米1合のカロリーってどれくらい？米の種類別に目安のカロリーを紹介！

普段なにげなく食べているご飯ですが、1合はどのくらいの重さでカロリーがあるか知っていますか？食べ過ぎたときに米の量を調整するだけで、カロリーを調整するのも簡単に行えます。ご飯のカロリーと合わせて栄養素もご紹介します。

米1合をグラムにすると約150gです。炊いたあとは、どのくらいになるかというと約320gです。ご飯を炊くと150gの倍の300gになるわけではなく、半分以上の水分を吸収して約170mlの水分が必要です。1合の米を炊くのに使用する水分は180mlです。10mlは蒸発してしまいます。

米1合のカロリーはどのくらいかというと、約534kcalです。水分量によって多少変わりますが、1合ご飯を食べると500kcal以上摂取できます。米1合はお茶碗2杯分です。おかずが美味しくてご飯をおかわりをした場合には、一食で簡単に500kcalを摂取できます。ご飯100g当たりのカロリーは168kcalです。他の種類の米の1合あたりのカロリーについても解説します。

うるち米とは、私たちが食べている白米のことを指します。米には、「うるち米」と「もち米」などがあります。米というのは一般的な名称で、うるち米というのは、白米です。さまざまな呼び方がありますが、カロリーと一緒に覚えてください。ご飯の1グラムあたりのカロリーは1.68kcalです。

玄米のカロリーは、100グラムあたり165kcalです。白米と比べてもほとんど差がありません。100グラムでわずか3kcalしか変わらないのです。玄米は白米に比べて何が優れているかというと、食物繊維の量にあります。白米は不溶性食物繊維がわずか0.3gしか含まれていないのに比べ、玄米では水溶性食物繊維が0.2g、不溶性食物繊維が1.2gも含まれているのです。

もち米の100gあたりのカロリーは、202kcalです。もち米は白米と比べると炭水化物も脂質もほとんど変わらない栄養素を得られます。しかし、カロリーに差があるのは水分含有量が少ないためです。もち米を加工して作られる餅は、100gあたり234.9kcalありますので、合わせて覚えましょう。

雑穀米はうるち米にさまざまなものをブレンドしたものを指します。もちむぎや粟、きびなどをブレンドしているためにカロリーが低いように思われていますが、実は白米とほとんど変わりません。しかし、白米にさまざまな雑穀をブレンドすることにより、ビタミンやミネラルを追加で栄養を取れます。ダイエットには向きませんが、食感を楽しめますし簡単に高い栄養を摂取できます。

米の栄養素は「炭水化物」「タンパク質」「脂質」が多く含まれています。他にもビタミンB、Eやカルシウムに食物繊維なども含まれていますが、基本的な栄養素は以上の3つです。白米100gに対してどのくらい含有量があるのか解説します。

米1合の炭水化物は、115.65gです。ご飯の場合は、59.36gが炭水化物です。炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の合計です。炭水化物の表記がない場合には、糖質と食物繊維で表示されているので、確認してみてください。米1合は115.65gのうち114.9gが糖質、0.75gが食物繊維。ご飯の場合は58.88gが糖質、0.48gが食物繊維です。

米1合のタンパク質は9.15gです。米1合のご飯を炊くと茶碗2杯分になり、1杯（約160g）食べると約4gのタンパク質を摂取できます。タンパク質の量が減っているように感じるのは、ご飯は水を使用して炊き上げるためです。米のときに比べ若干少なくなります。

米1合の場合は、1.35gが脂質です。ご飯のときには0.48gに減少します。砂糖のように甘いものも糖質ですが、ご飯に含まれるデンプンも糖質になります。ご飯はデンプンが含まれているため甘く感じられます。

米のカロリーについて解説しました。米のカロリーを知ることで、簡単にカロリーや糖質制限を行え、ダイエットにつながります。大量にご飯を炊くときにも、100gでどのくらいのカロリーなのか知っているだけで、カロリーを気にして食事ができます。毎日食べることが多いご飯だからこそ、カロリーについて知ることが大切です。