はじめに
年々厳しさを増す夏の暑さの中、何をするにも辛く感じる方も多いのではないでしょうか。そんな体を応援するには何をしたらよいのでしょう。夏バテや熱中症に効果的な食材の1つが野菜です。特に旬の夏野菜は今が1番栄養価が高く、うま味もアップしています。水分量も多いため、栄養と共に水分補給も叶ってしまいます。今回は野菜を始めとする夏バテ解消におすすめの食材をたっぷりとご紹介します。
たしかにここの所、お疲れモードかもしれないな~。お腹の調子もいまいち。お腹にやさしい食べ物が知りたいよ。
わたしも。食欲は減るし、仕事中もぼーっとしちゃって。なにか対策はあるのかしら。
そんなときこそ、まずは食事を見直すがよい!次の項目から野菜についてお教えするぞい!わしと共に夏に負けない体をつくるんじゃ!
暑さ対策と夏バテ解消におすすめしたい食材①野菜
1.ゴーヤ
ゴーヤこと、にがうりはまさに旬の野菜です。加熱しても壊れにくいビタミンを含んでいます。筋肉の収縮を調整し体の動きを助けてくれるカリウムの含有量も多いので、肉や豆腐と一緒に炒めて積極的にとりたいものです。独特の苦みは好き嫌いが分かれますが、この苦みの元の「モモルデシン」は食欲増進の効果が期待できます。
2.やまのいも
夏バテによい食べ物となると、お腹にやさしいかどうかは重要なポイントといえそうです。その点やまのいもなら安心です。食が進まない時期でも消化のよいやまのいもはするりと食べられるでしょう。栄養面では、ぬめり成分のムチンが胃の粘膜を保護する効果が期待されており、ビタミンB群、ビタミンC、ミネラルや食物繊維を含んでいるバランスの取れた食材です。
3.ねぎ
ねぎといえば、むかしから日本人に馴染みのある野菜です。緑の部分はカルシウムやカロテンが豊富で、セレンと呼ばれるミネラルも健康に一役かってくれる栄養素です。白い部分にはビタミンCと硫化アリルが多く含まれています。セレンは活性酸素の発生と発ガンを抑制する効果が、硫化アリルは血行の促進がそれぞれ期待されています。
4.トマト
野菜の優等生、トマトにはビタミンCが含まれています。また、トマトと言えば注目したいのがリコピンです。リコピンは皮の赤い色素にふくまれています。体にとって有害な活性酸素の働きを抑える強い抗酸化作用が期待されており、また特徴的な風味は肉や魚の臭みを消してくれますから、調味料としてもとても優れています。
5.青じそ
青じその葉は夏に適した健康食です。まずビタミン、ミネラルが豊富であること。また、カルシウム・カロテン・ビタミンB2に関しては野菜の中でも群を抜いています。赤じそもカロテンの量は青に劣るものの、他の栄養成分は変わらないため、積極的に摂りたいところです。
6.にんにく
古くからスタミナ食材として役立ってきたにんにくですが、クローズアップしたいのがアリシンという成分です。強い殺菌作用があり、滋養強壮・スタミナ回復効果が期待されています。免疫力の向上と疲労回復を狙って積極的に摂りたい食べ物のひとつです。
次はフルーツで夏バテ対策をしていくのじゃ!
出典:写真AC