必要ですが、適度な弾力があり力が入れやすく、上手に巻きずしが作れます。巻き方を覚えて、ネギトロだけでなくいろいろなものを巻いてみましょう。
ネギトロ巻きの巻き方
①ご飯を海苔にのせる
②わさびとネギトロをのせる
③巻く
④形を整える
⑤食べやすく切る
こちらも銀座渡利さんの動画で詳しくご紹介していますので、ご覧ください!
作り方の注意
器具のお手入れは念入りに
木の桶やしゃもじ、竹の巻きすなどは天然素材なので、しっかりと洗い、完全に乾燥してからしまうなど、お手入れは念入りにしてください。カビが生えたり、雑菌の温床になってしまったりする恐れがあります。食中毒の原因になることもあるので、しっかりと熱湯消毒もしましょう。
土鍋の取り扱いに注意
土でできている土鍋はデリケートで、ちょっとした刺激でヒビが入ってしまいます。土鍋は急激な温度の変化に弱いので、全体がある程度冷めてから洗いましょう。コゲはしばらく水に浸けておき、コゲがゆるんでから落としてください。その際、金属タワシなど固いものでこすると傷んでしまうので、スポンジなどでやさしくこすりましょう。
まとめ
難しそうに見えても、コツをつかんでしまえば手軽に作れるネギトロ巻きは、マグロの部位や合わせるネギの種類によっても味が違ってきます。いろいろなネギトロ巻きを楽しんでみてください。巻き方も数回練習すれば、上手にできるようになりますよ!
銀座渡利さんの動画チャンネルはご紹介したもののほか、ためになる動画がいっぱいです。ぜひご覧くださいね!
炊飯専用の土鍋でも、鍋料理用の普通の土鍋でもどちらでもかまいません。多少使い勝手の違いはありますが、どちらもおいしいご飯が炊けます。