暑さ対策と夏バテ解消におすすめしたい食材④豆類
1.納豆
炎天の季節ともなると暑くてしんどい、食事の前の調理が苦痛という方も多いことでしょう。そんなときにぴったりなのが手軽に栄養を補給できる納豆です。納豆からとれる栄養は、たんぱく質・食物繊維・イソフラボン・ミネラル類(カルシウム・亜鉛マグネシウム)など多岐にわたります。ビタミンB群・アスパラギン酸で疲れた体のケアをして、メチオニンで肝機能を高める効果を期待すれば、お酒が好きな方の夏バテ対策としても有効です。
2.豆腐
大豆食品の代表格といえば豆腐。大豆イソフラボンをはじめとした栄養が摂れる高たんぱくで低カロリーな健康食です。ビタミンミネラル類も豊富ですから、豆腐が持っていないビタミン類であるビタミンA・C・Dを他で補えば、1日の栄養バランスを整えるのが豆腐1つで容易になるといわれるほどです。豆腐は油レスでたんぱく質を摂取できるため、お肌のキメを整える効果が期待されています。消化吸収しやすくお腹にやさしいのも夏場には嬉しいですね。
3.落花生
落花生はアーモンドなどの他のナッツ類と比べて強い抗酸化力を持つそうです。生活習慣病のきっかけにもなる体のさびの予防を期待できる魅力的な食材です。他にもビタミンE・ビタミンB群・ミネラル類・レシチンなどを含んでいます。薄皮とともに召し上がり、夏バテ対策だけでなく年間を通して生活習慣病を予防しましょう。
暑さ対策と夏バテ解消におすすめしたい食材➄その他
1.梅干し
梅干しといえば日本のソウルフードですね。梅リグナンは梅干しの中にあるポリフェノールの一種で強い抗酸化力があります。酸化すると金属が錆びていきますね。人間の体も日々酸化していきます。これを食い止めてくれる可能性を秘めているというから驚きです。
2.ごま
ごまは中国医学でも注目されるほどに健康的な食べ物です。疲労回復効果のあるビタミンB群があるほか、たんぱく質、ミネラル、脂質、ビタミンE、良質なアミノ酸はなんと必須アミノ酸が8種類も。また、オレイン酸は中性脂肪コレステロールを上昇させにくい効果が期待されています。他にも強い抗酸化作用のあるセサミンによる抗酸化パワーで老化の防止効果への期待が持てることも見逃せません。
3.キムチ
発酵食品はいつも体の心強い味方。中でも白菜で作るキムチは暑さで弱った体をヘルシーに応援してくれます。そもそもキムチとは、野菜を塩漬けした後にとうがらしなど薬味を漬け込んで発酵させたものを指します。このキムチ乳酸菌が腸内環境を整え、ひいては免疫力の向上につながるのが期待されているのです。また、お腹の調子がよくなると肌も整い、キメの整った肌への効果も期待できます。この夏はキムチから目が離せません。
4.ペパーミント
ほてった体を冷やしてリラックスしたい方はこちら。ペパーミントがおすすめです。シソ科のハーブで、主成分はメントールです。消化を助ける効果も期待されているため、風邪にも有効です。お茶やお菓子の香りづけとして使えば、おくちも体もサッパリすることうけあいです。
夏バテにいい食べ物って案外身近にたくさんあるのね!
普段の食事を見直せば、夏バテになる前から予防ができそうだね。
そうじゃな!食が進まない夏こそ、食事と向き合って欲しいものじゃ。
まとめ
夏バテ解消にいい食べ物をご紹介してきました。手に入りやすい身近な食材や旬の野菜の中に、これだけの栄養が詰まっているものかと驚かれたかもしれません。食が細くなりやすい季節でもありますが、少しでもスタミナ食材で栄養をとり、いろどりのよい野菜を使って、楽しく体調不良の予防につとめていきたいものですね。
出典:写真AC