病み上がりにおすすめの食事⑤調理のいらない食事
風邪やインフルエンザの症状が治まったとはいえ、まだまだ休養が必要な病み上がりの時期、誰かが料理を作ってくれればいいのですが、自分で食事を用意しなくてはいけない状況もありますよね。そんなとき、キッチンに立って料理するのは少しばかり面倒と感じる方もいるのではないでしょうか。そんな方におすすめの、調理のいらない食事を紹介します。
果物
食事のメインではないですが、栄養を補う意味で、手軽に食べられる果物はおすすめです。果物によっては洗って包丁で皮をむいて...と、ひと手間いりますが、それすらも億劫というときは、バナナやみかんがよいでしょう。洗わず手で皮をむくだけですからね。先に紹介したとおり、バナナは病み上がりにおすすめの食材です。みかんもビタミン補給として使えます。
アイスクリーム
アイスクリームの乳成分と糖分がエネルギー源になってくれます。インフルエンザのときに、熱が下がったあとに喉の痛みが続くことがあります。冷たく口溶けのよいアイスなら食べやすいですね。ただ乳脂肪は消化がよいとはいえず、冷たいアイスクリームはお腹にやさしいわけではありません。お腹がゆるいときは避けることをおすすめします。
レトルト食品
調理はせずに少しでも食事らしいものをということなら、レトルトでもよいのです。回復することが最優先ですから、身体が辛いときは無理せずに食べられるものを食べるのが鉄則です。雑炊もさまざまな種類が市販されています。日持ちもするので、もしものときのために数種類ストックしておくと安心ですね。
栄養ドリンクを活用
きちんとした食事はもちろん大事ですが、病み上がりに栄養バランスの整った食事を毎食用意するのは大変なことです。疲労回復効果のある栄養ドリンクを取り入れるのもよいでしょう。多くの栄養ドリンクは、「病中病後の体力低下時」に適応があるのです。寝る前はカフェインを含まないものを選びましょう。
体力回復に向けて
どうしても食欲がないときは?
無理してたくさん食べようとしなくて大丈夫です。病み上がりは消化機能が落ちているので、無理して食べるとかえって胃の負担になります。食べられそうなものを、食べられる量だけ食べてください。消化機能が回復すれば、おのずと食欲も戻ってきますよ。
水分摂取はしっかりと
風邪、インフルエンザのときの水分摂取は鉄則です。発熱による発汗、下痢、嘔吐で身体の水分が失われ、脱水を招くためです。病み上がりのときも例外ではありません。冬の空気は乾燥しているため、気が付かないうちに身体の水分が失われていきます。食欲がなくて食事量が少なめのときも、水分だけはきちんと摂りましょう。
充分な休息を
食事はもちろん、充分な休養が大切です。病み上がりは免疫力が落ちているときですから、いつもよりゆったり過ごし、早めに就寝するなど、休むことをこころがけてください。A型インフルエンザにかかったあと、復帰後すぐにB型インフルエンザになってしまったという話も、実はそれほどめずらしいことではないのです。病み上がりの過ごし方がその後の健康を左右するといっても過言ではありません。
まとめ
インフルエンザ、風邪の流行する季節、病み上がりの時期は誰でも通過するものです。適切な食事と生活習慣は、体力回復を早めてくれます。そして、元気になってからも風邪予防をお忘れなく。再び病気にならないよう、風邪、インフルエンザの流行期を乗り越えましょう。
出典:写真AC