黒板アートは絵が苦手な人や初心者にとっては難しそうに思えるかもしれません。しかしコツさえつかめば、初心者でも簡単にかわいい黒板アートが描けるといいます。では、ここからは黒板アートのコツをまとめていきます。
黒板アートの文字の簡単な書き方
文字の書き方の基本は、縦線を太く、横線を細く
黒板アートでは、イラストだけではなく文字も大切な要素になります。文字の書き方のポイントは、太いところと細いところをバランスよくつくることです。一般的には縦の線を太く、横の線を細く、丸みを帯びた部分は太く書きます。下記のサイトではきれいなアルファベットの書き方をわかりやすく解説されていますので、参考にしてください。
フリー素材のかわいいフォントを利用すると簡単
自分でおしゃれな文字を書く自信がない時は、インターネット上のフリー素材のフォントを使います。きっちりした印象の文字から流れるような筆記体、飾り文字まで、さまざまなフォントがあるので、イメージに合ったものを選びましょう。パソコンで印刷して、好みの大きさに拡大して使います。文字枠やフレームのデザインも豊富にあるので、合わせることで更におしゃれになります。
黒板の水平、垂直、中心のラインを意識して書く
黒板への文字の書き方としては、黒板の中心、水平、垂直のラインを意識するのがコツです。定規やマスキングテープ、チョークで薄く罫線を引くなどしてガイドにします。文字の大きさと文字の間隔も揃えることも、きれいな文字の書き方のポイントです。文字の背景には文字の色と反対の色味の色を使うか、黒板の色を生かすと文字が際立ちます。背景を塗って文字を黒く残す書き方も素敵です。
黒板アートのイラストの簡単な描き方
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— はまー (@hamacream) September 19, 2016
黒板は大きいので、初心者はイラストを描く時にバランスが崩れがちです。そのような場合は、パソコンとプロジェクターを利用して構図を投影して輪郭を描いていきます。最近はニーズが減っていますが、OHPも便利です。チョークで薄く罫線を引いたり、マスキングテープや磁石で目印をつけたりするのもいいでしょう。必ず時々遠くから見て、バランスを確認するのが大切です。
輪郭の描き方
輪郭は、イラストの雰囲気によって描き方を変えます。はっきりと目立たせたい時には強く濃く描き、ふんわりと柔らかい印象にしたい時には薄く細い線で描くのです。輪郭の描き方としては、もう一つ方法があります。黒板の黒をラインとして残して輪郭を描く方法です。周りを塗りつぶさなければならないので大変ですが、印象的な作品に仕上がります。
濃淡のつけ方①ぼかしで表現
イラストは濃淡をつけると立体的に見えます。チョークでの濃淡のつけ方は、基本的に色鉛筆などと同じです。濃い場所はチョークを立てて持って強く塗り、薄い場所はチョークを寝かせて面でそっと塗ります。境目にラインができてしまった時は、塗った後に指やティッシュでこすってぼかすのがおすすめです。
濃淡のつけ方②線で表現
塗りつぶさずに、線で濃淡を表現する方法もあります。線が集まっている場所は濃く、線がまばらな場所は薄く見えることを利用するのです。縦線、横線、斜線、格子などを使い分けると、印象が違う影を表現することができます。髪の毛や羽毛など、流れがあるものを描く場合には、流れの向きを意識して線を描くように塗っていくと動きが出るのでおすすめです。影として黒板の黒を利用する方法もあります。
光が当たっている部分の表現
光が当たっている部分を表現すると、イラストは更に立体的に上手に見えます。描き方は、その部分に色を塗った上から白を乗せ、指やティッシュでぼかすだけです。白を扱うのですから、こする指やティッシュには他の色のチョークがついていないことも大切なポイントです。
混色やグラデーション
チョークは色が限られるのが難点ですが、チョークでも混色ができます。例えば肌色は、白を塗った上に赤と黄色をそっと乗せ、紫は赤と青、茶色は赤と黄色と青を重ねて塗るのです。それぞれ、塗った後にティッシュでぼかしましょう。どの色を多く塗るかによっても色調が変わるので、色の幅が広がります。グラデーションは、隣り合う色の境目を指やティッシュでぼかして作るのが基本です。
コツをつかもう!チョークで花を描く
とにかく黒板に描いてみる
黒板アートのコツを言葉で説明されても、なかなかピンとこないかもしれません。何事も「習うよりも慣れろ」です。小さな作品を黒板に描いてみると、コツがつかめてきます。こちらの動画はバラの花と葉と文字を白だけで表現していて、イメージをつかむにはもってこいです。
練習には花やシャボン玉や風船がおすすめ
まず輪郭を描いたら、花弁や葉っぱの縁取りを白く塗り、指でぼかして立体感を出していきます。それから葉脈を描き加え、文字を書き添えましょう。文字に強弱をつけて完成です。練習する時間がなければ、花一輪やシャボン玉や風船一つでもいいので、実際に黒板に描いてみるとコツがつかめます。
次項ではいよいよ、簡単でかわいい黒板アートの例をご紹介します。
簡単にかわいい黒板アートが描くコツをご紹介します。