ダメージジーンズをリカバリする方法
レディーススキニーなどは穴が大きく開いてしまうと直接肌が見えてしまいます。ダメージジーンズも経年履いていると穴が大きく広がる心配も否めません。大きく穴をあけてしまい、肌の露出度合いが恥ずかしいといった場合にリカバリする方法を紹介します。
レースを縫い付ける
わざと大きく開けたクラッシュ加工にレース布を裏から当てて縫い付けています。レースの布がストッキングをはいているかのように見えますので、セクシーな印象をプラスできます。また、白いレースがガーリーな印象を与えてくれます。
レース布を縫う時のポイント
- ダメージ穴よりも3cm以上余裕を持たせてレース布を切る
- 縫い合わせるときは穴ぎりぎりではなく、大きめに縫う
- 細かい針目で縫う
パッチワーク風当て布
色の異なるデニム生地をパッチワーク風に当て布補修をしています。デニムを重ねて縫い付けると、生地の重なり部分にアタリができておしゃれな雰囲気が生まれます。穴のお直しでも「ダメージ」に見えるので不思議ですね。
当て布補修のポイント
- ダメージ穴の周りをミシンなどで縫い、それ以上穴が広がらないようにする
- 穴より大きめのデニム生地を用意し、布端処理したのち表から当てて縫う
- 布が厚くなるので、手縫いよりミシン必須
ダーニング・ミシン補強
ジーンズの横糸が残っているので、その糸を生かし、新しい糸で織物のように補強する方法がダーニングです。北欧のお直し技法がジーンズをおしゃれにしてくれます。クラッシュ加工する場所を間違えてしまった、レディースジーンズなら下着が見えそうという時に使ってみましょう。
ダーニングのポイント
- 太めの刺繍糸を利用する
- はじめに穴の周りを一周並み縫いしておくと補強になる
- 横糸は薄い部分はあらかじめ糸を横に渡しておくとよい
おしゃれなダメージジーンズ3選
ダメージジーンズをどのように履きこなしているのか、どのようにダメージ加工をしているのか知りたいという人も見受けられます。ここではSNSで発信されているダメージジーンズの着用例を紹介します。
①バックスタイルにダメージ加工
簡単ながらも大胆なクラッシュです。バックスタイルの膝裏より上の部分にざっくりと1本だけ切り口を作っています。レディーススキニーだったら肌が大きく見えてしまいますが、ハイライズのワイドパンツやストレートだったらいやらしく見えません。ただし、加工の位置に注意してくださいね。
②当て布やパッチ加工
漂白剤でブリーチをかけた生地でしょうか。白く変色させたジーンズとダメージ加工、穴の裏側と表側それぞれから当て布パッチをしているデザインです。切られている部分は横糸も丁寧に切られているので、肌が大きく見えますが、それもデザインの一つとして受け入れられています。
③シンプルな加工
普段着カジュアルだったら、1ヶ所だけ控えめに手作りDIYしてみてはいかがでしょうか。シンプルなつくりですが、よく見ると少し大胆にクラッシュ加工されています。普段着でもコーディネイトによってはだらしなく見せてしまうのですが、大きめに切られてあると、むしろおしゃれに見えます。
まとめ
ダメージジーンズの作り方についてお伝えしました。思ったよりも簡単で作りやすいので、普段のジーンズスタイルに飽きたらぜひダメージ加工にチャレンジしてみましょう。やりすぎは禁物ですが、より魅力的に見せてくれるリカバリの方法もありますので、併せて実践してくださいね。